株式会社ゲインと共同で運営する、ナゴヤで楽しむWEBメディア「日刊ケリー」が1周年を迎えることができました。アイデアクラウドとしては挑戦的な試みでしたが、共に強みを活かし1周年を迎えることができました。
アイデアクラウドは受託だけでは無く、主に東海圏で様々な共同事業を行っており、先日お伝えした「ナゴヤVTuberまつり」などを始めとしたmVTuber事業も中京テレビグループとの共同事業で行っております。
なぜ共同事業に踏み出したのか?制作だけの限界
制作会社を10年近く経営して感じたのは、テクノロジーの加速で、クリエイティブが一般的になり、クオリティを問わずといった領域に限りますが、一定のものが誰でも生み出せるようになってきており、そのスピードも範囲も年々広がってきています。
これは高いレベルでクリエイティブワークをしている方々にとっても、全体でみると価値の損失となっており、確実に制作単価は下がってきており、制作会社間でも格差も生まれてきていると思います。
選んでもらえない、価格に見合わない価値を提供できていないから仕方が無いと言ってしまえばその通りなのですが、クリエイティブの一般化がもたらした、プロのラインの変動による影響も大いにあると感じています。
制作会社が今後生き残るために
アイデアクラウドでは、単純にWEB制作だけでは無く、もっと上位概念からブランディングやコンセプトワーク、さらにその先のビジネスを創るということも事業の一つとしています。
これは制作会社から一歩踏み込んだ行為で完全に受託では無く、自らビジネスの中心にいて、それらを作っていくということ。つまり、従来の制作会社の範疇を超えて、リスクを取るという事です。
これは、受託に慣れていると、非常に怖く。安く大変な仕事でも、確実にお金が入ってくる状況とはまた違う感覚となります。
今後の制作会社の行き先として、これができるところと、できないところに大きな差が生まれてきそうな気がしています。
アイデアクラウドでは上記のような事もチャレンジしていますが、WEBページがどこから見ても、普通のWEB制作会社に見えるというご指摘も頂いており、現実のギャップがある状態になっているため、リニューアルに向けて動き出しています。
一つ踏み出した制作会社として、今後の制作会社の一つのロールモデルとなれるように全力で共同事業・自社サービスの事業化に取り組んでいきたいと思います。