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【挑戦#02】「薬剤師=薬」、そんな固定概念なんてぶっ壊してしまえ。

ー挑戦するなら、IMKー

『大人も子供も、挑戦したくなる世界をつくる』

というパーパス(事業目的)を掲げ、社歴や経験を問わず、多くの人が挑戦をしている当社。


この記事では、挑戦者たちの言葉が誰かの背中を押し、

新たな挑戦が生まれるように、IMKに関わる全ての人たちの

“挑戦”にフォーカスし、発信していきます。


透明人間になる薬

僕が薬剤師を目指したのは、

「透明人間になりたかったから」である。


これだけ聞くと、ヤバいやつだと思われるかもしれないが

本当に最初のきっかけはこれだった。


『インビジブル』という映画を、知っているだろうか。


2000年に生まれた、SFホラー作品で

天才科学者が透明人間の薬を作り、数々の悪さをする内容だ。


映画の内容ももちろん面白いのだが、

僕が一番惹かれたのは透明人間になる薬を作るシーンだった。


主人公が、薬の分子配列を研究するシーンを見て

「薬ってこうやって作れるんだ...」

当時中学1年生だった僕はテレビに釘付けになった。


その日から僕の夢は、「透明人間になる薬をつくること」になった。


周りの同学年よりも割と早く将来の目標を確定させた僕は、

薬に関われる仕事を色々調べていた。


最初は、薬を作る研究職に憧れたが

かなり難しいことを知って諦め、普通の「薬剤師」を目指すことにした。


その後大学に進学し、無事薬剤師になるのだが、

一番苦労したのは大学時代の免許取得のための勉強だった。


僕は頭が悪いということを自覚しているタイプだ。


だからこそ、気合を入れてさあ勉強を頑張ろう!

と意気込んだ1年目、僕は体調を崩し入院することになる。


輝かしいキャンパスライフを夢見ていたが

スタートダッシュに乗り遅れた僕は、4年間勉強漬けの毎日を送っていた。


なのに、テスト結果は最終模試までずっとF判定。

正直諦めようかと思ったこともあったが、僕の徹底的にやり切る性格のおかげで無事合格ができた。


本当に”人生で一番頑張った”と胸を張って言える経験だ。


念願の薬剤師ライフ!

無事、薬剤師免許を取得し

勉強漬けの毎日から解放された僕は

念願の薬剤師になることができた。


一番最初の職場に選んだのは『ドラッグストア』だ。


夢のスタートは「透明人間になる薬をつくること」だったが、

大人になった僕は、辛い学生時代も支えてくれた家族に

何か還元できる職場で働きたいという気持ちが強くなっていた。


だから、家族にとって身近な場所であり

家族のためになる商品が多いドラックストアで働くことに決めた。


大体8年程度この職場で働き、もっと幅広い薬剤師経験を積むために

次のキャリアでは薬剤師派遣の会社に勤めることにした。


病院や老人ホームの門前薬局や、在宅医療の個人宅担当などなど。

様々な環境での調剤経験を得ることができた。


念願の薬剤師ライフ。

だが、僕は当時少しのモヤモヤを抱えていた。


僕ら薬剤師が目の前の患者を助けるには

「薬を出す」という選択肢しか持たない。


だから薬を出すことになんの違和感もなく仕事をしていたし、

この薬によって助かる人が大勢いると思って出してきた。


しかし、医療現場では、

飲み合わせ的に意味のない薬が処方されていたり、

薬の副作用に対して、薬が処方されていたり。


どんどん意味のない処方が増えていくばかり。僕は薬を減らしたいのに。


「どうせ副作用ないし、とりあえず出しておくか」

というテンションで薬を大量に出す。

こんなの、この人のためになるわけがない。


だが、僕ら薬剤師は医師の指示のもとでしか行動ができない。


僕の仕事に、意味があるのだろうか?

そんな出来事のたびに考えてしまった。


10年間の薬剤師経験で、

感謝されることも多かったが

このモヤモヤが晴れることはなかった。


医療従事者、なのに、助けられない。

派遣薬剤師を続けつつ、

海外へ行き様々なカルチャーに触れて

薬剤師という働き方から、新しいことを何か始めたいなぁ...

と新しいキャリアについて考え始めた頃。


僕の祖母にある異変が起き始めた。


『大介、誰と結婚したんだっけかな?』と

5分に1回、聞かれるようになった。


僕は、結婚していない...

だから毎回「してないよ」と答えていた。


このやりとりは、個人的には楽しかったけれど、

家族はそんな祖母の様子を見てイライラし始めていた。


身内の葬式でも明るく笑う一家だったが、

祖母の異変から家族が疲弊し始めているのを感じた。


それから間もなく、祖母は【認知症】と診断された。

僕はそんな祖母を見て、純粋に

「これ以上ひどくなってほしくないな」と思った。


薬剤師として、何か家族の助けになりたいと考えたけれど

認知症を根本的に改善させる薬は開発されていない。


薬剤師としておばあちゃんにできることはほぼない。

医療従事者なのに、助けられない。


であれば、薬に頼らずおばあちゃんを治す方法を考えようと思った。


早速、僕はネット検索を始めた。

そこで『MCTオイルで認知症改善!?』という記事に出会った。


薬ではなく、MCTオイルで血中「ケトン体」濃度が増え

認知症が改善された論文が出ているという記事だった。


できることは全てやろうと、

おばあちゃんの日々の食事にMCTオイルを入れるようになった。


そこから数週間、おばあちゃんの症状が明らかによくなったのだ。

以前のように笑顔が増え、ボケる回数も明らかに減っていた。


僕の目の前で、治せないと思っていた病気がMCTオイルで改善し始めている。

知らない世界が一気に開けた気がした。


そこから僕は、改善の鍵を握っている「ケトン体」をよく調べるようになった。


その頃に出会ったのがIMK Booksから出版されている「ケトタリアン」。

ケトジェニックダイエットについて書かれている健康実用書だ。

この書籍との出会いが、IMKを知ったきっかけだった。


その後まもなく、IMKが主催する

予防医学セミナーの広告を見てセミナーに参加することになる。


初めて参加する予防医学セミナーは、

医療従事者の僕でも知らない情報で溢れていた。

未知の世界に脳みそが喜んでいたことを覚えている。


僕の武器

セミナーで新しい情報を聞き、脳みそが喜んでいると同時に

この情報は、僕らが健康に生きていくための武器になると感じた。


もっと、この武器を使いこなしたい。

そう思い、セミナー後の個別カウンセリングに参加することにした。


カウンセリングを担当するコンサルタントと話す中で、様々なことに気付かされた。


医療の発達により、改善されるはずの

癌も認知症もアトピーも喘息もリウマチもADHDも自閉症も年々増え続けている。


遺伝か属性か、ストレスか。増えるのはしょうがないことだよね。と

なんで増えたんだろうなんて考えたこともなかった。


遺伝子が変わったという話は、よく原因として挙げられるけれど

遺伝子は人が生き延びるための進化する上で変わっていくものである。


だから、自ら病気になるために遺伝子が変わることはあまり考えられない。

戦後急激に変わった食や生活によって病気が増えている。という部分に気づいた。


薬剤師としての知識と、正しい健康知識という武器を持ち、

身近に迫る病気を防ぐことができたら。


僕はその日、パレオダイエット検定の受講を決めた。

旧石器時代の食事法「パレオダイエット」を取り入れることで

がんや認知症、糖尿病などの食原病が改善されるエビデンスを学べる検定だ。


僕の祖母や家族にも論文ベースの正しい健康知識を伝えられるし、

僕が薬剤師として新たなキャリアを歩む際に、きっと武器になる。


薬剤師=薬


という固定概念の中で、僕は生きてきた。


けれど、僕が必死に学んできた薬だけでは

大切な家族を守ることができないんだと実体験を通じて気づけた。


ならば、僕は薬を出す薬剤師ではなく、

正しい食や健康知識を処方するパーソナルヘルスコンサルタントになろうと思った。


この検定の勉強を始めた時は、IMKに入るなんて思ってもいなかった。


が、当時僕をコンサルティングしてくれた原口から

「面白いこと、始めませんか?」と声がかかり、

僕はIMKに入社しヘルスコンサルタントをスタートした。


僕の物語が、誰かの薬になる

IMKでヘルスコンサルタントを始めて、

僕は本気で目の前の人と向き合い、健康を伝えようと思うようになった。


僕の目の前には、健康を害してしまった人やその家族、

そして健康であり続けるために学ぼうとする人がくる。


僕たちが健康課題を深堀する中で、

自身の母親が自分の健康をどれだけ考え、献立を作ってくれていたか。

自分の今までの行為がどれだけ健康を害し、今の結果につながってしまったのか。

涙を流し、話してくれる人がいる。


そんな面談を通して、僕は改めて思う。

健康は、当たり前に手に入るものではないと。


けれど、多くの人は、健康に本気で向き合うことなく

当たり前に明日は来るものだと考え、生きている。


その考えが間違っているということ。

自分がやっている行為は、健康を害し

大切な明日をなくす行為だと気づいてもらう必要がある。


だから僕は、本気で伝えている。

一刻も早く健康になるための知恵をつけ、行動をすべきだと。


ただ知識を伝えているんじゃない。命の話をしているんだ。

本気だから僕はその人に厳しい言葉も伝える。


いつかやる予防なんて、存在しない。


自分や家族を助けるのは正しい知識をもち、本気で行動し続ける想いであると僕は思う。


僕が失敗してきた話や、薬剤師として得られた知識、

IMKで仕事を通して学んだ正しい健康知識と伝えた経験。


全て僕だけが持っている、誰かのための薬だと思う。

だから僕は、この場所で"挑戦"をし続けている。


これから健康を学びたいと考える人も、すでに健康を害し悩んでいる人も、

僕だけが持つ薬によって救えるように。

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