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仕事をする上で大切にしていることは「自分軸」と「他人軸」をもつこと

※こちらの記事は2021年3月時点の内容です。

博報堂アイ・スタジオ(アイスタ)では、案件ごとに、ディレクター・デザイナー・エンジニアなど複数の職種の人がチームを組んで仕事を進めています。
今回はアイスタのクリエイティブの根幹を成す、デザイナーの仕事をご紹介します。一口にWebデザインと言っても、求められるものは、グラフィック、モーショングラフィック、UI・UX、など案件によって様々です。デザイナーごとの適性に応じて案件にアサインされることもしばしば。

今回ご紹介する亀岡は、大学在学中に紙のポスターを中心にグラフィックデザインを学び、入社してからデジタル領域の実践を積んでいるデザイナーです。入社して3年目、日々どのように仕事に取り組んでいるか、聞いてみました。

<プロフィール>
亀岡
2018年入社
携わっている案件の種類:今年は、コロナの影響もあり交通企業のオンライン施策ページ、化粧品メーカーのCSR活動ページ、等にデザイナーとして携わっています。
趣味:ホラーが好きで、映画鑑賞はもちろんお化け屋敷にも行きます。入社してからは最新のVRお化け屋敷とかホラー演出が凝っているWebサイトもこまめにチェックして楽しんでます。あとはお酒が好きで家でもよく飲んでいます。

目次

▶︎温かみあるWebデザインの表現に惹かれて、入社 ​
▶︎3年目、自己成長のためにインプットの日々
▶︎今後の目標!
▶︎就活生へのメッセージ
▶︎最後に


▶︎温かみあるWebデザインの表現に惹かれて、入社 ​

-なぜ博報堂アイ・スタジオを選びましたか?出会いを教えてください!

亀岡:大学時代はヴィジュアルデザイン専攻で、グラフィックやカメラ、アニメーション、インスタレーションなど広い分野に触れ、最終的にはグラフィックデザインをメインに学んでいました。中でも、日常の中で無意識に触れられ、感動したり、考えさせられたり、ほっこりしたり、人の気持ちを動かすことができる広告に興味を持っていました。

実は在学中はWebデザインにはほぼ接したことがなく、学内就職セミナーでアイスタと出会い、初めてWebデザインの魅力に触れました。勝手に、Webデザイン=情報を取得するもの・整然とした堅い媒体のイメージを持っていたので、セミナーで見せていただいた参考事例のWebサイトを見て「こんなに綺麗で温かみのあるデザインがWebでできるんだ」と感動したことを覚えています。実績作品のクオリティと、デジタル施策でリアルな人との繋がりを創り出している温かみのある作品に魅力を感じて、入社したいと思いました。

実績作品に惹かれて入社したんですね。入社してみて、社内のメンバーの雰囲気などはいかがでしたか?

亀岡:美大で学んでいた時の雰囲気と似ているように感じます。専門性が違っても、作ることが好きという同じ気持ちで、一つ一つの案件に向上心を持って取り組んでいる。ひたすら忙しいけれど、いろんな業界の案件に携わることができるので常に発見や、やりがいがあって楽しいです。文化祭の前日準備がずっと続いているような(笑)、より良いものをつくるためにみんな必死です。
それから、やりたいことに手を上げればチャンスをもらえる。評価を伴う挑戦ではありますが、年齢に関係なく、いちデザイナーとして意見を聞いてもらえたりチャレンジできます。チャレンジするには努力あるのみです。

‐良い意味でストイックというか、どんな役割の人でも、最高のものを仕上げるために手を抜かない人が多いですよね。

亀岡:はい、いろんな職種の方がいるので刺激になります。各領域がそれぞれ責任を持ちながら、制作の現場においては職種の垣根を越えて、フラットな議論が交わされます。私も「ここってどうなんでしょうか?」と、領域を超えて気になることは声をかけたり議論することもあります。逆に、他の職種の方にアドバイスをもらえたことで、デザインを見直すこともあります。
先日エンジニアの同期と一緒に担当した案件では、パソコンを並べて作業しながら「この動きをあと0.5秒速くしたい」といった細かい調整にギリギリまで対応していました。沢山の人の粘りと努力があって実現できているクオリティを実感しています。

‐亀岡さんが、仕事をする上で大切にしていることは何ですか。

亀岡:自分軸と他人軸を持つことです。どの過程においても、自分の考えだけではなく、相手側の視点が見えていないとできない仕事だと年々思うようになりました。
大学生の時は「自分の作品」として、私は何を考えてどんなことを表現したいのか自分のことばかり考えていましたが、今は、1つのものをたくさんの人で作り上げるプロセスに変わり、関わるメンバーそれぞれが違う職種で、違う着眼点を持っています。ただ自分の思いだけで進んでいくと衝突するし、時にはそういう議論も必要ではありますが、最終的には1つのものを作るので誰かが譲るとか折れるとかではなく、新しく最善策を考える必要があります。なので意識的に相手がどういう立場で何を考えているか、自分ではない視点を考えるようにしています。
社内でのコミュニケーションだけでなく、クライアントやユーザーが欲しているものが何かを考える時も同じで、そこをしっかり理解できると結果としていいクリエイティブになるなと経験しました。他の人の意見や視点・他人軸を真摯に受け止め、自分軸を持ってデザインすることで、私がプロジェクトメンバーとして関わる意味が生まれると考えています。
そのバランスが難しいなと日々悩むところではありますが(笑)。両軸をぶらさないことが大切だと思っています。

▶︎3年目、自己成長のためにインプットの日々

-今、悩んでいることはありますか?

亀岡:悩みというか、デザイン力の向上は毎年課題です。
1年目は、正直、ADにアドバイスをいただきながら、周りに追いつくのに必死で手をひたすら動かしているような状態でした。2年目は、やっと自分で想い描いた形が作れるようになってきて、その分考えることも思うことも増えるけど考えきる力の無さを痛感しました。3年目の今は、デザインの幅や、目的に合ったデザインをどう考えてどう魅せればいいのか。クライアントの要望や社内で交わされる議論、アドバイスを加味しながら、自分の頭で考えて手を動かして、「デザインできている」実感はあります。
でも技術も考え方も日々反省することだらけです。
一生勉強してそうですね(笑)

-なるほど。克服するためにやっていることはありますか?

亀岡:「経験したことの中からでしか作り出せない」ので、まずはインプットに励みます。アイディアが足りないと感じる時は、Webサイトの参考をチェックする以外に、展示を見に行ったり、写真やグラフィック作品、タイポグラフィ、気になる専門書や作品が沢山掲載されている本を見たりしてヒントを得て、自分の中のアイデアを膨らませます。デザインに関係なくても興味を持った記事はチェックして時間のある時に読むようにしています。
でも見るだけだと、実際に作ってみよう!と思ってもうまくできないことが多いので、思いついたアイデアや気になる表現はアウトプットしてみて、地道にですが表現の幅を増やしたり、クオリティーを上げています。

-亀岡さんは、入社してからWebデザイナーとしてどのように実績を積んでいますか?

亀岡:アイスタには、デジタルやエンジニアリングに強いデザイナーもたくさんいますが、私は入社当初デジタルに弱くて・・・。でも逆に無知なことを強みに、いろんな方に無邪気にたくさん質問して、吸収率をあげようとしてきました。アイスタには、Webデザインやアプリケーションデザインを学生時代の専門にしていない人も一定数います。学生時代は建築が専門で、今は3Dやモーショングラフィックなど立体感覚というか構造的な表現を魅力的に演出できる人もいれば、イラストが得意でいろんなタッチのイラストでデザインを提案できる人もいます。
Webは、いろんなデザインの集合体だという話を入社してから先輩に聞いたことがあります。雑誌のような読みやすさや、グラフィックのようなインパクト、映像やアニメーションのような気持ちの良い動き、Webやアプリならではの操作性や使いやすさ。学生時代に学んだこともいろんな場面で生かされていると思います。惹かれてきたグラフィックの魅力を忘れずに、新しく色んな表現を吸収して今後の仕事に生かそうとしています。

▶︎今後の目標!

-今後の目標を教えてください。

亀岡:ブランディング施策に携わりたいです。相手の立場になって考えることが好きなので、企業やブランドの課題発見といった深いレイヤーから、デザインに落とし込むことをしてみたいです。Webサイト制作を起点に、課題解決するようなデザインを追求したい。

-アイスタのクリエイティブ職には、デザイナーの他に、アートディレクター(AD)、インタラクティブディレクター(ID)、クリエイティブディレクター(CD)と呼ばれる職種があります。
IDはWebにとどまらずインタラクティブ領域全般に精通する人、CDはコミュニケーションデザインの全てに責任をもつ人。亀岡さんの視点はIDですね...!?

亀岡:まずはADを目指してからですが・・・(笑)。インタラクティブディレクターのような視点を持てるように学びの幅を広げることが課題ですね。

▶︎就活生へのメッセージ

-アイスタのクリエイティブ職を志望する方に一言!

亀岡:今の時期(3月)だと、ポートフォリオをひたすらいろんな方に見てもらうのがおすすめです。私は、気になる企業のデザイナーさんや大学の教授、友達にも見てもらい、修正して、印刷して、見直して、、、と繰り返して、ポートフォリオをアップデートし続けていました。あとは、自分を信じる!

もし少しでもアイスタを「良いな」と思っていただけたら、その感覚を大切に一緒に働く仲間になってもらえたら嬉しいです!

▶︎最後に

今回はアイスタのクリエイティブ職「デザイナー」として活躍する亀岡にインタビューしました。
もっと知りたい方、気になることがある方は、採用サイトや採用担当のTwitterでも情報を提供していきますので、ぜひチェックしてみてください!

Facebook更新中です!
https://www.facebook.com/hakuhodoistudio.pr/

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