CEOインタビュー/ DESIGN, for good days〜ILY,が目指すもの〜

CEO 辻原咲紀 / Designer

●ILY,とは?

Design, for good days　デザインを手段により良い世の中に貢献する会社

ILY,では、コミュニケーションデザインを軸に、コーポレートブランディング、ビジネスデザイン、サービスデザインなどの設計段階から、デジタルツールだけでなくプロダクトや空間デザインなどのフィールツールクリエーションまで、幅広いデザインをワンストップで提供しています。

Design, for good days.この言葉に私たちの目的意識を集約していて、ILY,ではデザインをビジネスや社会課題の解決手段だと捉えています。デザインを通じてより良い社会や未来に貢献していきたい。それが私たちILY,の想いです。

例えばコーポレートブランディングのお手伝いをさせていただくことがありますが、まずは何のためにブランディングに取り組むのか？をお客さまと一緒にとことん考えます。実現したいビジョンはなにか？届けるべきメッセージは何なのか？社会とどのように関係し、成長すべきなのか？

インタビューやディスカッション、ワークショップを重ねながら企業や事業の中長期計画と足並みを揃えていきます。その中でブランディングの根幹を共に築きあげ、その目標やビジョンを実現する手法を整えていきます。私たちが目指すブランディングは単に収益を拡大したり、経済成長のみを希求するものではなく、社会に必要とされる会社や事業・サービスへリデザインしていくことです。

私たちが重視しているのは、部分最適と全体最適の両立を実現するデザインです。

「会社やサービスをよくする」といった一見ミクロにみえる部分最適は、積み重ね・拡張していくことで「社会を良くする」という全体最適（=みんなにとってよい）の実現を可能にすると信じています。そんな想いをもって、デザイナーを中心に多様なプロフェッショナルと協働しながらgood daysのための手法を模索し実現に取り組んでいます。

思いっきり楽しむことで良いアイディアが生まれる

そういう意味で、ILY,の仕事って複雑で抽象的なことが多いかもしれないですね。夢や理想ってやっぱり最初は抽象的なものです。抽象的なものを具体化・最適化するスキルに長けているのがデザイナーだと思っています。

さらに大事なことは「とことん楽しんで追求すること」だと考えています。

「これでいいや」と妥協してしまったら、そこに新しい可能性は生まれない。とことん苦しんで追求し、楽しく自由に発想する。「本当に考え尽くされた品質の高い仕事を提供していく」こと。これが根幹にあります。そんなことを言ったら「厳しい会社」を想像されるかもしれませんが、基本的には明るくて楽しい会社だと思います。

お客さまとの間であっても、社内であっても、楽しくなければよいいアイディアは生まれてきません。「アイデアは楽しい場所が好き」なのです。「昨日見た映画で、こんなシーンがあって」「若手の漫才コントの展開が素晴らしくて」「あの漫画の名セリフがアツくて」とか。一見目の前の仕事と関係のないような発言が他の要素と絡み合う中で、最終的に素晴らしいアイディアになっていったりするんですよ。誰もが気軽にアイディアを口にできる、明るく楽しい雰囲気が良いデザインを生み出すために必要です。

また、ILY,でのプロジェクトは自ら手を上げて「アサイン希望」を出してもらうことも多いです。個人の「やってみたい！」「もっと追求したい！」といった想いが原動力になっています。そのほうがクライアントにとっても、メンバーにとっても成果においても良いものになると考えています。こういった働き方や目的意識に共感いただける方に新しい仲間として加わってもらえたら嬉しいですね。