REBRAND | アスクホールディングス株式会社
アスクホールディングス株式会社は2023年4月1日に社名変更を行いました。100事業、100幹部、100年続く老舗ベンチャーを目指して。
https://www.ask.gr.jp/rebrand/
アスク工業から、アスクホールディングスへ。この名称変更は単なる呼び方の変更ではなく、工業をアイデンティティとして50年続いてきた会社の経営戦略を更新するという、大きな転換期を迎えたことを意味しています。GREY AREAは、このロゴリニューアルの相談を受け、社長との対話を重ねていきながら、インナーブランディングとアウターブランディングの両面から検討を重ねました。そうして、ロゴにとどまらないVIリニューアル、経営理念のコピーライティング、ステートメント広告まで広げた展開を考え、実行していきました。
アスク工業は、創業50年を超える老舗の工業会社です。50年目を迎えるにあたって、新卒採用を強化したい、これまでの工業のイメージだけでなく、新規事業開発に取り組む会社としての認知を得たい、という理由からアスクホールディングスへと名称変更が行われることになりました。それに伴い、ロゴのリニューアルをすることになりました。
会社の名称変更自体、社内においても賛否が分かれるという状況の中で、昔から引き継がれる工業としてのアイデンティティをどう継承するかが課題として挙がりました。主力事業の工業部門に長く勤めるベテラン社員や先代の社長への敬意を表しながら、次の世代への新しい挑戦を表すバランスとストーリーテリングが求められました。
アスクにとって最も大切にしたい資本は人(社員)であると捉え、ASKの「A」を「人」になぞらえシンボル化しました。老舗ベンチャーとして、社員が一丸となって未来に向けて「挑戦」する姿勢を表現しています。全体的に親しみ・信頼・実直さが感じられるよう、安定感のある角が取れた柔らかみを感じる造形に仕上げています。真ん中に向かって集まる様子は、ダイバーシティを推進し、多様な人材の能力を最大限に活かす環境づくりと、事業が成長していく願いを込めています。
ロゴのリニューアルに加えて、タグラインやステートメントを通じて、企業VIのリニューアルに向けた思いを言葉でも伝えることで、社内外へのメッセージを発信することに成功しました。新聞広告とテレビCMの展開が決まり、社外へのメッセージが社員のプライドを高めるコミュニケーションにもなりました。新たなブランディングが高評価を得ることができ、新卒採用のウェブサイトもリニューアルを行うこととなり、若い世代の帰属意識を高め、新卒人材の獲得に寄与することができました。
PRODUCER: KOTARO OGUCHI / KEITA ENDO
CREATIVE DIRECTOR: KOTARO OGUCHI
COPYWRITER: KOTARO OGUCHI
ART DIRECTOR / DESIGNER: TOMOHIRO SUWA