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こんにちは、インサイト広報担当の岩下です。
今回は、新連載企画「管理職におすすめの本を教えていただきました!」をお送りします!
おすすめの本を紹介する取り組みは24卒の入社前研修でも行ったのですが、インサイトメンバーがこれまでどんな本を読み、そこからどのような影響を受けたのか知ることで、インサイトで働く社員個人の大事にしていることや思いを知ることを目的とした企画になっています。
第1回では、株式会社インサイト副社長の青島さんがおすすめするSF小説、ジェイムズ・P・ホーガンの『星を継ぐもの』をご紹介します。本の魅力について、青島さんに直接お話を伺いました。ちなみにインサイトグループオーナーの藤井さんもこの本がお好きだそうです!
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岩下:
この本とはどういった経緯で出会ったんですか?
青島さん:
今からたぶん10年くらい前に、藤井さんのおすすめで読みました。本自体はよく読むのですが、SFというジャンルについてはあまり触れたことがなかったんです。映画として観る機会はありましたが、小説として読む機会はなかったですね。
岩下:
経営者って分厚いビジネス本を読んでいるイメージがあったのですが、おふたりの間ではそういった本だけでなく小説もお読みになるんですね!
青島さん:
たしかにビジネス本を読むことも多いですが、ビジネス本ばかり読んでいるわけではないんですよ。『星を継ぐもの』は実際に読んでみるとSFというよりサスペンスやミステリーに近い内容で、どんどん読めましたね。SFといいつつ、学術的にいろんな角度から検証して読み解く展開がおもしろかったです。
岩下:
作品中のお気に入りの登場人物だったり、良いなと思った考え方はありますか?
青島さん:
主人公を含む登場人物が壮大な謎に挑む作品ですが、主人公が特定の視点にとらわれず自由な発想で物事を見ていく姿は魅力的に映りました。多角的な見方をすることはやはり大切だなと思っています。自分の専門領域の知識を深めることも大切ですが、詳しいあまり、知っていることからのみ答えを出そうとするとうまくいかない場合もありますよね。ただ、それぞれの領域に長けた登場人物が各々の矜持をもって動いている様子も描かれ、このような姿勢も同じくらい大切なものだと思います。このようなところはビジネスにも通ずるものがありますよね。
岩下:
最後に、この記事を読んでいる皆さんにこの本を推薦する一言をいただきたいです。
青島さん:
SFを普段あまり読まない人でも、ミステリーや歴史が好きなら興味を持てる内容だと思います。この本は「巨人たちの星シリーズ」と呼ばれるシリーズの一作目なので、もし『星を継ぐもの』をおもしろいと思った方は続編も読んでみてくださいね。僕は本を読むだけでなく本を読んだ後に人と感想を伝えあう中で新しい解釈を得ることができるところも好きなのですが、本を読むことは知識や物の見方を知ることができるだけでなくコミュニケーションのきっかけだったりそれに必要な能力を培うことにも繋がるのではないかなと思っています。
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青島さん、ご多忙ななかお時間をいただきありがとうございました!
取材をさせていただくにあたって私も『星を継ぐもの』を読んだのですが、とてもおもしろかったです!死体の正体を解明することが物語の大きな課題なので謎解き要素が多く、話の展開の速さにもメリハリがあり、SF初心者の私もチャレンジしやすかったです。先輩方も一緒に読んでくださったのですが、「たしかにそういう視点もあるかもしれない!それを踏まえてもう一度読み返したい!」と思うような感想を伺うこともできました。私自身本を読むことは好きですが感想や意見交換を直接行う機会があまりなかったので、とてもいい経験になりました。自分の言語化スキルだったり読み解きの浅さを実感したので、これからも本を読んで成長していきたいです!
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【今回紹介した本】
ジェイムズ・P・ホーガン(1977年)『星を継ぐもの』
月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で緻密な調査が行なわれた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。生物学的には現代人とほとんど同じにもかかわらず、5万年以上前に死んでいたのだ。いったい彼の正体は?謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、何倍もの疑問が生まれてくる。調査チームに招集されたハント博士は壮大なる謎に挑む……。(引用元:ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』裏表紙)
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