Ginco - 安心・安全の仮想通貨ウォレット
Gincoは高いセキュリティであなたの資産を守る、次世代の仮想通貨ウォレットです。ビットコインをはじめイーサリアム、リップルなどの主要アルトコインに順次対応していきます。
https://ginco.io/
こんにちは。Ginco COOの房安です。
2017年の12月にGincoを創業してから、1年が経とうとしています。仮想通貨・ブロックチェーンを取り巻く環境もこの1年の間に大きく変化しました。
そんな今、私たちGincoもデザインをリファインし、新しく生まれ変わろうとしています。
▼ウェブサイト(リニューアル版)
▼アプリダウンロード(iOS)
Gincoでは、創業時から「ブロックチェーン技術の普及に一番不可欠なのはユーザー中心のデザインだ!」と言い続け、多くのデザインリソースを投じてプロダクトづくりを続けてきました。
現在、ブロックチェーン・仮想通貨という言葉は市民権を得つつあるようですが、実のところ技術としてはまだまだ未成熟です。
そのため、ブロックチェーンを用いた実用的なサービスはほとんど現れていません。同時に、身近なユーザー体験に乏しいからこそ、分からない・難しそうというイメージを持っている人もまだ多いという実情があります。また、技術的制約によって、ユーザーが不便さや不安感を感じるシーンが発生しやすいことも解決すべき課題です。
これらの問題に対して、デザインの力でブロックチェーンと人を繋ぎ、本当に実用可能なサービスへと技術を昇華させるのが、ブロックチェーン黎明期のサービス事業者であるGincoの使命だと考えています。
この記事では、この基本思想のもと、デザインをどのようにアップデートしたのかをご紹介しつつ、私たちがこれまで取り組んできたこと、これから解決していく課題についてご説明したいと思います。
それではまず、Gincoが今回どのようにデザインをアップデートしたのかを紹介したいと思います。
サービス開始当初からGincoの根幹にあったのは「安全」で「誰にとっても使いやすい」という方向性でした。今回のアップデートでは、これを前提としつつ、以下の2つのキーワードを主軸に全てのデザインを見直しています。
① "安心"
当たり前のことではありますが、多くのユーザの皆様にとって、仮想通貨は大切な資産です。そのため、管理のためのツールには「安全性」と同じだけ「安心感」が問われます。気軽で使いやすいことは機能として担保すべき前提であって、意匠で表現すべきものではありません。
そこで今回のアップデートではカジュアルさよりも、より大きな「安心」を感じていただけるようにデザインを見直しています。
② "洗練"
また、サービス体験を普及させていくためには、漠然と安心感だけを表現するのではなく、実際に使ってみたくなるような、洗練された操作感を実現しなければなりません。
そこで、ブロックチェーンにまつわる複雑な操作や概念を解きほぐしシンプルな操作に落とし込んで、その魅力を伝えられるように、機能と意匠を設計しています。
デザインのリファインにあたり、まず取り組んだのは色彩やシェイプといったビジュアルの再設計です。
「それぞれの仮想通貨には個性的なブランドカラーが存在しているが、その魅力が存分に発揮されたアプリやクリエイティブはまだまだ少ない」という点に着目し、考案されたGincoの鮮やかな色彩は、
といった役割を担っていました。
今回のアップデートでは、引き続きこれらのコンセプトを維持しつつも、以前よりも落ち着きのあるトーンでその色鮮やかな世界観を表現するに至りました。
このビジュアルを通して、「価値ある資産を所有していること」「安心してそれを管理できること」をユーザーに実感していただくのが狙いです。
シェイプについても、Gincoでは印象的な波形のシェイプを様々なビジュアルに取り入れてきました。この波形は「市場や価値の変動」「お金の流れ」といったお金にまつわる概念を表現しています。
この波形も今回のリファインにおいて、更なる知性や安心感、洗練された印象を感じてもらえるものへ変化させています。
先に示したVIに基づいて、UIのコンポーネントにアップデートを加えました。他方で、使いやすい画面遷移や分かりやすい言葉選びについては、大きな変更を加えていません。
これまでも、Gincoのウォレットでは誤操作を引き起こすことのないように、自分が何をやろうとしているかの確認を、自然かつ丁寧に繰り返すことを意識してきました。
これに加えて、Ginco2.0へのアップデートでは、同様の操作を通じてより安心感を感じられるようになっています。
挿入イラストや情報のレイアウトの微調整により、明確さが生まれ、体験も洗練されました。
実はGincoアプリでは、リリース当初から他のウォレットよりも多くのイラストをUI/UXに組み込んでいます。
これは、初めてウォレットを利用するユーザーであっても、視覚的な分かりやすさを通じて、簡単に使い始められるようにするためのものでした。
今回のアップデートでは、そこからさらに一歩踏み込んで、独自のイラストを追加し「次世代の資産を取り扱うためのサービス」へとブランドイメージを拡張しました。
既存のUI内で使われていたイラストも、より具体的に、自分が大切な資産を扱っていることを感じてもらえるように、実体感と高級感のある素材へ一新しています。
また、ユーザーのアカウントにまつわるアイコンを作成し直し、アプリ内の仮想通貨が「自分の資産である」という印象を補強しています。
また、今回Gincoのデザインアップデートに合わせて、Gincoのプロモーションビデオを作成しました。
ここにも、Gincoが徹底してこだわる「安心」と「洗練」の価値観を反映しています。
現在は英語版のみですが、日本語版の整備も進めてまいります。
Gincoが追求する「安心」と「洗練」は、既存のアプリデザインの範囲に留まることのない、サービス全体の一貫した基本方針となりました。
その顕著な例として挙げられるのが、新たに資産管理のソリューションとして提供することとなる「Kinco」のデザインです。
Kincoでは、UI/UXはもちろんのことながら、実物のプロダクトデザインからも「安心」と「洗練」を感じてもらえるように、デザインを施しています。
また、従来のGincoアプリのUIと比較して、より高度なセキュリティと、それによって資産を安全に管理する充足感とをユーザの皆様に感じてもらえるように仕上げています。
ブロックチェーン業界はイノベーションの最前線にあるため、ユーザーを取り巻く課題がものすごいスピードで変化し続けています。
だからこそ、技術やマーケットを中心にユーザーを振り回すのではなく、ユーザーを中心に重要な課題を見定め続け、デザインの力で解決していかなくてはなりません。
特にこの1年で、ブロックチェーンを取り巻くユーザー課題がどのように変化したかを、以下の図にまとめてみました。
今年初め、サービスの立ち上げ時に私たちが取り組んだ課題は、仮想通貨という未知の存在へのハードルを下げることでした。
使っていく中で仮想通貨を知り、体感できる、「仮想通貨の世界の入り口」となるウォレットを作ってきました。そのため、デザインの方針としてはカジュアルさやポップさを重視し、「手に取りやすく、使いやすい、ウォレット」を目指しました。
そこから、いくつかのハッキング事件や相場の下落を受け、いまユーザーを取り巻く課題は変化しています。仮想通貨の認知は大きく広がり、様々なユーザーが実際に仮想通貨を購入し、保有していく中で、いま課題なのは多くのユーザーが感じている「不安」や「閉塞感」です。
特に、相場の急変動により、自身の資産に対する不安な思いや、ネガティブな気持ちを感じている方が日増しに増えていることを、私たちは課題視しています。
ブロックチェーン技術を利用した仮想通貨などの暗号資産が、個人の資産形成の1手段としての普及しようとする中で、より健全で洗練されており、利用者が安心できる「資産管理・資産運用のサービス」を提供する必要があると考えています。
そして、今回のデザインアップデートは、「単なる仮想通貨ウォレット」から「次世代のデジタル資産にまつわるトータルソリューション」へと進化していく、その最初の一歩に他なりません。
最後に簡単にではありますが、Gincoのデザインアップデートを担当してくれた、5人のデザイナーたちを紹介させてください。
KAZUKI OHMORI
ディレクション、CI・VI設計
TAKANORI HIROHASHI
UI/UXデザイン
AKARI YAMASHITA
プロダクトデザイン、UI/UXデザイン
NANA TAKEDA
イラストデザイン
DYLAN COLEMAN
動画制作、海外向けクリエイティブ制作
私たちは、革新的なイノベーションをユーザーの手元に届けるために、デザインの力が必要不可欠だと考えています。
また今後も、ブロックチェーン技術の発展にともなって、ユーザーを取り巻く課題は時々刻々と変化し続けていくことでしょう。そのたびに私たちは、既存のデザインを見つめ直し、より良いユーザー体験を追求し続けてまいります。
私たちGincoは、UIUXデザイナー、ビジュアルデザイナー、プロダクトマネージャーなど、プロダクトづくりに関わる職種をいつでも募集しております!
ぜひ一度、弊社オフィスまで遊びに来てみてください。