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なにをやっているのか

私たちは植物の魅力を探求します。 私たちの原点は植物と向き合うことです。日々の細かな観察力を磨き、そこにデータを融合する。そうすることで生産性の高い農業経営を行なっています。 具体的には、ハウス内外の環境(日射量・気温・湿度・CO2濃度・灌水量etc)をモニタリングします。そして毎週植物の生育調査を行います。それらのデータから現在の生育状況を判断し、生育のバランスが悪い場合はその要因を抽出して改善する。この地道な作業を繰り返し、毎年安定した収量・品質を実現しています。 この絶対的な生産技術のつよみを経営に活かしています。 農作物は一般的には市場に流れることが多いですが、私たちはスーパーや飲食店等と直接契約を行い販売を行います。年間の栽培計画を作成し、収量予測を立て、それに合わせて販売計画を立てます。農作物は天候に左右されて安定しないと言われます。短期スパンで見ればもちろんその通りです。ですが、月単位・年単位で見れば大きくずれることはありません。計画に対して95-110%程度の幅で生産を行える。これば大きな強みであり、これにより販売単価は安定しやすくなります。 そして、しっかりとして生産ができたその先に、農業の魅力を伝えていくという仕事を始めています。 2023年には、うれしいおいしいの輪が広がっていくようにという想いから「うれしおのわ」をいうブランドを立ち上げ、観光イチゴ園を開園しました。イチゴ狩りを楽しんでいただくことはもちろんのこと、定植体験、生育の観察(スケッチ)などの機会も設けています。この事業はこの先、伸びしろがたっぷりあると感じています。 地元の道の駅とは、トマトを通じて農業の魅力を広め、地産地消を促進する「トマトサーカス」というイベントを毎年開催しています。まだお客様の好奇心の芽が出始めたぐらいのステージですが、これからまだまだステップアップしていきます。 これらの先には、農業に興味をもった子供たちが増え、その子供たちが将来は農業やそれに関連する事業を行い、さらには地域を盛り上げる役割を担っていただけることを期待しています。

なぜやるのか

「うれしいおいしいを農場から食卓へ」 植物を育てる。美味しい農作物ができる。それらが食される。農業という職種だからこそ、感じられる喜びがあります。それを多くの人に感じていただきたい。その結果、農業のイメージがもっとポジティブになれば良いし、地域が潤えば良い。そんなシンプルな思いで事業を行っています。 農家の息子として育ち、子どものころは農業なんて絶対にやりたくないと思っていました。それが大学生の頃には農業者の高齢化が顕著になっており、農業はチャンスなのではないかと感じるようになりました。そして、農業資材メーカーの研究職でトマトの栽培に携わり、栽培の面白さに気づかされました。そして昨今は神戸市北区という消費地に近い場所で農業を行えている特異性を強く感じ、農業と親和性のある地域の活性や教育といったこともチャレンジできるのではないかと感じています。 そのためにもまずは自分たちが楽しむことを大切にしていきます。

どうやっているのか

私たちのValueです。 ⒈ 小さな変化に気づく 人の変化。植物の変化。あらゆる変化を感じ取 れる観察力を磨きます。 人にも植物にも謙虚 であり、相手の気持ちを考えます。 ⒉ チャレンジをする 一人ひとりが小さなチャレンジをして成長して いきます。 今日よりも明日、小さな一歩を大 切にします。 ⒊ 食べたいものを作る 食べたいものを作り、日常の食を豊かにしま す。 特に、地域特性を活かした食べ物を作り ます。 ⒋ つながりを大切にする 関わるすべての人とのつながりを大切にし、う れしいおいしいのわを広げます。 資源のつな がりを大切にし、循環を意識した取り組みを推 奨します。 ⒌ 地域未来を考える 農業と地域の関りを考えます。 目の前の利益 ではなく、未来の環境を重視します。