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新卒技術基盤エンジニア。手を挙げれば挑戦を後押ししてくれる環境で、技術で課題を解決するスペシャリストへ

gumiでは新卒採用を実施しており、その職種の1つにエンジニアがあります。gumiのエンジニアは大きく技術基盤部門(Technical Strategy & Development)とゲーム開発部門(Entertainment Engineering)の2つに分かれており、今回、技術基盤部門に所属する新卒入社のエンジニアから話を聞くことに。採用広報・佐藤が新卒入社2年目の社員から、職場の雰囲気や配属後に任されている業務の実態などを聞き出します!

【目次】

l 挑戦できる環境がある!自ら手を挙げて希望する業務にチャレンジ!

l 技術が好きな人が集まる職場

l 新卒エンジニア研修の経験を活かし、2年目には講師に抜擢

l 締切りはない。未来に向けて今、準備する

l 大事なのは、徹底的に考え抜いて「良いもので下支えをする」というマインド


【登場人物】


@EUONI

Technical Strategy & Development所属。大学(理工学部)を卒業後、2021年にgumiに新卒入社。インフラ業務をメインに担当しながら新入社員のサポートも務める。



清水佑吾(しみず・ゆうご)

Chief Technology Officer。 2011年よりサーバーサイドを中心に複数タイトルの開発に携わる。サーバーサイド共通ライブラリ・フレームワーク/リアルタイム通信ミドルウェア開発などを経て2021年より現職。


挑戦できる環境がある!自ら手を挙げて希望する業務にチャレンジ!


佐藤)

ゲーム会社のエンジニアと聞くと、ゲームのキャラを動かしたりするコードを書くようなイメージがある人が多いと思いますが、技術基盤職は具体的にどんな事をしているんですか?

@EUONI)

技術基盤職 は gumi グループ全体の技術戦略の立案からその推進まで、あらゆる技術に関連する事項を横断的に担う部門です。ゲームの土台部分のシステムや、環境を作っていく仕事で、端的に言えば個々のアプリケーションの直接的開発以外全ての技術的な事柄に責任を持ちます。

佐藤)

横断的、まさに開発部門の職種の多くは、各ゲームタイトルのプロジェクトに配属されることが多いですが、技術基盤職は プロジェクトには属せず、独立していますよね。どんなふうに業務を進めているんですか?

@EUONI)

部門内で大きく5つのチームに分かれていて、インフラ、サービス、解析(ツール)、解析(データ)、gPaaSで分業しています。
・インフラは、AWSやGoogle Cloud等のクラウドービスを用いたインフラ構築・運用を行なっています。
・サービスは、アプリの運用で使用する課金・認証部分と、それらを管理する部分を作っています。
・解析(ツール)は、アプリが保存するデータや出力するログなどの集約、加工に使用するツールを作っています。
・解析(データ)は、KPI 分析のためのデータ加工や、表示部分を作っています。
・gPaaSは、gumiのアプリケーションの実行環境を構築、管理するサービスを社内に用意しようとしている業務になります。

佐藤)

@EUONIさんはどのチームに?

@EUONI)

私はインフラチームに所属しています。その中でも私はラグナドールのインフラ運用と新規タイトルのインフラ構築をメイン業務としています。

佐藤)

インフラは自分で希望されたんですか?

@EUONI)

はい、インフラをやりたいと自ら手を挙げました!配属後すぐにインフラに触れて慣れる時間を作ってもらい、内部ツールの使い方の確認や練習をして、2年目からは本格的にチームで稼働しています。

佐藤)

やりたいと思っていた業務に携わることができているんですね!
1年経験してみていかがですか?

@EUONI)

gumiの技術基盤職でよかった!!と思っています。新しい取り組みが気兼ねなくできる、自分が携わりたいと思った業務ができるというのが大きいですね。提案したらすぐに挑戦させてくれる雰囲気があって楽しいです!

佐藤)

すでにいろんなことに挑戦してるんですね!最近だと例えばどんなことを提案したんですか?

@EUONI)

例えば、インフラ業務の中で、障害の通知が取れていない部分があったので障害に早く気付けるような通知機能を作りたいですと上長に伝えたら、快く提案を受け入れてくれて導入してくれました。
使われる機会の少ない機能なんですが、それでも挑戦を応援してくれる環境があり、なんでも言いやすいですね。



(インフラのコードの一部)



技術が好きな人が集まる職場

佐藤)

そもそもどうして技術基盤職を選んだのでしょうか?

@EUONI)

理工学部出身で技術的なことが好きなのですが、特に基盤系に興味がありました。ですが、技術基盤系の仕事に就ける会社で、新卒募集をしているところが少なかったのですが、そんな中、gumiの新卒説明会に参加したのがご縁のきっかけでした。

佐藤)

なるほど。専門的な分野ということもありgumiではこれまで中途採用をメインに行っていましたが、技術基盤部門としては@EUONIさんが初めて新卒採用を行った年でした!就活の時はゲーム会社に絞って探していたんですか?

@EUONI)

ゲーム会社に絞っていたわけではありませんでした。エンジニアとして、単調な作業よりも、自分で考えて試行錯誤できる仕事に就きたいと考えて業界は絞らず探していました。その点、募集要項に「ゲーム開発を技術的な取り組みでサポートしています」というニュアンスで書かれていたgumiの技術基盤職に惹かれました。

佐藤)

そうだったんですね。実際、入社前とギャップを感じるところはありましたか?

@EUONI)

特にないです。興味がある分野に携われていますし、日々自分で考えながら技術に向き合えている実感があります。先輩社員の方は中途入社でいろいろな業界から来ているので、知識の幅も広くて話すと勉強になって刺激になります!技術が好きな人が集まっているのでとても楽しいですね!

佐藤)

在宅勤務を多く活用している部署だと思いますが、普段はどんなふうにコミュニケーションを取っているんですか?

@EUONI)

社内のコミュニケーションツールslackを使って わからないことを聞けばすぐに返事をもらえますし、毎週水曜日は出社する人が多いので そのタイミングに合わせて出社して情報共有できています。水曜日はみんなでランチに行ったりして、すごく話しやすい雰囲気です。


新卒エンジニア研修の経験を活かし、2年目には講師に抜擢


佐藤)

人事主催で行う1か月の全体研修のあと、自部署主催でのエンジニア研修を約半年にわたって受けたと思いますが、内容はどうでしたか?

@EUONI)

人事研修終了後の最初の1か月 (5月)はPythonの研修でした。研修で使用する共通言語を最初に学ぶ意味では、Pythonは取り組みやすいと思います。
6,7月 はPythonを生かしたサーバーサイド研修を通じて、5人チームでブラウザゲームを作りました。
8,9月は クライアントサイド研修。Unityを実際に使用してみる学習期間でした。
10,11月は プロジェクトのコードを実際に触って学びました。過去に実際に起きた問題を解決してみよう、実際にプロジェクトのコードを動かしてプレビューしてみようというケーススタディを行いました。社内で発生した問題の実例だったので個人的にはこれがとても勉強になりましたね!

佐藤)

サーバーサイド、クライアントサイド両軸に触れてフルスタックエンジニアを目指すための基礎を学んだんですね。

@EUONI)

はい、技術基盤職の業務に直接的につながる内容は多くありませんが、私たちはゲーム開発の部署が面白いゲーム作りに集中できるような環境づくりをするのが仕事なので、ゲーム開発現場でのチーム制作をする感覚を体験できる良い機会でした。さらに開発現場での実際に起こりうる課題を知ることで 今後の開発や運用にも生きてくると思います。

佐藤)

たしかに、ゲーム開発側の視点を取り入れられて、エンジニアとして視野が広がりそうですね。

@EUONI)

はい。研修期間中の技術基盤業務に直結する経験でいうと、私はもともとPythonに触れた経験があり、Pythonを学ぶ1か月間に少しゆとりがあったので、その期間に技術基盤職の先輩社員にお願いしてインフラを触らせてもらいました!実業務をイメージしやすく良い経験になりました(笑)

佐藤)

そんなことが!部門では研修の時からイレギュラーな希望をすぐ受け入れてくれてたんですね!そして、なんと今年の23新卒研修では、@EUONIさんが講師の一人を務めたとか! 2年目にして、凄い!

@EUONI)

これも参加したいと手を挙げたら挑戦させてもらえました。マネジャー以上の方が全体的な設計を考え、その下で具体的にどういうゲームを作るのか、どういう仕様書にするのか、こういう機能作ったら面白いんじゃないか、でも工数的には厳しいのではないか、等を1年目の終わりから、翌年の新入社員が入社してくるまで、毎週のようにミーティングをして考えてましたね。

佐藤)

具体的には何を教えたんですか?

@EUONI)

研修全体に携わりましたが、講師としては最初の1か月のPython研修を担当しました。資料作りから自分で行ったのでとても大変でしたが 、自分が学び始めた頃を思い出しながら臨みました。今年のカリキュラムは全体的に、私たちの年よりさらに濃い内容になっていて
AWSにアプリをのせていく作業だったり、実機でビルドした上でより良いものを作っていく作業だったりを経験できているので羨ましいです(笑)

佐藤)

研修なのにかなりハイレベルなことにも挑戦できるんですね!

@EUONI)

そうですね、ビルド作業は現場でもリーダークラスしかやらないような経験をさせてもらえるので、ゲーム制作全体が見える研修になっていると思います。私が知っているこの2年だけでも、研修内容がブラッシュアップされているのを肌で感じています。

佐藤)

研修期間中は、講師だけでなくチューターとしても技術基盤職の新入社員をサポートしたんですよね。年齢が近い先輩がサポートしてくれるなら 新卒の皆さんも心強いですね!

@EUONI)

私自身も勉強になりました。毎週、新卒社員と話して研修で困っていることがないかなど状況把握し、できればアドバイスをしたり、話しやすい雰囲気作りを心掛けました。

佐藤)

研修期間が明けた今は、直接の後輩になっているんですよね。

@EUONI)

はい、研修後は先輩社員として毎日業務内容の確認や相談を行っているので、研修期間中に築いた関係性が そのままいま生きていると思います。



締切りはない。未来に向けて今、準備する

佐藤)

入社2年目にして、業務の幅を自ら広げて充実しているのが伝わってきました。

@EUONI)

間違いなく、興味のあることに柔軟に挑戦させてもらえているからだと思います!

佐藤)

ユーザーさんからは見えにくい部分の仕事ですが、挑戦しがいがあるんですね。

@EUONI)

はい。技術基盤職の仕事はユーザーさんにとって不快なく動作するのが当たり前”ですが、その当たり前を作り維持するのってすごく難しいんですよね。ゲームの面白さとは別の部分ですが重要で、かつ品質を求められるので挑戦しがいがあるのが私たちの仕事だと思っています。

佐藤)

なくてはならない会社の心臓部ですね!

@EUONI)

はい。だから、常に未来に向けて今、準備する、というのが部署の基本方針です。

佐藤)

未来に向けて、というと?

@EUONI)

一般的な仕事は、締切りがあって、それまでに逆算して作業を行っていくことが多いと思いますが、技術基盤職はその逆。いずれこういう技術が必要になるだろう、と先を見越して自ら課題を設定して取り組んでいきます。明確な締切りがない分、自分でしっかりタスク管理していかないといけないので気が引き締まります。

佐藤)

す、凄い、、、常に未来を先回りして環境を整えてくれている技術基盤職のおかげで、私たちはスムーズに仕事ができて、安心してゲームをプレイすることができるんですね。今後gumiでどう成長していきたいと考えていますか?

@EUONI)

「ゲーム開発者が面白さの開発に集中できるようにする」ために、開発者の開発環境を整えるとともに、ユーザーさんに快適且つ継続して遊んでもらうためのシステム開発・運用を行っていけるよう頑張ります!
とはいえ、根っこにあるのは“ものを作ることが好き”ということなので手を動かしながらシステムやツールを作っていければいいなと思っています。皆さんが使いやすいように考えていきたいです。

佐藤)ありがとうございます!お話を聞けて、技術への思いと、その思いを伸ばそうとしてくれる環境があることが伝わってきました!

大事なのは、徹底的に考え抜いて「良いもので下支えをする」というマインド


佐藤)

清水さん!@EUONIさんとお話しましたが、意欲的で頼もしいですね!

清水)

そうなんですよ!彼は積極的に提案してくれて、必要なことを柔軟に自ら学ぶ姿勢があるので、どんどん成長していってくれています!

佐藤)

@EUONIさんは、技術基盤職について「やりたいと手を挙げたら挑戦させてくれる風土」だと言っていましたが、そういった雰囲気づくりを心掛けているんですか?

清水)

そんなかっこよく表現してくれたんですね (笑)
どんどん挑戦しよう!と言っているわけではないのですが、シンプルに会社全体の将来を考えた時に必要となると判断した提案にはGOを出しているだけです。

佐藤)

そうなんですね。@EUONIさんは、使用頻度が少ないとわかっている機能の提案でも快諾してくれたと話してくれました。

清水)

その例でいうと、例えば使う機会が少ない機能であっても、10年に1度発生してしまった時に会社を揺るがすほどの問題が発生してしまうリスクがあれば、その時がきたらしっかりと機能するものを今から作っていくべきですよね。常用されるから大事、という判断ではなく、会社にとってリスクとリターンのバランスが取れた提案だったので開発のお願いをしました。

佐藤)

なるほど!会社のことを考えて行動したら自然と新しいことへの挑戦を後押しする形になったんですね。

清水)

そうですね、挑戦することに重きを置いているわけではなく、必要なタイミングでしっかり機能する良いものを作るために技術を使っていく、良いものを作ることにサボらない、そのために必要なスキルがあれば取り込んでいく。良いものを作ることに真摯に向き合っていけば、必ず挑戦が必要になるので、結果的に挑戦しやすい雰囲気になっただけだと思います。

佐藤)

かっこいいですね!(笑)

清水)

そんなつもりはないんだけどなあ (笑)

佐藤)

技術への真摯さが作り出す雰囲気だということがわかりました!研修についても伺いたいのですが、半年間のエンジニア研修は、とても手厚いと思いますがどのような意図があるんですか?

清水)

目的は2つあって、1つ目は、技術基盤職がサポートするのはgumiのゲーム作りなので、研修の機会にチーム制作等でgumiのゲーム作りを知ってもらって、良いゲーム作りのサポートへ繋げてもらう目的があります。2つ目は、エンジニア全体に共通するのですが配属後にしっかりとチームメンバーとしてスタートを切れるように社会人としての基礎力をしっかりと整えてもらうためです。スキル面と、メンタル面、どちらもサポートしながらじっくり研修にあたっています。

佐藤)

スキル面とメンタル面のサポートというと?

清水)

スキル面でいうと、日々の授業の講師に加え、@EUONIさんのような先輩社員が技術面でのキャッチアップをサポートするチューターがいます。さらには、メンタル面でいうと社外のメンタリングの専門家に依頼して、人間的な部分の悩みを相談する機会があります。隔週に1回~月1回程度の面談があり、本人の状況に合わせて柔軟に社内外で連携を取りながらサポートしています。

佐藤)

一人の新卒社員にチューターとメンターがつくなんて!社会人の第一歩として、安心のサポート体制ですね。

清水)

新卒の皆さんが快適に、より良くスキルアップしてもらいたいので、研修期間中も軌道修正しつつ研修後も常に改善をしています。

佐藤)

だから毎年研修内容がブラッシュアップされていくわけですね。技術基盤職にはどういった方が向いているのでしょうか?

清水)

私たちの仕事は、ゲームを始める時の認証だったり、課金する時などに触れてもらう機会はありますが、「ゲームの認証が安定しているからこのゲームやろう!」と思う人はいないですよね。スムーズに操作できるのが当たり前で、スムーズにいかないとすぐに叩かれる(笑)
その中でも、皆が使うものを“良いもので下支え“をするんだという部分にモチベーションを感じられる方は向いていると思います。

佐藤)

マインドの部分が重要なんですね。では最後に、gumiに興味を持ってくれている新卒エンジニアに求めることはなんでしょうか?

清水)

技術基盤職で作っているものに障害があると、会社全体への影響が大きいですから、どれくらい良いものを作ろうという姿勢があるかが非常に品質に影響が出てきます。解決したい課題は、本質的にどういう概念モデルで、根っこにあるのはどんな要望で、どんなシチュエーションがあって、それをピュアに解決するためにはどうあるべきか、を飽きるほど、いや、飽きても徹底的に考え抜き、作るからにはこだわって作るという資質が大事ですね。

佐藤)

会社にとって必要不可欠で重要な仕事である誇りが感じられます・・・!

清水)

いろいろと言いましたが、新卒の皆さん、gumiで楽しんで「良いもの」を作っていきましょう!

佐藤)貴重なお話、ありがとうございました!

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