2019年12月の入社後、カスタマーサポートを担当する椎木さん。新卒で総合ディスカウントストアに入社し、広報業務全般を経験。その後、海外ブランドのメーカーで広報を担当、さらに30代の前半では脱サラをして、個人事業主として世田谷でカフェを経営。そんな中で次のステージになぜイマジン・グローバル・ケアを選んだのか。椎木さんの今までのキャリアを紐解きながらやりがいや信念を聞きました。
ーー学生時代にしていたことを教えてください。
大学では言語学を専攻しました。専門は朝鮮語/韓国語でしたが、さまざまな外国語に触れ、自由な校風も自分には合っていました。母国語である日本語の面白さを知るにつれ、語学への興味はますます高まり、その後に文章を書くという職業に就くきっかけにもなったように思います。
学問以外では、大学2年生のとき、友人にバイクの後ろにのせてもらったらあまりの楽しさに自分でも運転したいと思い、すぐにバイクを買い、自動車学校に通って自動二輪の免許を取得しました。そのバイクは生活環境の変化で数年前に手放してしまったのですが、当時は嬉しくて楽しくて、都内の移動はほとんどバイクを使っていて、排気ガスで顔が汚れるのもいとわずよく乗っていたなと懐かしく思います。
大型バイクに乗る友人たちとよくツーリングにも出かけたのですが、自分が乗っているのは200ccのイタリア製スクーターVespaで排気量が小さいので、休憩するサービスエリアで待ち合わせをしながらともに目的地を目指したり。仲間とゆるくつながりながら、主には自分で考えて行動する自由さに夢中になりました。
大学卒業後は、インターネットで同じようなヴィンテージバイクに乗る人たちの集まりを見つけて仲間に入れてもらい、都内のカフェから郊外のパン屋めぐり、苗場のフジロックフェスティバルまで、とにかくたくさん走っていました。同じようなバイクに乗っているという共通項ひとつで、いろんな業種の人と知り合い、出かける先で食・音楽・アート・ファッションなど幅広く視野が広がるのが楽しくてしょうがなかったですね。
ーー学生時代はバイクを通じての新しい出会いや発見が多かったんですね。大学卒業後はどんな仕事に就いたのでしょうか?
大学卒業後、新卒は総合ディスカウントストアの本社で広報課に配属になりました。話題に事欠かない会社だったのでテレビの報道からバラエティ、新聞の経済部から社会部、流通情報、情報誌まで毎日たくさんの取材を受ける部署でした。芸能人の撮影に立ち会う機会も多かったので「私ではなく、もっとミーハーな気持ちで盛り上がれる人のほうが良いのでは?」と当初は戸惑いもありました。しかし、1000本ノックのように取材や記事校正を続け、入社2年目にプレスリリース作成を任されるようになりました。広報課として、情報を正確かつポジティブな表現で発信することにやりがいや達成感を感じる機会が増えるにつれて、語学への興味から文章を書くという職業に就いた自分を納得させることができるようになったと思います。その後に転職し、海外ブランドのメーカーで広報を担当、さらに30代の前半は個人事業主として世田谷でカフェを経営していました。
ーー大学での言語学の経験を生かして新卒から広報として働いたのちにカフェを経営しようと思ったのはなぜですか?
30歳の時、旅先で出会ったイタリアやスペインのバル文化への憧れからカフェを始めました。人と人とがつながる場所をつくりたい、失敗してもいいからやるなら早いうちにやってみたいという思いから、お店をオープンしました。小さなお店でしたが、地元の人たちがつながる場所となり、小さな拠点はどんどん大きくなっていき、ちょっとしたコミュニティとなっていました。開業の翌年に起きた3.11東日本大震災では近所の人やお客さまと声をかけあい、不安が続くなかでも「私たちは大丈夫!」と心強く過ごしたことは、一生忘れられない思い出です。フォトグラファーやデザイナーなど、クリエイティブに携わる人との出会いが多くあったことと、徹底して相手の話を聞く接客の経験が今の自分にとって糧になっています。
脱サラしてカフェを始めて7年、40代を目前にして、化粧品メーカーに再就職しました。プレス業務の傍らで顧客からの問い合わせ対応も行っていましたが、顧客対応に強い魅力を感じていたものの、販売店に卸すメーカーだったのでお客様と接する機会が増えませんでした。目先を変えて転職活動を行うなかで、イマジン・グローバル・ケアに出会いました。
ーー転職活動を通じて、なぜイマジン・グローバル・ケアに入社を決めたのですか?
最初の面接で、とにかく採用担当者がとことん私の話を聞いてくれたことにまず驚きました。PRでの募集だったのですが、カスタマーサポートにも興味があることを伝えると、「実はカスタマーサポートでも募集を出していて、チームリーダーに会ってほしい」と返事が返ってきました。そして、社長面接に進む段階の手前で予定外の面談をセッティングしてもらい、入社に至りました。
ーーそんな偶然があったんですね!転職活動のなかでサプリメントや健康食品の会社に興味があったのですか?
実を言うと、入社に至るまではサプリメントにはまったく興味がなく、健康食品なんてうさんくさいと思っていました。ましてや、高齢者向けの商品には興味すらありませんでした。それまでの経験から化粧品業界を中心に転職情報を探していて、コスメとサプリメントのメーカーは同じ「美容・ヘルスケア」カテゴリーでした。面接の機会を増やしたいと思い軽い気持ちで応募しましたが、ちょうど40歳を前にライフスタイルを変えたいと考えていた自分にとってもサプリメントによるエイジングケアを他人事ではなく、まずは仕事として向き合ってみようと思いました。
また、採用担当者は面接を互いの相性を見極める場として捉えており入社前にたくさんやり取りをしていたので、不安を感じることなく入社することができました。それは、現在、カスタマーサポートチームがモットーとしている「お客さまにとことん寄り添う」姿勢にも通じるものだったと思います。
ーー入社して感じたことを教えてください。
子どもがいる親である社員も多く、子育てと仕事の両立が可能で柔軟な働き方が当たり前になっていることに驚きました。そんな社内文化の恩恵は、入社2年後に迎えたコロナ禍のはじまりにおいて、リモートワークにスムーズに移行できた時により一層強く実感しました。フラットな組織で、少数精鋭で働いていますが、人間関係は良好だと思います。みんな仕事や家庭のことで忙しくしているので、余計な足の引っ張り合いなどはありませんね。
ーー最後にどんな人と働きたいと思いますか?
現状を把握して、今やるべきことを自分で考えて行動する人です。
業務は各自が強みを活かして企画をし、直接社長に決裁を仰いで進めています。何事も検証して成否の要因を探ることにまずは価値がある、という考え方が浸透しているので、新しいことに挑戦できる土壌があります。明確な業務分担の区分けがないので、本業であるカスタマーサポートに限らず、手を挙げた人が担当者になることもできます。カスタマーサポートチームは特に幅広くあらゆる場面に関わる機会があるので、チャンスも多いのですが、常に業務の優先順位をつけなければならず、葛藤を感じることもありますね。上司がいないので、自分で目標を立て、課題を設定し、企画を実行して検証する必要がありますが、それが楽しめる人にはエキサイティングな体験ができると思います。
ーー椎木さん本日はありがとうございました!
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