毎週のルーチンワークとすると、仕事でも会議でもブログでも、もうこの日が来たと感じてしまうのは何か原理があるのかというぐらい、あっという間の1週間。今回で3回目の週報です。今週は社内ルールについてです。
小さな会社、社長とそのプラスアルファの会社では社長=ルールだったりして、その時の気分ですべてが決まる。そんな会社も多いと思います。またルールという言葉自体を毛嫌いして、ルールは敷いていないというクリエイティブな会社も多く、暗黙の了解というもので括っている場合も非常に多いと思います。
アイデアクラウドも、ご多分にもれず、曖昧なルールの中で進んでいました。それが良い部分もあり、悪い部分もあり。ただ、このままスケールしていくと限界が来るなといった場面が多々でてくるようになりました。今回は小さなプロダクションがルールを作って良かった、悪かったところをまとめてみました。
ルールを敷いてよかったところ
判断するコストが圧倒的に減りました。自分自身がルールの時は、相談→判断→決定と言うフローが数多くありましたが、明示されているルールについては相談も必要ない、ルール外の曖昧な部分は都度判断して、新たにルールを作るだけで、次回は判断が必要となくなります。こうして精神的・時間的コストが圧縮されていきました。
ルールを敷いて悪かったところ
各自のワガママというか、個人毎に個別に要望を聞いていました。ルール化していない部分で自分が許容できる範囲であれば、個人別に柔軟に対応していました。これも広義の意味ではカスタムされたルールなのかもしれませんが、コミュニケーションが生まれ、会社が各個人に向き合っている空気感が生まれていたと思います。
ただし、これだと人数分、時間がかかり分岐していきます。そのため人数が増えれば増えるほど相談→判断→決定が増えていきます。また会社に何を言っても良い空気にはなるのですが、それが悪いように働く時もあり、10人を超え、支社ができたあたりから限界を感じました。
今、会社はより会社組織になろうと動いていますが、ベースが固まっていないのに不安定な部分があるとそれだけ揺れ幅も大きいので、足元をキチンと定めてから、柔らかい部分を作っていくことが最良だと思っています。これからも試行錯誤となりますが改善を積み重ねていきたいと思います。