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なにをやっているのか

製造プロセスについて議論するオーストリアの取締役
オーストリアの製造施設からの景色
私たちイノバセル株式会社は、再生医療を通じて人々の健康とQOLの向上を目指すバイオベンチャーです。現在は便失禁(切迫性/漏出性)、および腹圧性尿失禁に特化し、再生医療等製品の研究・開発・製造を実施。患者さま自身の細胞(自家細胞)を注入する細胞治療により、疾患の根治を目指しています。 ■事業内容■ ・便失禁、尿失禁疾患を対象とした再生医療等製品の開発及び製造 骨格筋細胞の分離・培養・使用・配送に関する特許技術を有するほか、製造施設も保有。 欧州トップクラスの自家培養細胞培養の生産能力を有し、高いレベルでGMP(Good Manufacturing Practice)を遵守しています。 また、最新技術を使用した製造プロセスのオートメーションも積極的に実施。 より多くのお客さま・患者さまに、最高品質の製品をお届けできる体制を整えています。 ■累計調達額115億円を達成!■ 昨年12月、SBIとメディパルなどからの投資を受け、前身会社設立来累計調達額は115億円を突破。また、現在実施中のラウンド(シリーズC)では合計20億円超の調達予定もあり、さらなる資金の積み増しを目指しています。 前臨床・臨床開発などを加速させるだけでなく、株式上場の準備も着実に進めて参ります。 ■今後の展望■ 2023年9月の上場に向けて証券会社・監査法人も決まり、現在はやることを着々と進めていくフェーズです。先進的な再生医療開発環境を有する日本で株式上場を果たすことで、失禁に悩む患者さまにいち早く良い製品をお届けしていきたいと考えています。 なお、当社で初となる製品の販売承認申請は2025年を予定しています。 現在保有する3つのパイプライン製品のうち2つは後期開発ステージにあり、POC(Proof of Concept)も確認済み。上場時におけるバイオベンチャーの開発フェーズとしては非常に進んでいます。

なぜやるのか

いち早く患者さまに治療法を届けたい。そんな思いで、オーストリア子会社とも頻繁にオンラインミーティングを行い、意思決定していきます。場所に囚われず、WFH(Work From Home)も柔軟に活用。
患者さまの細胞を培養。厳しい基準をクリアした製品のみを、厳格な管理の下で患者さまに届けます。
■ミッション■ 当社の使命は、患者さまご自身の細胞をもちいた治療により疾患を根治し、患者さまの健康とQOL向上に貢献すること。 私たちは、便失禁と尿失禁を根治するために、革新的な細胞治療を開発しています。患者の皆さまが侵襲性の低い、たった1度の細胞注入で、尿失禁や便失禁が根治できることを目指します。失禁に煩わされることのない生活を、患者の皆さまが一刻も早く取り戻すために邁進してまいります。 ■病を治し、人を助け、社会をエンパワーする■ 当社が対象としているのは、尿失禁・便失禁などの疾患です。 こうした失禁関連疾患は表沙汰になることが少なく、治療製剤を開発する事業者も多くありません。しかし、当疾患に悩みを持つ方はたくさんいます。出産の影響で数年~十数年後に発症してしまう女性の方、加齢や別疾患の影響で発症する男性の方など、性別を問わず様々な方が直面しており、常に失禁の恐怖にさいなまれています。心身の健康はもちろんのこと、こうした病気が人の社会活動・社会復帰を阻害しているのは由々しき事態です。 私たちは再生医療を通じて、こうした課題を解決します。 そして、患者さまの疾患を治癒し、人と社会に貢献します。 ■“再生医療”のスポットライトを日本に■ 再生医療の分野において、日本はこれまで様々な形で世界をリードしてきました。 しかし近年は他国での研究・承認も進み、以前のように脚光を浴びる機会は減ってしまいました。代表の私は、この脚光を再び日本に引き戻したいと考えています。 開発品目数が少なく、かつニーズが高い当領域で成功を納め、もう一度日本にスポットライトをあてられるように。そして、人々の生活と暮らしをエンパワーする存在になれるように。今後もより良い研究・開発を積み重ねます。

どうやっているのか

カウンターでのカフェタイムはみんなのお気に入り。リラックスした雰囲気で、政治経済からお家のペットのことまで色んな会話がされます。
フラットな社風。役割に囚われず相談も意見交換も、あちこちで頻繁にみられます。
■イノバセルの強み■ 失禁疾患を対象とした細胞治療製剤を開発する企業が少ないこと、そして製造拠点を自社で保有してることが、当社の大きなアドバンテージです。事業のコアを成す製造部分を内製化することで、高い品質を担保しながら早いスピードで進められます。またパイプライン複数あり、一部は後期開発段階にあります。 ■メンバー&カルチャー■ フランクかつフラット、そして何よりユーモア溢れる職場です。 一同笑うことが好きで、ポジティブなマインドのメンバーが集まっています。 また、組織としてまだコンパクトなこともあり、階層も少なく、風通しの良さも魅力の一つ。オーストリアの子会社含め、伸び伸びと働いています。