こんにちは! ICONICの採用担当です。
今回は、入社して3ヶ月目の新人コンサルタントにインタビューをしたいと思います。
これまでとは異なる業界、異なる職種、そして、海外で働くという、大きなチャレンジをした島田さん。
英語力はどのくらいあればいいのか、海外で仕事をするむずかしさなど、率直にお話ししていただきました。
島田 源也
ICONIC Vietnam、組織人事コンサルタント
入社3ヶ月目
コンサルは情報が武器。だからこそ海外でコンサルとして活躍するには、英語力が必須
—島田さんはもともと、英語を話せたのですか?
いえ、ぜんぜんです(笑)。ベトナムに来た当時は、今よりも英語に自信がなく、ベトナム語もまったくわからない状態でした。
ただ、ベトナムの人はフレンドリーで、ホーチミンのような都市部だと英語を話せる若者も多いんですね。なので、簡単な英語でも基本的なコミュニケーションは取れますし、日常生活に困ることはなかったです。
—お仕事ではどうですか?
社内の公用語は英語なので、ベトナム人スタッフとは英語で話をするのですが、なかなか苦戦しています。本当は、直接話したほうがニュアンスも含めて伝わりやすいのはわかっているのですが、自分の伝えたいことを瞬時に英語にすることが上手くできず…。今のところ、文章にしてチャットで送ってから、声を掛けにいくというやりかたをしています。
—会話だと、発言を修正しづらいですからね。
そうですね。急いでいるときなどは特に、命令口調になっているような気がするので、注意して伝えるようにしています。
—クライアントとのコミュニケーションは英語ですか?
実は、今のところ担当しているクライアントが日系企業中心なので、8〜9割くらいは日本語でコミュニケーションをしているんです。特に営業フェーズにおけるプロジェクトの提案資料については、入社してこれまでに10件くらい作りましたが、すべて英語だったのは1つだけでした。
なので、コミュニケーションは問題ないのですが、今後、プロジェクトの実施フェーズに入っていくと、クライアント向けに英語でプレゼンや会話をしていく場面が増えていくので、このままじゃマズイなとも思っていまして…。
—プロジェクトがスタートすると、グローバル環境に適応したコンサルタントとして一段とレベルアップした働き方が求められるということですか?
そうですね。プロジェクトの中でコンサルタントとして提案をしたり、意見を言えるようになるには、やはり一次情報、生の情報を得ることが大事なんですね。そして、その一次情報のほとんどは英語なので、英語ができないと必然的に情報が得られないというわけです。また、クライアント側のベトナム人プロジェクトメンバーとの英語でのディスカッションの場面も増えてきます。そんなわけで、一刻も早く英語力のレベルアップさせたいなと思っています。
繋がりを増やすことが、成長につながる
—英語力を高めるために、何かしていることはありますか?
コミュニケーションを増やすひとつの方法として、カフェやバーなどローカルなコミュニティに顔を出すようにしています。とはいえ、初対面の人にいきなり話しかけるのは不自然ですし、相手もびっくりしてしまいますよね。そこで、同じ店に何回か顔を出して、よく見かける人にあいさつすることから始めてます。
—英会話教室で学ぶのとは違った緊張感や、いろいろな人と知り合えるというおもしろさもありますね!
スクールなどできちんと学ぶのも、大切だとは思うんですけどね。将来的には、ベトナム語も学んで、文化的な背景を理解した上で提案などができるようになりたいです。
いろんな人と知り合うという意味では、趣味でバスケやコーラスをしていて、日本人コミュニティにも参加しています。日本で「コミュニティ」というと、ビジネス寄りであったり、一度休むと復帰しづらい印象があるかと思いますが、ベトナムのコミュニティはいい意味で”ゆるい”つながりなんですね。大学のサークルのような感じで、ふらっと気軽に参加できるので、とても居心地がいいです。
全体を把握できたことで、課題や目標が見つかった
—仕事について、もう少し詳しくお聞きできればと思います。ICONICでの仕事は、これまでとは異なる業界、異なる職種へのチャレンジだったんですよね?
そのとおりです。製造業で人事の経験があったので、人材開発(育成)なら少しは経験や知識を活かせるのではと思っていたのですが、これからといった状態です。
—経験を活かせていないことについて、思い当たる理由はありますか?
時期的な要因もあって、今は人事制度と研修に関する案件が多いんですね。人事制度の案件だと、そもそもベトナムの人事制度についての知識が不足していて、他社事例も知らないし、課題解決の実績もない。
そうなるとベースの提案を作るのもむずかしいので、製造業での人事経験を活かして「製造業ならこうしたほうがいい」という提案をするレベルには、まだまだほど遠いと感じています。
研修のところだと、今のベトナムで求められている研修と、これまで日本において製造業の人事として携わってきた研修との間に少なからずギャップがあるので、経験を活かせているとは言い難いという状況です。
—経験や知識が活かせるのは、これからという感じなんですね。今は先輩の案件の引き継ぎや、先輩の同行がメインとお聞きしていますが、仕事にはもう慣れましたか?
「慣れました!」とは、とても言えないですね。入社時は、「何がわからないのかも、わからない」という状態だったのが、今は、自分がすべきことやスケジュール感を把握できていて、できないこともわかるようになったのが、ひとつ大きな進歩かなと。
当面は、とにかく自分のところでスタックしてしまわないように、自分が担当することになりそうだと判断したら、言われる前に仕事に着手するようにしています。今はできることのほうが少ないですが、英語力アップも含めて、できないこと、不足していることをひとつずつクリアして、一人前のコンサルタントを目指したいと思っています。
—できることのほうが少ないということは、伸び代しかないということですね。島田さんが半年後、1年後にどのように成長しているのか、楽しみです!