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【未経験から始めました】外国人エンジニアと一緒にアプリ制作ディレクターとして働く私が大切にしている3つのこと。

アプリ制作に興味はあるけど、ディレクターってどんな仕事なの? 外国人エンジニアと働くのってどんな感じ? リモート(遠隔)ワークって実際どうですか?

これらの疑問に全てお答えします!

こんにちは。stoooc株式会社でアプリ制作ディレクター他を担当している足立です。未経験からアプリ制作ディレクターとして働きはじめ、一年が経ったところです。

“アプリ制作ディレクター” “外国人エンジニアと働く” “リモートワーク”

これらのキーワードに興味はあるけれど、実際に現場で働いている人の経験談を目にする機会はまだ少ないのではないでしょうか?

そこで、上記のキーワードを元に自身の体験談や、仕事をする上で私が大切にしていることについて書きました。

ディレクターってどんな仕事?

『ディレクターの仕事って、交通整理みたいなものだからね』

ディレクター業務を始めて半年ほど経った頃、上司であるシニアディレクターからかけられた言葉です。当時の私は、クライアント(お客様)と社内エンジニアの間に挟まれ、迫りくる納期に追われながら自分のやるべき仕事はいったいなんなんだろうと日々模索していました。

stoooc社では、クライアントの「こういうCtoCサービス・アプリを作りたい」という要望に対して、主にアプリのUI/UXデザイン・システム開発などを行なっています。

CtoCサービスを成長させるアプリをつくる、そのために、デザイナーは画面のデザインをし、エンジニアはソースコードを書き、テスターはテストを行う。さて、それではディレクターとはいったい何をしているのでしょうか?

一言で綺麗にまとめられると格好良いのですが、残念ながら……一言で表すことはできません(笑)。

なぜならば、ディレクターの仕事は多岐に渡るからです。クライアントからの要望をヒアリング、それに対する提案、打ち合わせの日程調整や資料作成。また社内ではデザイナーやエンジニアとのミーティング、指示出し、スケジュール管理など、アプリを制作する上でのデザインと実装以外の全てを担当する、と言っても良いかもしれません。

クライアントの要望を正しく理解し、適切な提案を行い、実施内容を全スタッフに共有しスケジュールを管理する。つまり、円滑にプロジェクトが回るように社内外に気を配る。まさしく『交通整理』そのものです。

さて、そんなディレクター業務を行う中で私が大切にしているのが「クライアントの要望の本質を見極める」ことです。弊社のお客様の中にはアプリやシステム開発のことにあまり詳しくない方もいらっしゃいます。そのため、例えば「この機能をつくりたい」という表面的な要望だけを聞いていると、その要望の根幹にある解決すべき課題を見失うことになりかねません。

そこで、クライアントからの要望に対しては必ず「なぜ必要なのか」「この機能を実装するにあたり解決すべき課題はなにか」など綿密なヒアリングを行い、その上で仕様の検討を行う、もしくはより良い解決策があれば提案するということを心掛けています。

外国人エンジニアと働くってどんな感じ?

stoooc社はベトナムのホーチミン市に開発ラボをもち、アプリの実装はそのホーチミンラボで行なっています。エンジニアは全員ベトナム人。コミュニケーションは全て、共通語である英語です。

「外国人と働く」ということさえも初めてだった私がまず苦労したのが、口頭でのコミュニケーションでした。

元々、私自身そんなに英語が得意なわけではないことに加え、ベトナム人の英語の発音にはクセがあります(もちろん私の発音にも日本人ならではのクセがあります)。開発チーム全員とアプリの仕様を検討する時などはSkype等のビデオチャットツールを利用することが多いので本当に困りました。

しかし、解決方法は(乱暴な言い方のようですが…)「慣れ」です。

はじめはテキストチャットを併用していた打ち合わせも、「口頭で話を聞く」→「聞き取れないのでテキストチャットで同じ内容を送ってもらう」→「なるほど(理解)」を繰り返すことで、3ヶ月経つ頃には口頭でのコミュニケーションのみで十分意思の疎通ができるようになりました。

さて、文化や育ってきた環境の違うベトナムチームと働くにあたり、私が大切にしているのは「互いに対等な立場である」こと。共にひとつのもの(アプリケーション)を作り上げるチームとして成長するためには国籍や性別、年齢に関係なくメンバーが対等な立場で議論できる環境を築くことが大切だと思っています。

<終業後のおしゃべり(PCの画面に写っているのが私です)>

リモート(遠隔)で働くってどう?

前述の通り、開発チームとは日本(東京・福岡)とベトナム(ホーチミン)、完全にリモートで仕事をしています。

基本的にはテキストチャットでのやりとりをメインとし、緊急対応が必要な際や、仕様の検討を行う際などの重要な打ち合わせはSkype等を用いてコミュニケーションをとります。

チャットベースの会話がメインであることの利点は、集中したい時間帯を自分で区切れること。エンジニアやデザイナーといった職種の人たちにとっては、ある程度まとまった時間集中して仕事に取り組める環境が必要です。その点、同僚から突然話しかけられたり営業の電話がかかってきたりすることのないリモート環境というのは、彼らにとって最適な仕事環境だと思います。

そんなリモート環境で働くにあたり私が大切にしていることは、「無駄口を叩くこと」。無駄口というと悪いイメージですが、いわゆる世間話をするという意味で、昼休みや打ち合わせの終わった後の短い時間、終業後などに仕事とは関係ない話を(チャット、ときにはビデオ通話で)積極的にするようにしています。今日の天気、週末の予定、次の休暇で行きたい旅行先などなど…。

また、ホーチミンラボへ出張にいった際には開発チームと一緒にローカルのお店でランチにをし、昼食後の昼寝(シエスタ)には、はりきって参加しました(みんなシエスタしていたのに、私だけ「よく寝るキャラ」扱いされるようになったのは未だに解せません)。

<ベトナムランチ(Pho, ホーチミンラボ近くのレストランにて)>

まとめ

さて、ここまで私の体験談を書いてきましたが、冒頭の疑問については十分お答えできたでしょうか?

① (ディレクターとして働くにあたり)クライアントの要望の本質を見極めること

② (外国人エンジニアと働くにあたり)互いに対等な立場であるのを忘れないこと

③ (リモート環境で働くにあたり)無駄口を叩くこと

以上が、リモートワークで外国人エンジニアと一緒にアプリ制作ディレクターとして働く私が大切にしている3つのことです。

最後になりましたが、stoooc株式会社では現在、アプリ制作ディレクターを募集しています。この記事を読んで少しでも興味を持った方、もっと話を聞いてみたいと思った方は以下のページから応募してみてください。

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