なにをやっているのか
サービス内容の意図
僕が挑戦していきたいサービスに関係あるのが出版業界と書店業界なので、まずその業界の現状からサービスの紹介の流れにしたいと思います。
❖出版不況とは
近いニュースでは2020年の1月に大型書店の「ジュンク堂」が京都と名古屋の2店舗を閉店を発表をし、小さい本屋だけでなく大手チェーン店も閉店に追い込まれているほど書店業界は厳しいです。2017年の古い情報ですが、全国の書店数は1999年から22296店から2017年では12526店になりました。この間、書店数が増えた年はありません。確かに、昔は公共交通機関を利用していると本を読む風景もありましたが、今では皆さんスマホです。なので皆さんが本を読まなくなったのが原因だ!としたいですがそうではありません。原因は、雑誌です。日本の書店業界では「雑高書低」という言葉があるほど、書籍ではなく雑誌で収益を確保してきました。ところが、インターネットの普及により簡単に、流行りの衣食住の情報がわかる時代になると雑誌というものは売れなくなり、収益を確保できなくなっただから書店が潰れているというのが現状です。
❖出版社や書店が潰れない解決策
根本的な解決策としては3つあると思います。
①雑誌を扱わない(雑誌関連にかかる人件費、流通、その他
コストを削減)※日本以外の国では、雑誌は本屋ではなく
ドラッグストアやニューススタンドで扱われている。
②書籍の値段を高く、収益をあげる。※アメリカやドイツな
の本だけを扱う書店スタイルでは本の価格は、日本と比べ
て1.5倍〜2倍である。
③書籍がもっと売れるようにする=日本人の平均読書量を増
やす。
この中の選択肢では、可能ならば誰だって③がいいはずです
。なので、僕は今よりも本が売れるようになる本のサービスを考えることにしました。
❖本がより売れるようにするためのサービス内容の意図
皆さんは、本を読んだときにこの本面白い!と熱中して読んだorあんまり面白くないなーと途中で読むのをやめてしまった経験があるのではないでしょうか?人は意識的にしろ無意識的にしろ本を買うときに、本の内容を想像して買っていると思います。ですがこの時、実際の本の内容と買う前に想像した内容に差があった場合、人は求めていた内容ではない=面白くないと感じてしまうのでないかと考えました。つまり本の内容が面白くなかったなと感じる経験を減らすには、本の内容とのズレを減らすサービスを作る必要があるのです。
❖サービス紹介の一部
本の画像をスマホのカメラで撮ると、作家自身が本の内容を紹介する動画が再生されるサービスを考えました。
・作家のメリット
➀動画を見てくれる人は、自分の本に興味を持った人に限定
されるのであと一歩、買うように仕向ける宣伝をする機会
ができる。(例)顔出し、本を製作過程のストーリー、etc
➁紙媒体ではないアプリ形式なので、たとえば〇万部売れた
や〇〇に宣伝してもらえたなどの即日に宣伝することがで
きる
・読者のメリット
➀動画を見て作者が本に込めた熱意など、今までとは違う基
準で本を選ぶことができる。
➁通販で口コミをチェックしてから買うように、迷った時の
最終決定に動画を活用することができる。
❖これでは不十分
上記のアプリの機能を、ツテを使って角川の役員さん紹介
してみましたがダメでした!なのでもう一つ主要な機能を
盛りこむことにしています。サービスの続きとマネタイズ
の話は興味を持ってくれた人と話をすることにします!
なぜやるのか
❖サービスを作る理由
何故、僕がこのサービスを作ろうかと思ったかと言うと、ある本と出会いが自分の運命を大きく変えたからです。今、本は新刊として約7万冊が世に出ます。しかし、人々が手に取るあるいは表紙を目にするのは何冊でしょうか?芥川賞や直木賞、はたまた書店大賞や各ジャンルのランキングに載って紹介される本の数なんて大したことがありません。大半は目にすることなく世から姿を消してしまいます。僕が運命を変える本と出会えた事は奇跡に近いことです。
作家も当然ですが、頻繁には本を出すことができません。多くの月日をかけて本を書くのです。広告費をかけることができない、もしくはそういう場がないからという理由だけで、その本が日の目を浴びることなく消えていくのはもったいない。ましてやその本が自分には運命を変えるような力を持った本かもしれない。
僕がこれから作りたいのは、一冊でも多くの本に紹介という機会を作り、読者の元に本が届くようにする。つまり、僕が目指すのは「本との出会い系アプリ」なのです。