なにをやっているのか
【農業の「新しいスタンダード」をつくる】
私たちは、農業界を活性化するために、新しい栽培技術の開発などデータドリブン農業を進めています。
今農業界では「農家の減少」「高齢化」「匠の栽培技術の衰退」といった問題が巻き起こっています。これをテクノロジーによって解決することを目指すのが私たちHappy Qualityです。
具体的には、ビックデータやAI技術、光学センサ等を用いて、年中安定生産・高品質・高単価で生産できる栽培方法をマニュアル化し、「誰でもできる農業」の確立により、プロ農家の育成支援を行っています。
実際、私たちのグループ会社の農業未経験者の若者たちは、Happy Qualityが確率した栽培マニュアルによって年中、高品質且つ安定的な生産を実現しました。高温下ではトマトが作りづらい夏場においても高品質なトマトが供給可能です。
こうした取り組みは「農業の射抜きビジネス」と言われることもありますが、新設ハウスではなく安い中古のビニールハウスを再利用しても再現できる栽培手法を確率しています。
今後は、全国、世界へとより多くのプロ農家を輩出し、さらなる栽培技術向上のために、光学センサ等を用いて瞬時に品質管理ができる仕組みを2021年までに構築していく計画です。
こうして私たちHappy Qualityのスキームにより、「農業の新しいスタンダード」をつくる。
そして世界にイノベーションをもたらし"Happy Quality for ALL(しあわせ品質を全ての人へ届ける)"、これが私たちの目指すビジョンです。
なぜやるのか
【農業界を衰退させたくない】
この一心で、Happy Qualityを立ち上げました。
Happy Quality代表取締役を務める、私宮地はもともと21年間市場で競り人をしていました。
そうした中である日、気付いたのです。年々農家さんが減っていることに。
農家が減れば、もちろん市場の収入も減る。
危機感を覚えた私は、なんとか農業界の衰退を食い止める術はないかと、真剣に、必死に考えました。
そうして考えたのが、”農家→卸売→スーパー→消費者”というサプライチェーンの変革です。
現在農家が抱えている問題の根底に、生産や価格変動による不安定経営という問題が重くのしかかっています。
そこで「誰でも安定的に、高く売れる良い農産物を作る」マーケットイン農業を実践するためのスキームづくりです。私たちは、生産から流通まで独自の垂直統合型サプライチェーンを構築し、Happy Qualityが全量買取するスキームにより「農業の新しいスタンダードを作ること」で農業界にイノベーションを起こしていく。
そうして農業界全体を盛り上げていくことこそが、私たちのミッションです。
どうやっているのか
【テクノロジーにより、植物と対話を】
わたしたちのこれからは、「農業」と「テクノロジー」をかけあわせていくことで、植物との「対話」を目指していきます。
人であれば、お腹が減ったとき、眠たいとき、体調が悪いときなど、対話を通じて知ることができます。植物も同様に、そのようなサインを出します。植物からのメッセージを、経験や勘でなく、ロジカルに、テクノロジーを駆使することで、誰でも植物との対話ができるようになると確信しています。
例えば、お腹が減ったとき、それは植物で言うと水が欲しいときです。
そういうときは葉がしおれます。だからAIが葉がしおれそうというタイミングを正確に予測して、自動で水やりをするシステムを作ろうと考えました。今回ご紹介したAIによる水やりも、植物との対話の第一歩なのです。
こうした対話ツールをどんどん増やしていけば、もっともっといろんな人が農業を魅力的に感じてくれるはず。農業にチャレンジしたいという人が増えるはず。
こうして日本、また世界中の農業を盛り上げる。
そんな未来にチャレンジしていきます。