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【社員コラム】バレエダンサーのわたしとコンサルタントのわたし


はじめまして!よしのです。
BPMコンサルタントとして飛び回りながら、クラシックバレエをしています。

踊り始めて、19年目。本番前は週に4回レッスンに通い、年に1回以上舞台に立ちます。
そう話すとよく驚かれるのですが、1番驚いているのは間違いなく私自身です。

2015年に新卒で入社し(当時の)コンサルティング統括部に配属が決まった直後の本番。
「私、忙しそうな部署に配属が決まっちゃったから、もう踊れないかも」と泣きました。

介抱せざるを得なかった先輩方は、今でも密かに怒っていると思います(笑)

■いままで


バレエと社会が、自分の中で分断されていました

学生時代はバレエに対して極端な頑張り方をしていたので反感を買うこともあったし、それを冷静に受け止める自分もいました。私が頑張りたいことなんて誰にも理解されないだろうし、全員が同意してくれることの方がよっぽど難しいと。

一方で同時に「私のバレエは無駄なのだろうか」と悩んでもいました。好きなように踊れて幸せなのに、社会学を勉強し必要になりそうな校外活動をしている人に引け目を感じる。そんな自信のない自分が情けなかったし、一時期はバレエを辞めようとも考えていました。
就職活動を経て社会人になっても踊ろうと決めても、やはり頭の中は「バレエ≠社会」
あくまでお仕事と切り離して考えていました。

■いま

配属当時、業務内容がさっぱり分からなかった私は「コンサルとは」という疑問を抱えていました。
しかし数々の業務を通して、バレエとお仕事には通じるところがあると気づきました。

例えば、想いを汲み取り、よりよい踊りを定義しながら演じること。
本番を迎えるまでにお世話になる仲間や、一緒に踊って下さる男性ダンサー、先生、舞台スタッフ、観客…そして、自分が演じる役。
この感覚は、ステークホルダーが多くなりやすいコンサルの業務でも必要なスキルです。

また、本番で失敗しても言い訳できないことも、
コンサルの業務にアウトプットに全てを求められていることにとてもよく似ています。

バレエとお仕事の共通項一覧

私はバレエとお仕事に通じるところがあることに気づき、2つの意味で楽になりました。

1.はたらきやすくなった
漠然とした「コンサルとは?」から改善しただけでなく、自分の引き出しから過去の経験と照らし合わせて発言し、必要に応じてリバイスをかけるようになりました。

2.踊りやすくなった
それまでは練習を休むだけでつらかったのが「よりよい踊りで本番に立つ」ことにフォーカスした場合に練習が全てではないことが分かりました。今も学びながらですが、極端な頑張り方をしていた学生時代から脱却できました。
そして何より、「無駄な経験は一つもない」と教わりました。

無駄なんてないと思えたら挑戦もしやすくなりました。

今まで18年踊ってきて、社会人になってからが1番刺激的で、楽しいです。
ありきたりな言葉かもしれないけれど、そんなありきたりを私はバレエで学んだのではなく、はたらくことで学びました。


↑機会を頂き、グループ社員総会でプレゼンテーションをしました。ライブに行くのも好きな私は、緊張も忘れて日本武道館の舞台に興奮しっぱなしの1日でした!

■これから

今までの経験が活きることを知っている以上、まずは納得いくまで、真っ直ぐに、丁寧に与えられたお仕事に向き合っていきたいと思います。
また私自身はコンサルの市場価値ではまだまだだと思うので、自己研鑽していく中で専門性を見つけていきたいです。

そしていつかは、踊りながら感じてきたことを形にしたい。

感じてきたことはたくさんありますが、その中でも2つを形にしたいと思っています。

まず1つは、適切な配置と自己実現とのマッチングです。
バレエの配役を決める際も誰が何を演じるかは大きな争点になるのですが、納得がいかずに辞める人をたくさん見てきました。もっと全員が納得し、全員がスポットライトを浴び、それを実感する仕組みが出来ないのかなと考えています。

もう1つは、ダンサーの雇用問題です。
スポーツ選手と変わらない運動量とリスクがあるにも関わらず、サラリーもなければ保険にも入れない。そんな現実を学生時代に研究したので、外国文化のアーティストが救われる何かを生み出したいです。

大それたことに聞こえるかもしれませんが、全ては「お世話になった方への恩返しを出来る大人になりたい」というちっぽけな一個人の想いから来るもの。
結局は意志の問題だってバレエとお仕事が教えてくれたから、出来なくもない気がするのです。

好きなものは好きと言える環境に感謝しながら
これからも はたらきながら踊り、踊りながらはたらきたいと思います。

↑分かりづらいかもしれませんが、真ん中ののっぽが私です。写真で一緒に話している小学生がコンクールに出た際は、成長に感動して泣きました。私がして頂いたように、後輩ものびのび踊れる環境を整えたいです。

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