こんにちは、システム本部の田中です。一休でエンジニアとして、エンジニア採用や情シスなどを担当しています。今回は「Wantedly Peopleリリース記念キャンペーン」にのっかって、「エンジニア採用のときに大切にしていること」というテーマで5つのポイントをお話したいと思います。
1. 面接 = 候補者との認識合わせ
1つ目は面接の考え方についてです。候補者は面接を通じて会社を見ますし、面接担当は候補者を見ます。この関係はフェアなものだと考えていますので、「面接は候補者との認識合わせの場」という意識で面接を実施しています。
また、最近では「カジュアル面談」として、まずは会社に来ていただいて
- 会社の紹介や事業の状況
- 採用したいポジションとその背景
といった内容をお話するケースが増えています。Wantedlyの「まずは話を聞きたい」での応募がその代表例ですね。カジュアル面談を通じて、会社のことを理解いただき、納得感を持って応募いただくことで、双方の認識に齟齬が生まれないように気をつけています。
2. 多様な視点を入れた採用プロセス
2つ目は選考のプロセスについてです。一休では1人の候補者に対して、2~5名程度のエンジニアが書類選考や面接に関わっています。書類選考や面接の所感はエンジニア全員が閲覧可能な状態にしていますので、自分が担当していない場合でも候補者のプロフィールを閲覧して所感をコメントすることが可能です。最低でも2人以上のエンジニアが選考に関わることで、多様な視点で候補者と向き合うようにしています。その分、採用にかけるコストは増えていますが、
「自分たちの仲間は自分たちで探して連れてくる」
という方針のもと、ある意味覚悟の上で実施しています。また、現場のメンバーが採用プロセスに関わることで
- 候補者が入社した場合に採用にかかわったメンバーが入社後のフォローに積極的になる
というメリットもあります。自分が選考に関わっていますので「会社・チームに早く馴染んで活躍してほしい」と意識するようになると考えています。
3. 候補者の志向や資質によってオファーするポジションは柔軟に
3つ目はオファーするポジションについてです。あくまで候補者の志向がマッチすればという前提ですが、候補者の志向や資質を見ながら「いまの一休ならこのポジションがマッチするのでは」と考えて別のポジションでオファーをすることがあります。プロダクトマネージャーとして応募いただいた方が、選考を進める中でデータエンジニアリングやマーケティングに強みがあるということからデータエンジニアとしてオファーしたという実例もあります。
現在は幅広く職種を応募していますので、候補者に納得いただけるのであれば応募職種にこだわらずに一番活躍出来るポジションでオファーをしたいと考えています。
4. サービスや組織にとって良い変化をもたらしてくれるか
スキルマッチやサービス開発に対するマインドも重要なのですが、 「この人が入社したら、サービスや組織に良い変化が起こる」 と感じられるか、という部分も大切にしています。
- 技術力やリーダーシップ
- 「このサービスを作ってきた」といった今までの経験・実績
- 「ユーザに良いものを届けたい」というマインド
など、候補者が持つ強みがサービスや組織にどう活かせるかというポイントを選考のプロセスを通じて見極めています。
5. オファーから入社までの期間も大切に
最後はオファーを受諾いただいた後のお話です。
キャリア採用の多くは、現職との調整や有給消化などのため、オファーを受諾いただいてから1~2ヶ月後に入社という流れが一般的です。
その期間を利用して、会社や業務について少しでも理解していただき、入社後にスムーズに業務に入っていけるように以下の工夫をしています。
月次全社集会に招待する
一休では、毎月第一月曜日に月次全社集会という社内イベントがあります。社長をはじめとする役員陣から前月の事業概況を全社員に向けて共有し、その後は社内のラウンジでアフターパーティーで懇親するというものです。
月次全社集会のアジェンダ(例)
この月次実績共有会に内定者を招待して、事業の状況を聞いていただいたり、パーティでチームのメンバーと懇親していただいています。
入社までの間に、タッチポイントを作ってフォローアップする取組みとして、今後も続けていきたいと思います。
おわりに
今回、Wantedlyさんの企画にのっかって、「採用のときに大切にしていること」について書きました。改めて
- 自分たちがどういった方針で採用をしているか
- 採用するときに大切にしていること
をふりかえる、とても良い機会になったと思います。素敵な企画を考えてくださったWantedlyさんに感謝ですね。 今後もWantedlyをどんどん活用して、社内の情報を発信していきたいと思います!また、一休で働くことを検討されている方々にとってこの情報が少しでも参考になれば幸いです。
一休では、一休.comをはじめとするサービスを共に成長させてくれる仲間を絶賛募集中です。
ご興味のある方は、まずは「話を聞いてみたい」から。ご応募お待ちしております!