【自分自身を大切にする生き方を知れた】当社メンバーのワーケーション体験インタビュー！

当社では最近、ワーケーション希望者に向けたガイドラインをつくる等、社員のQOLと生産性向上のための新しい働き方を模索しています。

今回は、先陣を切り海外でワーケーションを体験してきた社員にインタビュー！

キャリアから人生のテーマに至るまで、ワーケーションを体験してみて得たこと・気づいた点等、仕事の枠組みに囚われず得たワーケーションのメリットについて聞いちゃいました！

■プロフィール

氏名：有本（ありもと）さん

所属：プラットフォーム事業本部

入社年月：2022年5月 中途入社

まずは自己紹介からお願いします！

兵庫県出身です。通販専門のコンサルティング企業に新卒で入社しキャリアをスタート。通販企業に常駐し、新規顧客の獲得やコミュニケーション、管理を行っていました。趣味は踊ることと海辺でのんびりすることです。

当社に入社した理由を教えてください！

元々、前職で「もっとこうなれば皆働きやすいかも」と思う部分が多くあって。ただ変更するにも会社のルールや雰囲気的に難しい部分がありました。そんな時、次のキャリアを目指し転職先を探す中で、IMの考え方や事業を知って、非効率な箇所は積極的に削るスタンス、効率的にもなるデータを使った事業、そんな中でも人の感情も大事にする会社の価値観が合うと思い入社を決めました。社員の方々も優しいですが、べったりしすぎない距離感が丁度よいとも思いました。笑

入社後から現在まで、どのような業務をしていますか？

PerformanceDMP（当社が提供する成果報酬型のディスプレイ広告サービス）の販売拡大のため、導入促進活動や既存案件の改善を行っています。

入社後、案件の開始フローからキャッチアップしました。私が所属するチームでは、案件毎に担当が決まっておらず、チームで協力し様々な案件を進めていく形。そのためまず全体像の把握に努め、入稿の仕方はこう、ASP（アプリケーションサービスの提供者）さんとのやりとりはこう、という風に、業務ごとの進め方を一つずつ覚えました。結構工程が細かいため、全体像の把握に3か月程かかりました。

現在のミッションは主に二つ。一つは担当ASPさんの売上UPです。既存案件の管理を通して、売上の増減をウォッチし、その原因を突き止め改善していくための施策を講じること、サービス上の課題を社内にフィードバックをする等し、サービスの品質改善のための提案をしています。

もう一つは、チームで細かいプロジェクトが存在していて、私は業務フローやマニュアルの整備を担当しているので、今後入社して下さる方がより業務内容を理解しやすいような情報の整理、仕組み化に携わっています。ここはマニュアル化できそう等自身の体験を振り返りつつ、マニュアル化・テンプレ化できる箇所を探して形にしたいなと。私自身、『人』が自身のモチベーションになっていて、優しく聡明なチームのメンバーがすごく好きでして。役割としても、周りの方のサポート的な立場が向いている気がしているので、皆さんが働きやすい環境を作ることで、チームや会社に貢献したいです。最近では新卒社員の方にASPさん対応を引き継いで、業務を覚えて頂くサポートもしています。

今回ワーケーションの行先と期間、行こうと思った背景を教えてください！

行先はフィンランド、期間は約3か月です。

コロナ明けの都内の人混みが得意ではなく、月1ペースで地方に遊びに行くことでリフレッシュしていたのですが、国内は結構行ったな、と思い友人に相談したところ、フィンランドを勧めてもらったんです。
その後フィンランドについて色々調べた際に、『フィンランド人はなぜ午後４時に仕事が終わるのか』という本を読んで、日本との違いの多さにとても興味を持ちました。フィンランドの国が持つ文化や価値観に触れてみたくなり、行く決断をしました。

フィンランドでの近所の景色

あまり社内では前例がなかったと思いますが、どのように相談し実現に至ったのでしょうか？

最近ガイドラインが出来たようですが、私が行くと決めた3月頃にはまだなかったので、まずは身近な先輩に相談して。その後、マネージャーと労務担当の方にご相談をし、経営会議で取り上げて頂き承認を頂きました。会社としては前例がなかったので、リスク管理等もあり大変だったと思うのですが、相談から2週間という短い期間で迅速に進めていただき、本当にありがたかったです！

ワーケーションをするためにどんな準備をしましたか？

密にやりとりしている代理店の皆様には事前にお知らせし、電話ではなくZoomなどのテレビ会議で連携を取りたい旨をお願いしました。また、時差があるので、チームメンバーにはできるだけ午後に会議を組んでいただけるようお願いをしました。
その他、会社が海外での勤務においてセキュリティの懸念がないようにPCにツールを導入して下さりました。個人としては、都内の家を引き払いました。笑

会社やチームメンバーの方々の反応はどうでしたか？

有難い程に私の都合や考えを理解し尊重して下さり、本当に頭があがらないです・・！当初、GWに1週間だけ行く予定でしたが、出来るだけ長く滞在したかったので、勇気を出して先輩に相談すると「まずは会社に相談したらいいと思う！」と背中を押して頂きました。とても心強かったです。当社代表の簗島さんも「社会人だからという理由で、挑戦を諦めてほしくない」と快く背中を押して下さり、他の方々も快く準備を手伝って下さいました。

実際体験してみた感想（良かった点と大変な点）を教えてください！

働く上で良かったのは、都内と異なり自然豊かな環境が都心部でも徒歩圏内にあるので、休憩時間に森や湖を探索するなどでオンオフの切り替えがしやすかったです。自身にとっていい環境で仕事をすることでまた頑張ろうと思え、いい循環ができていた気がします。

大変な点は、強いて言えば時間の管理です・・！時差の兼ね合いで朝4時から働くので、（フィンランドとの時差：－6時間）前日夜20時就寝が目標でしたが、友人との約束があると難しい上、白夜や乾燥で深く睡眠がとれない点は体験してみて知りました。

あとは、フィンランドに身寄りがない中単身で渡航したため、当然ですが友人作りには苦労しました。最初はスーパーにいっても何がどこにあるか分からなくて、日本だと10分で済むような買い物に1時間かかったりして、結局何も買えずに半泣きで帰宅したり。移動手段が主にバスなのですが、経路がとても複雑でどれに乗れば自宅に着くのか分からずに、Googlemapで方向が誤っていないかずっと地図を凝視して確認したり。ATMを見つけられず、スロットマシンと間違えてお金を下ろそうとしたり。結局3週間くらいお金を下ろせなかったりして、生活をする上での苦労は色々ありました。笑

ATMと間違えたスロットマシン

近くの森

仕事の合間や業務後は、どのように過ごしていますか？

仕事の合間は、近所の森や湖を散策して過ごしていました。休日や業務後は、友人と映画鑑賞をしたり、イタリア人のルームメイトとお互いの国の料理を作ってみたり、サウナに行って水風呂の代わりに湖に飛び込んだり、寿司パーティやBBQをしたり、調味料探しの旅にいったり、色々していました！

散歩の様子

現地で出来た友人たちと

ワーケーション先、フィンランドのおススメスポットを教えてください！

①Sompasauna　
通常であれば10-18€するsaunaですが、ボランティアでなりたっているので無料なんです。サウナ後は湖に飛び込めます。男女兼用ですが半分くらいの人は全裸なので最初はびっくりしました。笑

②Oodi　
ヘルシンキで最も大きくて、世界基準で見ても美しいと名高い図書館。
木をベースにしたおしゃれな外観も素敵ですが、本以外にもチェス盤やミシン、3Dプリンター、ゲームまで常備されていて、いるだけで楽しいです！

③Helsinki Cathedralal
階段に座ってみんなよくお喋りしています。日向ぼっこに最適です！

saunaの写真。水風呂の代わりにダイブする湖

最後に、ワーケーションを通して得られたものがあれば教えてください！

私は、「やりたいことを追及できる人」「思いやりを持った人」を尊敬していまして。自身もそういう人であるために、まずは自分自身を充実させて、何がしたいか考え続け挑戦し続けられる人でいたいです。自分に満足がいく人は余裕があり、周りにも優しくいれるかなと。

そういった意味で、今回のフィンランドでの経験を通して、自分自身を大切にする時間の使い方を知ることができました。
元々「自分が我慢して周りがうまくいくなら」というような自己犠牲的な考えを持っていたのですが、少し体調が悪ければ約束を断ったり、早めに退散する等自分を優先させることも大事だなと。
フィンランドでは、疲れたらsaunaに行ったり、自然の中で過ごしたり、ゆらゆらと揺れるキャンドルの火を見たり、自分自身と向き合う時間をつくることで感情をフラットにできたんです。自分を大切にする時間を作ることで、ストレスなく生きられ、心から考え体験したいことに時間を投資できると知りました。

あとは、フィンランドに限らず海外で生活して知りましたが、「あなたは何がしたいの？」と聞かれることが多くて。海外では自分の意見を持って、はっきり言うことが当たり前だと知りました。そのため、「じゃあ自分はどうしたい？」とよく考えるようになり、マインドが変わった気がします。仕事中も自分の意志や意見を持ってはっきり発言をしよう、と思えたのは良い学びでした。これからも様々なことを経験して、価値観や自分の幅を広げていきたいです！

改めて、今回のワーケーションを応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。