こんにちは!株式会社インプリムで開発エンジニアをしている野呂です。
インプリムでは昨年に引き続き、今年度もインターン生をお迎えする事ができました。HAL東京 高度情報学科3年の大石さんと後藤さんです。10月1日から1ヶ月の間、お二人に取り組んでいただいたインターンの内容について紹介させていただきます。
今回のインターンではなんと!弊社製品であるプリザンター本体の機能開発を行っていただきました。
お二人を迎えるまでに、9月中に実施した顔合わせでの様子などを踏まえて、インターンを担当する開発メンバを中心に、インターンで実施する内容を検討しました。プリザンターでは今後の機能強化のひとつとしてグラフ機能の充実化があり、開発の難易度やアウトプットの結果が分かりやすいといった理由から今回の「グラフ機能の開発」を実施してもらうことに決まりました。現状のプリザンターでは登録されたデータを時系列チャートの積み上げ面グラフで表示する機能があるのですが、今回はこのグラフの種類を選択して折れ線グラフで表示する機能を追加してもらいました。
技術的な話になりますが、プリザンターのグラフ表示ではD3.jsというウェブブラウザで動的コンテンツを描画するJavaScriptライブラリを利用しています。開発当初は慣れない実装に苦労している様子でしたが、社員からのアドバイスや調べたことをインターン生同士で共有するとともに、デバッグ方法を習得して徐々にコードの理解が深まっていき、既存ロジックを参考にコーディングがてきるようになっていきました。どんな機能を実装するか検討する要件定義からスタートし、基本/詳細設計、コーディング、テスト、リリースまでを経験していただきました。日々のコミュニケーションは現場でのやりとりのほか、プリザンターやTeamsなどで日報や課題共有を行いました。
また、今回のインターンの中ではメインの機能開発以外にも、様々な経験を行っていただきました。朝会、プロジェクト進捗定例会、技術勉強会などの社内打合せへの参加、社長からキャリアについて話を聞く会(ソフトウェア開発者の「楽しみ」と「つらみ」の話。これからエンジニアを目指す多くの人に聞いてほしい内容だと思いました)、ユーザマニュアル作成のほか、IT技術の国際展示会であるCEATEC@幕張への参加、プリザンター利用者との交流会「Pleasanter UserMeetup」への参加など、自社製品を持っている企業だからこそ経験できるイベントなどもありました。
一般的なIT企業のインターンの中では製品の機能検討からリリース実施まで行うことはなかなか珍しく、OSSのプリザンターを開発しているインプリムならではのインターン経験になったと思います!最終日の社員会での交流では、お二人の表情が明るくインターンが充実していたことが伝わってきて嬉しい気持ちになりました。お二人が将来エンジニアとして働くために、今回の経験が役立てばとてもうれしいです。プリザンターのグラフ機能は今後も機能強化を図っていきたいと思います。1ヶ月の間、本当にお疲れさまでした!!
<お二人からもコメントをいただきました!>
■大石さん
リリースまでの流れを通じて、企画・設計・テストの要点、周りとの連携、会社内での報連相などの大切さを現場で実際に感じることができました。そして、実際にリリースを経験することで、自身が作成したものが公開される時の感情や緊張などを知ることができとても貴重な経験になりました。
■後藤さん
マニュアルや数字では表すことのできない細かい心配りが必要であることや、日々の成果を明確にし、業務をクリアしていくことの大切さが良くわかりました。またどこかのご縁でお会いできることがありましたら、その際は成長した姿をお見せできるように日々精進してまいります。