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イードではどのようなキャリアを積める?入社4年目のプロデューサーを直撃!

Webニュースサイトを中心に、21ジャンル・79のメディア・サービスを運営している株式会社イード。新入社員はそこでどのような仕事を任され、いかにしてキャリアを積み上げていけるのでしょうか? それを確認すべく、来春(2024年春)からの入社が内定している濱田 果歩さんが、イード社員の柿木 尚斗さんにインタビューを実施しました。

2020年に新卒入社した柿木さんは、この春から社会人4年目を迎える若手社員で、車・アニメ・映画・教育・ゲーム…など、さまざまなメディアを横断して取り扱うメディア事業本部のビジネス統括部でプロデューサー(≒広告営業)を務めています。なぜイードを選んだのか、入社してからの最大の失敗と成功はなにか、そして学生のうちにしておくべきことは……Webメディアに興味のある方は必見です!

濱田 果歩さん(画像左)、柿木 尚斗さん(画像右)

「好きなだけ」では就職活動はうまくいかない

――柿木さんが就職活動されていた時、イードに入社を決めた理由を教えてください!

旅行やバイクが好きなので当初は航空会社やバイク・自動車業界などを考えていたのですが、ほどなく「好きなだけでは就職活動はうまくいかない」ことに気が付きました。

そこで「自分が本当に仕事にしたいことはなんだろう?」とあらためて大学時代を振り返ったところ、「もっと欲張りになりたい」という答えにたどりつきました。大学では、生物学・刑法・経済学・神学など、興味がわいた講義はなんでも出席していましたので。

専攻は、SNSをはじめとする今ならではのメディアの姿を追う社会学でしたのでWeb業界・Webメディアに強い興味を持っていたこともあり、イードに入社を決めました。

趣味で楽しんでいるバイクを納車したとき撮影されたとのこと


――入社してからこれまでで、印象に残っているお仕事はありますか?

教育情報サイト「リセマム」でのある記事広告制作のディレクションがすごく印象に残っています。原稿が完成し、上長のチェックは通ったのですが、先方から最終チェック時に「記事をイチから作り直してほしい」というご要望をいただいてしまったんです。

広告代理店の方に「先方はどこが不満に感じたのか」を深くうかがってみたら、どうも「記事が冗長であるのが不満」なのだと分かりました。

それが理由であれば作り直しせずとも対応できると考え、記事全体をシェイプアップしてもらいつつ、見出しだけでそのパラグラフの結論を分かるようにしたり、興味があるところだけを読めるインデックスを記事冒頭に付け、可読性を上げることで、最終的には満足いただけました。

この時の経験のように「問題解決のために考えた筋道がうまくハマってくれた時」は大きなやりがいを感じます。もちろん口には出しませんが「ほら、狙い通りになったでしょう?」と言いたくなります(笑)。


プロデューサーとは何かを学んだ大きな失敗

――反対に、これまでにしてしまった大きな失敗談はありますか?

入社2年目の夏に、とあるオンラインイベントを実施したことですね。当初は7月と8月に1回ずつ実施する予定でしたが、7月開催の集客がよくないので、一時期は先方から「8月の開催はやめようと思います」というお達しを受けてしまいました。

そして、その原因は自分にあるようなものでした。当時は「営業は受注がゴール」と考えていました。案件を取ってきて、編集部につなげられれば自分の仕事はそれで終わりだと。

でも、そうではないんです。イードでは広告営業という言葉を基本的に使わず、プロデューサーと呼称します。そしてプロデューサーは「クライアントの本当の要望は何か」、「その実現のためにイードができることは何か」までを考え、しっかり形にできなければなりません。そのような業務を単なる営業だととらえていた自分の落ち度です。


――なるほど…その失敗から、どのような学びを得たのでしょうか。

仕事への価値観が大きく変わりました。自社のことだけを見ていてはいけない。かといって、クライアントのことだけを見ているのもいけない。記事をご覧になる読者も頭にいれつつ常に相手の目線に立って物事を考えるのがイードのプロデューサーに求められることなのだなと。


――私は来春入社してからの業務に向けて「絶対に失敗したくない」という不安がありますが、失敗を糧にされたのですね。

もちろん、失敗しないに越したことはないですよ。自分も、失敗をしたくてしているわけではありませんしね。ただ、失敗を恐れるとチャレンジはできない。イードにはチャレンジした失敗に対して寛容な文化があると思います。


イードの「プロデューサー」に求められること

――プロデューサーとして、営業面で重視していることはありますか?

スピードです。クライアントからメールが来て、返信の必要性があるならすぐに返します。入社1年目は、内容次第では即返答できないこともあるかもしれません。そういう時であっても先方には「確認が取れ次第、すぐにご連絡します」と返信していました。少なくとも、メールを見てくれている、対応してくれていることは相手に伝わります。

それとは別の話として、何らかの企画書や提案資料などを手がける時も、4割ほどが形になったと感じたら先輩に確認をしてもらうようにしています。どれだけ深く考えて時間をかけたところで、先輩方の仕事にはまだ敵わないわけですし。

そうすると、先輩方が的確なフィードバックをしてくれるので、それを元に仕上げます。


――ビジネス統括部では、自分に予備知識がないジャンルに接することもあると思います。そうした際に心がけることはありますか?

無理にしなければならないことは、特にないと思います。プロデューサーとして必ずしなければならないことは5W1Hをきちんと押さえて整理しておくことですから。特定のジャンルや商材、コンテンツなどへの知識が必要な局面では、素直に編集部のみなさんを頼ることにしています。適材適所で人を頼ることは、悪いことではありませんからね。


――イードのプロデューサーに向いているのは、どんな人でしょうか?

好奇心旺盛であること」、「完遂できる力があること」、「リーダーシップがあること」の三つだと思っています。リーダーシップに関しては、矢面に立って周囲の人をグイグイと引っ張っていく必要はありませんが、先ほど話したように「自分が分からない分野に関しては編集部の詳しい人にフォローをお願いする」などの折衝力は望まれます。

普段から周りをしっかり見て、コミュニケーションを取っておくといいですね。「この編集部のこの人は、こうしたジャンルに深い知識を持っている」というのがあらかじめ分かっていれば、スムーズに仕事ができます。


「自社にしかできないこと」を考える楽しさ

――ビジネス統括部ならではの仕事の魅力は、どのようなところにありますか?

カタカナばかりで恐縮ですが「ハードではなく、ソフトを追及するおもしろさ」にあると思っています。

言い換えるなら、広告というモノ(ハード)ではなく、それを通して実現できる体験や未来(ソフト)だけをずっと考え、追及し続けられるのがやりがいです。

ビジネス統括部が日々接する広告代理店の方々は、当然のことながらプロモーション手法というものをよく理解しています。そのうえで「“イードだからこそ”できることは何ですか?」と聞かれることが多いです。代理店の方からすれば、他の会社に依頼してもいいわけですから。

だからこそ、こちらは「イードでしかできないこと」を常に考え、すぐにご提案できなければなりません。そこがおもしろいですね。まだまだうまくできていない面もありますが。


――それでは、ビジネス統括部が持つ課題はありますか?

ビジネス統括部というよりイード全体の課題ですが、日々のコミュニケーションをもっと改善できないかと考えています。コロナ禍をきっかけに、イードはリモートワークが常態化しました。

相手の表情やジェスチャーが分からないチャットメインのコミュニケーションは、情報が不足して真意が伝わりづらい面もあります。働きやすさという意味ではメリットが大きいリモートワークですが、こうしたデメリットを会社としていかに解消していくかが当面の課題かなと。

自分は入社1年目の時、先輩方に「今(チャットで)話しかけてよいか」が判断できずコミュニケーションに困りましたので、後輩たちにはこちらから積極的に話しかけたいと考えています。


仕事へのこだわりや哲学がやりがいをもたらす職場

――そうして日々コミュニケーションを取るうえで、イード社員にどのような印象を持っていますか?

仕事に関する確固たるこだわりや哲学を持っておられる方が多いです。「過度のリップサービスをせず、クライアントに対して安請け合いをしない」、「社の新人には積極的に話しかける」、「仕事を選り好みせず、何でもやりとげます」……など、さまざまな哲学があり、みなさんがそれを日々貫いています。

そして「あなたのこだわりもいいよね」と、お互いにそれを認め合う寛容さを持つ職場であると感じます。視点を変えるなら、そうしたこだわりを持っていない人は苦労してしまうかもしれません。


――これから就職活動する学生に向けて、入社前にしたことで今役に立っていると思うことがあったら教えてください。

勉強・サークル・アルバイトなど何でも構いませんので「学生時代に、これだけはしっかりやりました」と言える経験をしておくといいと思います。

自分の場合は、海外への一人旅やテーマパークでのアルバイトですね。英語が通じない方と接する機会が多かったので、身振り手振りなどをまじえながらこちらの意図を正確に伝える力や相手の真意をくみ取る力が身についたかなと。

韓国ソウルにて


――最後に、今後ご自身がどうなっていきたいかというビジョンがありましたら教えてください。

抽象的ですが「日々の積み重ねがおもしろい未来に繋がっていくと信じ、毎日ベストを尽くすこと」でしょうか。

長期的には、社内のみならずクライアントからも「柿木に相談すれば何とかなる」と思ってもらえる存在になりたいと思っています。


――ありがとうございました!

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