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「幸福度」と「生産性」が両立する組織をつくるためにはーインクワイアが目指す理想の組織像

組織は1日で完成するものではなく、集まる人が対話を積み重ね、理想の形を作り上げていくものだとインクワイアでは考えています。だからこそ、月に1度じっくりと組織について考えるオフサイトミーティング(※)は、インクワイアにとってかかせない時間です。

(※)オフサイトの概要については、こちらの記事をご覧ください。

3月のオフサイトでは、弱さの共有に関する話題のあと、理想の組織像についてのディスカッションを行いました。

まず、代表のモリから「インクワイアをどのような組織にしていきたいか」が共有されました。

モリ「インクワイアは『生産性が高く、幸福度も高い』状態を実現したい。がむしゃらに働けば売上は上がるかもしれないけど、みんなが疲弊してしまえば元も子もない。

一方で、ただ時間があってゆとりをもって働けばいいわけじゃない。短い時間で生産性高く働き、体調を崩すことのないようにウェルビーイングが高い状態もつくる。どちらかを諦めるんじゃなくて、両方兼ね備えた組織をインクワイアでは目指していきたいと思っています」

では、幸福度と生産性が高い組織はどうすれば作れるのでしょうか。モリの話を受けて、まずは一人ひとりが「生産性と幸福度共に高く働けている状態」を考えてみることに。

多くのメンバーからあがったのは「自分が興味や関心を感じる仕事をしているときが、生産性も幸福度も高く働けている」という意見でした。

なかがわ「仕事のオファーをもらう時は『興味がありそうな分野だからやってみませんか?』と聞いてもらえるんです。興味をもって取り組めそうな仕事を紹介してくれるから、私が書く意味を感じられるというか。それが生産性の高さや働く楽しさにつながっているんじゃないかな」

続けて、ライターの木村からもこんな意見が。

木村「最近、仕事が楽しいんですよね。それは、”老い”や”演劇”など人生の中でも特に関心のある分野を仕事を通して探究できているからなのかな。自分が日頃から自然と考えていることを仕事にできているから、モチベーション高く取り組めているんだと思います」

それぞれの興味・関心に基づいて主体的に仕事に取り組めること。それが、一人ひとりのモチベーションをあげ、生産性の高さにもつながっている。そんな意見が多くあがりました。

もちろん、何に興味があり、何をやりたいのかがはっきりとしているメンバーばかりではありません。ディスカッションではそれを明確にする方法についても話題にあがりました。

中楯「自分のやりたいことや興味・関心の解像度を上げるためには、個人で内省するだけでなく、他者との対話も必要だと感じます。自分のことは意外と自分でも分かっていないことが多い。他者からの客観的な意見で気づくこともあるんじゃないかな」

内省と対話を行う機会を仕組化し、組織のカルチャーに落とし込む。それが幸福度と生産性が高い組織であるためには必要なのかもしれません。

理想の組織像とは何か——

簡単に答えがでない問いです。しかし、すぐには答えが見つからないことこそ、組織にとって重要な問いであるとも言えます。これからもインクワイアでは、チームで対話を続けながら問いに向き合い、理想の組織像を少しずつ形にしていきたいと思います。

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