1
/
5

JINEN-DO ノウハウ 2 「 オフタイムコントロール 」

社内にメンタルダウンをしている方がいるかと伺うと、100名以上の企業ではほ
ぼ100%YESの回答があります。

休職してもらい、回復後はドクターも含めて丁寧に相談しながら復職、現場でも負
荷を掛けずに必要な配慮も提供した。 そばで見ていた上司や同僚もこのまま上手く
いくと思っていた矢先、再度のメンタルダウンで戦線離脱なんて経験はありますか。

うつ病休職からの離職率は42%というデータもあります。

こういったケースでまず疑うのは、本人はオフタイムコントロール(オフコン)は
できていたのかということです。

就業時間がオン、就業後がオフタイムです。 多くのメンタルの方にとって社会は少
し無理なペースなのですが、それでも何とかついていこうとオンタイムにした無理
の反動がオフに出ることがあります。

例えば 「 睡眠や食事の質の低下 」 や、上手く行動できないが故の家族とのトラブ
ル等による 「 ストレスの蓄積 」 など。 オンタイムで疲れ果て、玄関までたどり着
くのがやっとで、一晩を玄関で過ごし、翌日そのまま出社したなんてケースも数回
報告を受けています。

実際に怖いのは、このことに会社は報告を受けなければ気づけないことです。

表面上オンタイムは上手くいっているように見えても、水面下で問題はつもり続け、
大抵一ヶ月程度でこのバランスは崩れます。これが、1か月程度での急な離職や
再度の休職の実態なのです。

では会社として何ができそうでしょうか。

オフタイムは自己管理が基本、自分でやって欲しいというのが本音でしょう。そこ
でJINENDOでは徹底的に以下のオフタイムコントロールのトレーニングしています。

1) オンタイムよりオフタイムを重視する意識を醸成する
2) 三大ポイントである 睡眠 、 食事 、ストレス対処 のあり方をマスターする
3) 毎日チェックと報告の習慣を作る

ここまでできていれば、上司は毎朝のオフコン確認だけで済みます。
オフコンの乱れが確認されれば、上司は本人と話をして必要な配慮を提供するだけ
で済みます。さらに欲を言えば同じ状況に陥らないための課題を見つけられれば、
尚素晴らしいですね。

日々のオフコン管理は本人が主軸ですが、オフコン重視の方針や管理支援体制や
ツールなどは会社で準備すると良いかもしれません。

ぜひ、ご参考になさってください。

一般社団法人働くしあわせプロジェクトでは一緒に働く仲間を募集しています
2 いいね!
2 いいね!

今週のランキング

北村 尚弘さんにいいねを伝えよう
北村 尚弘さんや会社があなたに興味を持つかも