大切なのは“クオリティ”
あなたの仕事や役割は何ですか
私の仕事は、責任者として複数のプロジェクトをマネジメントすることです。タスクやスケジュールの管理をはじめ、開発がスムーズに進むようにチームをサポートします。
最も重要なのは、成果物のクオリティ。その時点での性能だけでなく、運用のしやすさなど、長期的な視点での開発が求められます。
そのために必要なのが、メンバーの意欲です。メンバーが前向きに仕事に取り組み、個々の能力を発揮できるよう、モチベーションのケアにも注力しています。
仕事のスタイルについて教えてください
基本的には「オフショア」型で、日本チームがクライアントの要求をまとめ、それを受けてベトナムチームが技術的な解決策を提示し、日本チームのフィードバックを受けながら開発を進めています。
要求が明確であれば、仕事は順調に進みます。しかしそうではない場合は、こちらのチームからも課題に対する解決策を提案する姿勢で臨んでいるため、うまく進められていると思っています。
“フレームワーク”を活用
実際の開発は、どのように進めていますか
私たちは「スクラム」を導入しています。
2週間を1スプリント(期間)とし、開発計画を立て、課題に取り組みます。1スプリントごとにデモで進捗を確認し、フィードバック。その結果によって、次のスプリントの計画を再調整します。
それを繰り返しながら開発を進めるスタイルです。
若い技術者が多いことに、不安はありませんか
現在、ベトナムの人口は黄金時代をむかえています。大多数が労働世代であり、その多くは40代以下です。
特に30代以下の若者は、テクノロジーに興味を持つ人が多く、たくさんの人がこの業界で活躍しています。意欲的な若者たちの存在は、現場において必要不可欠であり、大きな力になっていると感じています。
“難しさ”が、“おもしろさ”
前職(フランス大手のコンサルティングファーム)と今で、環境が大きく違いますが心がけていることなどありますか
特別なことはしていません。メンバーがより自信を持って仕事に取り組めるよう、声をかけるようにしたり、などでしょうか。メンバーの存在が、学びを与えてくれます。
(ベトナムと日本の)文化の違いや、オフショアでの運用など、マネジメントの難しさを実感する場面は多々あります。しかし、そうやって挑戦することこそが大切なのです。
チャレンジをするたびに、成長を実感できる。それが、この仕事のおもしろさのひとつだと考えています。
応募を検討している方へ、メッセージをお願いします
私たちのラボは多くの仕事をこなしていますが、十分な人数がそろっていません。そのため、メンバーは各自で責任を持って仕事を進める必要があります。
同じ目標に向かう中で、自分は何をするべきか、自発的に考えることができる。そんな人と一緒に働けることを、楽しみにしています。