- 正社員・ディレクター/PM
- 正社員・エンジニア
- 正社員・ディレクター
- 他23件の職種
- 開発
- ビジネス
こんにちは! 広報の山口真央(やまお)です。
GIGでは毎月さまざまなテーマで勉強会を開催しており、現在はコロナウイルス感染拡大防止のためオンラインにて実施しています。
今回は「あなたにとってGood is goodな一冊を」と銘打ち、おすすめの本を紹介し合う“ビブリオバトル”を行いました!
ビブリオバトルとは?
ビブリオバトルは、「人を通して本を知る、本を通して人を知る」をテーマに、現在では教育機関などでも用いられている本の紹介コミュニケーションのことを指します。公式ルールは以下の通りです。
・発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
・順番に一人5分間で本を紹介する。
・それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う。
・全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。
— ビブリオバトル普及委員会、ビブリオバトル公式ルールより
今回GIGでは、新型コロナウイルス拡大防止の観点からオンラインにてビブリオバトルを開催しました。すこしでもリアルな会話を楽しめるよう、“人との距離”の概念がある新感覚のビデオチャットツール『SpatialChat』を使用。参加したGIGメンバーが仮想空間内を自由に動き回れるような仕組みにしました。
GIGメンバーのバトル前には、弊社代表の岩上さんと、取締役の賀川さんによる「いまGIGメンバーに読んでほしい1冊」も紹介してもらいました!
【GIG代表・岩上さん】伊藤 守『3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』
岩上 貴洋(いわかみ たかひろ):株式会社GIG 代表取締役社長。2007年、株式会社LIGを創業し代表取締役就任。WEB制作、マーケティング、空間プロデュース、オフショア開発などをおこなう。2017年4月株式会社GIG創業。
岩上:
著者の伊藤さんは、日本における「コーチング」の草分け的存在です。私がこの本を初めて手に取ったのはもう十数年も前。いまとなっては当たり前に社会に存在する「コーチング」という言葉が、まだまだ一般的ではなかったときのことでした。
きっかけはこの本の著者である伊藤さんと一緒にお仕事をしたこと。仕事を一緒にするためには本人の著書を読むのがいいだろうと思って手に取ったのですが、書かれていることは本当に1人でも部下がいるなら読んでおいて損はないことばかり。いま部下がいる人はもちろん、これから部下やチームメンバーを持つであろう人にもぜひ読んでほしいですね。
【GIG取締役・賀川さん】ドネラ・H・メドウズ 『世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方』
賀川 彰太(かがわ しょうた):GIG取締役。2006年から東京オフィス株式会社(現:47株式会社)にて不動産仲介サイトや、一軒家に特化した物件紹介サイトの開発を行う。 2008年に上場前のグリー株式会社に入社。その後株式会社ハイスピリットを創業し、不動産事業、システム開発をおこなう。2017年4月株式会社GIG創業。
賀川:
タイトルはちょっと堅苦しいかもしれませんが、この本は「システム思考」を育てられる1冊です。システム思考とは、物事の全体像をとらえ、さまざまな要素とのつながりを把握することで、効果的な解決法を導く……という考え方のことです。この世に見えている出来事は、氷山の一角にすぎません。その氷山を全体的に見ることで、真の解決法を導き出せるんです。
この本の著者である、ドネラ・H・メドウズ氏は、『世界がもし100人の村だったら』『成長の限界』などを手掛けた研究者であり、ジャーナリスト。とても読みやすく「システム思考」の全容が語られています。複雑に思えることも、紐解いて大局的にとらえれば、案外簡単なことなのかもしれませんよ。
岩上さんと賀川さんの発表後、GIGメンバーでビブリオバトルを行いました!
それぞれがイチオシの作品を持ちより、台本ナシで熱弁するという熱いバトル。10名もの登壇者が集まりました。
投票の結果、ビブリオバトル優勝者は伊坂幸太郎『チルドレン』を紹介してくれた水嶋結さんに決定! その様子も少しだけお伝えしちゃいます!
【水嶋さん】伊坂幸太郎 『チルドレン』
水嶋 結(みずしま ゆい):Webディレクター。立教大学で哲学を学んだのち、新卒でGIGに入社。GIG・CMSサービス「LeadGrid」にて、クライアントと世の中をつなぐコミュニケーション設計を行う。商品やサービスの本質的な価値を考え、必要とする人に届けることに熱量がある。
水嶋:
社会人になると、本を読もうと思ってもすぐに役立つビジネス書を優先してしまいがちですよね。でも、小説を読むことでより自分の世界が拡がり、こころが豊かになると思いませんか……? 今回は高校生の時に伊坂幸太郎作品にハマった私が、なかでもオススメしたい『チルドレン』をご紹介します!
作品のよさは随所に詰め込まれているのですが、なかでもキャラクター性が最高。主人公のキャラクターが破天荒でとても楽しく、こんな友人がいたら絶対に楽しいだろうなと思っていました。また、こちらの作品は短編小説なのですが、ひとつひとつの短編が最後ひとつにつながるように作られているんです! サラッと読めるのに、後味がよく、とてもいい作品に仕上がっていました。