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【メンバーインタビューvol.5】ヤフーからベンチャーへ。未熟でも建設的な環境は「チャンスでしかない」

多くの方にGraciaの魅力を知っていただくための社員インタビュー、今回はエンジニアグループの中でも「アーキテクト」としてグループ全体の調整をする安達 悠希也(あだち・ゆきや)さんに、CTOの林さんと共にお話を伺いました!


[プロフィール]

安達 悠希也(あだち・ゆきや)

1995年10月11日生まれ。東京大学工学部システム創成学科を卒業後、ヤフー株式会社にエンジニアとして入社。広告のバックエンドエンジニアに従事した後、株式会社Graciaには2020年8月に入社。倉庫管理システム(WMS)の立ち上げや、UXチーム(EC)のアーキテクトを担当。


安達さんは現在プロダクト部でどんなお仕事をされているんですか?

安達:Graciaのプロダクト部はデザイナー、エンジニア、PdMのグループに別れているんですが、僕はエンジニアグループに所属していて、その中でもアーキテクトという役割を担当しています。アーキテクトは「EC」「WMS(倉庫システム)」「会計」の3チームに別れているエンジニアチームを丸っと見て調整していくようなポジションです。現在は3名でアーキテクト業務を行っていて、さらにそれぞれのチームにメンバーがいるイメージです。

[参考]Graciaの開発体制について:https://www.tanp-blog.com/entry/2021/02/22/103408


前職は大手でしたが、どのような経緯で入社されたんでしょう?

安達:前職はヤフーでエンジニアをしていたのですが、実はCTOの林さんとは以前から面識があったんです。大学に共通の友人がいて、その友人の紹介で知り合いました。もう6年くらい前ですね。

林:最初はあまり関わりがなかったんですが、講義が一緒だったり、僕が一瞬だけ入部したテニスサークルに安達さんがいたりして(笑)。サークルは一瞬だけだったのでまた疎遠になってしまったんですが、そのあと先輩経由で入ったインターン先の会社にも安達さんがいて、一緒にExcelのマクロをひたすら書くアルバイトをしたりしていました。

左:CTO 林、中:町田、右:安達


その頃から縁があったんですね。

安達:その後ヤフーに行ったんですが、2020年の5月ごろ、突然林さんからLINEが来たんです。

林:声をかける更に1年前、大学の同期が集まるパーティーで安達さんを発見して。「安達さんじゃないですか!」って(笑)。その時にヤフーに行ったことを知ったんですが、そこから1年経った頃にふと「安達さん何してるんだろう」と思って、声をかけたらたまたま転職を検討していたタイミングだったみたいで。

1年でキャリアを変えることに不安はなかったですか?

安達:1年大手で業務してみて、当たり前ではあるんですが大勢の人たちで統制を取りながら進んでいく体制だと、ある程度限られた範囲を担当していくことになるので、慣れでこなせてしまう面があったんです。そこからどう成長に繋げようかなと思った時に、限られた世界の中ではビジョンが見えなくて。そんな時に声をかけてもらったので、キャリアを変えること自体の不安というよりは、ベンチャーで通用するかな?という不安の方が強かったです。その頃はサーバー側の経験ばかりで他の領域はあまり経験がなかったので、そこに関しては足が震えていましたね。1人のエンジニアとしてやっていけるのかなって。

Graciaに入社してみて、どのくらいで慣れましたか?

安達:入社直後はアプリのAPIを作っていたんですが、それがひと段落したあたりで改めて入社して良かったなって思いました。ちゃんと仕事できた、やってみて良かったって。でもその後アーキテクトという役割を担当し始めてからは、業務委託の方のマネジメントや新しく入社したメンバーのオンボーディングがあったりでまた頭がおかしくなりそうになりました(笑)。マネジメントの経験はないし、最初は本当に不安だったんです。今は2ヶ月ほど経って徐々に感覚が掴めてきました。

エンジニアの方から見て、Graciaにはどういう魅力がありましたか?

安達:表現が適切かは分からないですが、良い意味で未熟なところですね。仕組みも何も整っていないので、自分で課題を見つけて改善することができる。

林:不満とかないですか?僕外に出ましょうか(笑)?

安達:いやいや、大丈夫です(笑)!わざとらしく見えてしまうかもしれないんですが、僕は林さんを本当に尊敬しているんです。同年代(25歳)ではあるけれどCTOとして、自分より経験があって技術的にも優秀なメンバーをマネジメントしていかなければならない。それって凄く大変なことだと思うんです。

林:そこは結構悩んだりしますね。今は徐々にマネジメントの階層ができつつあるので、自分が全部見るというよりはアーキテクトのメンバーに任せる部分は任せて、全員のコミュニケーションは増やすようにしています。現在はリモートワークベースなので、コミュニケーション量は特に意識しています。

安達:定例とかランチとか、誰かが急に「勉強会やろう」って言って勉強会したりとか。日曜はオフィスが空いているのでもくもく会をやったり。勉強したい、向上していきたいって気持ちが強いメンバーが多いので、必然的に前向きなコミュニケーションが増えるのかなと思っています。

林:意欲はかなり高いですね。上に向かっていく意欲。例えば外の技術者から見て、使っている技術が凄くモダンなものかと聞かれたらそうではない。それをモダンな方に寄せていく過程を楽しめる、馬力のある人には魅力的な環境なのかなと思います。

[参考]事業成長の核はサービスの根幹「基幹業務システム」の設計開発と、多様な価値観を受け入れられる組織づくり:https://gra-cia.co.jp/engineer/interviews/02

周りから見てもコミュニケーションが柔らかくて、居心地の良さそうなチームですよね。

林:モノを作る方に限らずですが、こだわりが強くて揉めてしまうようなことって、世の中にはあると思うんです。でも今のチームは「ここ違うかもな」って思った時に、ちゃんと話し合うことができていますね。

安達:僕は採用面接も担当しているんですが、エントリー部分でその辺りはかなり重視しています。単純にスキルだけではなくて、今いるメンバーたちと協力し合っていけるイメージが湧くかとか、バリューにフィットするかとか。スキル面の質問もさせていただくんですが、それ以上にマインドは大事だと思っています。

入社前から入社後にかけて、どのように会社のことを知っていったのでしょうか?

安達:公開されているものも見たんですが、入社を決める前にSlackでやり取りすることがあって、リアルな雰囲気はそこで把握できました。事業も好きなのですが、僕の場合は「人」の部分が先行していましたね。中の状態が良いなあって。

林:関わってくださるエンジニアの方々と話していて、「人」の部分が魅力的だと言ってくださる方は多いんです。Slackのtimes(分報チャンネル)で喋っているだけでも、その人の思考が分かったりするのでコミュニケーションには役立っていますね。

安達:仲が良いエピソードで言うと、休みの日にはメンバー同士でオンラインゲームしたりしていますね。いつかお出かけしたいです。

(お出かけ。。?)

安達:今凄く楽しいんです。メンバーとの関係も、業務内容も、大変だけど充実していて、割と全部良いなって思えます。

林:嬉しい!でもちゃんと大変なこともあるんですよね。年末にWMSをリリースした時は終盤1ヶ月くらいほぼ土日も出勤して、家には寝に帰る程度で。

安達:そうですね。後半は倉庫拠点の近くにAirbnbで部屋を借りて、倉庫で仕事したらメンバーと一緒にその部屋に帰る、みたいな生活をしていました。ハードさで言ったらマックスの状態でしたね。

林:直近リリースしたものだと「会員ランクのリニューアル」もありましたね。

安達:そうですね。会員ランクのリニューアルで言うと、関係部署が多いのでそのハンドリングは大変でした。プロジェクトとしてはマーケティングが主体でありつつ、会計周りの確認が必要だったり、多くの部署に渡って具体的な調整をしていく、という大変さがありました。ハブの機能が損なわれてしまうとプロジェクトが緩んでしまったり、進捗しなかったり、事故に繋がったりするので、大変なんですけど大変な分だけ達成感もあります。

前職ではそれこそエンジニアの中のさらに自分のチームのことしか分からず、何をやっているのか分からなくなる瞬間もあったのですが、それぞれの部署がどのような観点を持っていて、どんな調整が必要で、何に向けて手を動かしているのか実感を持ちながら仕事ができるのは面白さとしても大きいなって思います。最初はエンジニア以外のメンバーとは関係性も何もないので少し勇気がいるんですが、情報を共有しながら全員で進めていく感覚は楽しいです。

前向きなお話が聞けて本当に良かったです。ご縁でしかないですね。

安達:僕が入ろうと思った時はエンジニアの正社員が2人しかいなかったんです。2人しかいないのにTANPは凄く伸びていて、チャンスでしかないなと。1日でも早く入った方が良いなって。知り合いがいる安心感もありました。

最後に今後の目標を教えてください!

安達:自分自身も勿論成長していきたいんですが、今はそれに輪をかけてエンジニアチームをもっとパワーアップしたいと思っています。これからGraciaが取り組んでいきたいことを考えると、採用して人数を増やしていくこともそうなんですが、チームとしてのスキルも底上げしていかなければなって。他の人ができることを自分ができるようになったり、自分ができることを他の人に継承していったり。

林:そうですね。チーム力を一緒に高めていける人を採用したいですね。僕としてはエンジニアが働きやすい、能力を発揮してもらいやすい環境づくりにもコミットしていきたいと思っているんですが、どうすればもっと良いプロダクトを作っていけるんだろうという部分に全員の意識が向いているところもチームとしての魅力かなと思います。

ありがとうございました!

(おまけ)何故か決起会でメンバーの背景にされる安達さん

記事:広報

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