GRASグループが提供しているWeblio英会話は9月にサイトデザインを一新し、事業を伸ばす真っ只中にあるサービスです。システムを安定稼働させ英会話レッスンのスムーズな供給を担保しつつ、グロースのための施策を矢継ぎ早に実施している個人向けWeblio英会話開発グループ。2020年新卒入社しグループリーダーをつとめる今井さんに、BtoCサービス開発の面白さについて聞きました。
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今井拓巳 Takumi Imai
2020年新卒入社。個人向け英会話のバックエンド・フロントエンド開発に従事。2021年6月から個人向け英会話開発グループリーダー。チームでの正式導入にむけてスクラム開発を勉強中。趣味は楽器(ベース)とサウナ。
開発を仕事にしたくて、ジョブチェンジして入社
― 今井さんは新卒入社ですが、ビジネス職から開発職に変更して入社されたと聞きました
学生時代に友人と会社を作ってサービス開発をしていたときに、エンジニアリングを担当していたんです。たまたまそのポジションが空いていたので(笑)。プログラミング学習プラットフォームなど、いくつかのサービスをリリースすることができました。はてブの人気エントリーにランクインしたサービスもあったんですが、自分の技術力に限界を感じたこともあって、事業はたたむことにしました。
ただ開発自体は夜通し朝までやっていられるくらい面白かった。それを仕事にしたいと思って、ビジネス職で内定をもらっていたんですが開発職に変更してもらって入社しました。
― 個人向け英会話事業で、開発はどんな役割を担っていますか?
ウェブリオのToCオンライン英会話サービスは、開発、マーケティング、CSの3チームで構成されています。開発の役割はふたつあって、ひとつはビジネスサイドからの要望を形にすること。もうひとつはシステムを安定稼働させて、英会話レッスンを遅滞なく提供することです。
サービスサイトのデザインリニューアルのように長期的に進める施策と、ユーザーからの問い合わせ対応などの突発的な業務があるので、都度優先順位を決めながら進行しています。
マーケからのオーダーを一方的に請けるという関係ではなくて、例えばデザインリニューアルのUIUXについてもマーケのメンバーと議論しながら進めています。ビジネスサイド、カスタマーサイドのメンバーとも対等で良好な関係を築けているので、プロジェクトの進行はとてもやりやすいです。
― 先月、Weblio英会話のデザインリニューアルの一部が先行リリースされたばかりですね
サービスが目に見えて大きく変わるのは楽しいですね。見やすく使いやすくなるという、ユーザーに大きなインパクトを与えられる部分の改善を担当できて嬉しいです。デザインだけでなくユーザー体験全体が改善されるので、新規ユーザーの増加と離脱率の低下も期待できますし、そういった面でもやりがいのある施策です。
― 今井さんはフロントエンドとバックエンドの両方を対応されていると聞きました
システムもフロントとバックで分かれてませんし、エンジニアもスキルで役割を分けていません。一人で両方見れると確認の手間も省けますし、対立が発生しないので手間がかからないという利点があります。
ゆくゆくはフロントとバックを分けて最新の潮流にのせたいという気持ちはあります。ただフロントとバックの業務量が常に均一というわけでもないので、フロントとバックの両方ができるT型人材だと、効率的に仕事ができるかなと思います。
システムリプレイスで高速PDCAを回せる強い基盤がつくれた
― 個人向け英会話サービスではどんな技術が使われているんですか?
Node.jsがメインで、TypeScriptでExpressというフレームワークを使って書いています。フロントエンドの技術は、テンプレートエンジンのpug(scss/javascript)と、一部React/TypeScriptも使用しています。
インフラ周りに関しては、1年半ほど費やしたシステムリプレイスが8月に完了し、現在は全てAWSで動かしています。サーバーはEC2、DBはMySQL互換のAuroraを使用しています。システムリプレイス時には、Perlで動いていたコードをNode.js/TypeScriptに書き換え、サーバー載せ換えだけでなく技術面の刷新もすることができました。実際の切り替え作業は思ったより大変で、開発メンバーの助けを借りながら完走しました。
― システムリプレイスは1年半もの大がかりなプロジェクトだったんですね!リプレイスにより、事業にはどのような成果がもたらされましたか?
システムの安定稼働です。多いときは毎週エラーが発生していた時期もあり、ユーザーに英会話レッスンを提供できなくなったこともありました。リプレイスが完了してからはエラーがほとんど発生していません。個人向け・学校向け英会話の両方にとって大きな改善です。
また、システムの安定稼働によってユーザーの学習機会を逸することがなくなり、サービスの信頼性が向上しました。「人の可能性を広げる」「長く愛される」というGRASグループのミッション・バリューを実現するという面でも、大きな役割を果たしていると思います。
― 個人向け英会話は「150%成長」が目標です。急成長フェーズのサービスにとって、PDCAを高速で回せる環境は強い基盤となると思いました
学校向けサービスと違って、個人向けサービスは開発も身軽にスピーディに動くことが求められます。急角度でサービスを伸ばすために、とにかくチャレンジして検証、「PDCAを高速で回し続けよう」というスタンスで臨んでいます。連続して数多くの施策を打つので、システムが堅牢であることは必須だといえますね。
リリースした施策の結果がリアルタイムで分かって、すべてを数字で把握できるのは個人向け英会話開発の面白いところです。自分で手がけた改修の良し悪しをまたコードに反映できますし。
「150%成長」という同じ方向を向いて、事業に関わる全部のチームがトップスピードで走っていく雰囲気はすごく楽しいです。流れの速い川の中にいるみたいに感じます。エンジニアに求められることは大きくレベルも高いので、圧を感じることもありますけど(笑)、それだけ責任のある役割を任されているということなので、やりがいがあります。
少数で機動的に動く開発チーム
― 個人向け英会話開発は少人数のチームです。少ないメンバーで多くの施策を高速で回すコツはありますか?
それぞれの得意分野によってうまく役割分担できていることかなと思います。僕は自分で手を挙げてグループリーダーにトライしたんですが、きっかけは自分が他部署との調整や関係づくりをやって、他のメンバーに技術を見てもらった方が効率が良さそうだと思ったからなんです。おかげでバランスよく動けていると思いますね。
自分の発案で社内でLT会をしているんです。普段はそれぞれのプロジェクトで忙しいので、定例MTGとは別の場を設けて技術的な知識の共有をしたり、エンジニア同士の交流を深めたりしたくて。開発部の社内プレゼンスを上げたいという裏目的もありました(笑)。LT会きっかけでお互いをよく知ることができて、技術的な会話がじわじわ増えてきています。
Weblioは長く愛されているサービスだけどメンバーは若い。コミュニケーションがとりやすくて助かっています。
― 当社のエンジニアはみんなとても勉強熱心という印象があります
みんなめちゃめちゃ本を読むんです。入社してカルチャーショックを受けました(笑)。他のメンバーの学習レベルには追いつけていないですが、自分も開発部マネージャー主催の「もくもく会」でスクラム開発の勉強をしたり、フロントエンドの最新トレンドを個人の開発で使ってみたりしています。
― 個人向け英会話サービスの開発で、これから解決していきたい課題と、今後の展望を教えてください
ポイント付与や課金回りなど、サービスのコア領域のロジックが複雑化しているので、そこを改善したいです。メンテナンスのしやすいシンプルなコードにすることでより柔軟で迅速な開発をできるようにし、事業成長の高速化につなげたい。そういうコードを大切にしているエンジニアに仲間になってもらって、一緒にやりたいです。
もうひとつは、バックエンドの領域でデータ分析基盤を作り、ビジネス価値を大きくできる開発をしていきたい。 事業の成功に結びつくエンジニアリングが理想です。
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