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社会を豊かにできる可能性がデザインにはある – アートディレクター・桝屋根ひかる

GIG社員インタビュー第44回目は、アートディレクターの桝屋根ひかるさんにお話を伺いました。

桝屋根ひかる(ますやね ひかる):デザイン会社2社で、主にカタログ、パッケージ、フライヤー、サイネージ、Webなどの幅広い媒体のディレクションとデザインを経験したのち、2020年にGIGにジョイン。現在はデザイン事業部でアートディレクターとしてクライアントワークを行っている。

デザインが社会を豊かにする可能性を探したい

─前職では、どのようなお仕事をされていましたか?

デザイン会社で、カタログ、パッケージ、フライヤー、サイネージ、Webなどの幅広い媒体のディレクションとデザインをしていました。直クライアント案件を担当することが多く、見積もり作成からプロジェクトの進行管理、制作まですべてを一人で行うことが多かったです。

人数の少ない会社だったので、コンテンツの企画をしたり、営業のような役割をしたり、コピーを書いたり……。デザイナーの範囲外では? と思われるようなことも、やるしかない! って感じでトライアンドエラーを繰り返して、がむしゃらにやっていましたね。

―デザイナーを目指そうと思ったきっかけはなんですか?

デザインが社会を豊かにする可能性を見出したいと思ったからです。学生時代に、「ソーシャルデザイン(社会快適のためのデザイン)」というものに出会ったのですが、デザインは商業的なものだけではなく、社会貢献ができるものだと分かり、デザインの道に進もうと思いました。

前職も今もクライアントワークが中心ですが、クライアントが伝えたいことを表現し、ユーザーが受け取りやすいデザインを作り出すことは、ソーシャルデザインにつながるのではないかと考えています。

―GIGを選んだ理由を教えてください。

前職では、チームを組むこともありましたが、基本的には個人でガツガツ進める仕事のやり方が主流でした。それはそれで多くの経験が積めたのですが、個人で進行する限界も感じていて。そこでチーム力の強い会社で働いてみたいなと思ったんです。

GIGは以前から気になっていた会社ではあったのですが、私自身がWebサイトを丸々イチから作ったことはありませんでしたし、自分が応募しても採用されるのは難しいだろうな、と思っていたんです。そんな時、WantedlyでGIGの社員さんから声をかけていただいて。あれよあれよという間に内定をいただきました。

GIGのミッション・ビジョン・バリューに共感していましたし、年齢層も若く、成長意欲の高い人たちと働いてみたいと思い、入社を決意しました。

「リサーチ・分析」をしているからこその強み

―現在はどんな業務を担当されていますか?

主にWebサービスの立ち上げやリニューアル、アプリのデザインといったクライアントワークに携わっています。アートディレクター兼デザイナーとして、クライアントとのやりとりからデザイン制作までを担当していますね。最近はUXデザインの分野、ペルソナ設計やカスタマージャーニーマップの作成などに関わることも増えています。

私達が行っているもの作りは、クライアントがいて、そしてその先に作ったものを使うユーザーがいます。そのため、ただかっこいいものを作ればいいわけではなく、競合に比べて優位性があるように、ユーザーが使いやすいようになど、様々な条件をクリアできるようにデザインを行う必要があります。そこで欠かせないのがリサーチ・分析です。

クライアントの業界、競合、ユーザーの価値観や行動などを調べ、クライアントのサービスならではの強みや解決すべき課題を見極める。そしてそれをどのように形にしていくのかを考え、作っていきます。案件によって状況は異なるので、全ての案件でこのようにリサーチ・分析をできるわけではありませんが、制作の前にはできる限りのインプットを行うようにしています。

リサーチ・分析をすることによって、クライアントやチームが気づいていない課題を発見できるのが楽しいです。課題をただ気にするだけでは前に進めないので、課題をクリアするためのアイディアを出せるように、常に考えながら仕事をしています。

―業務の中で、自分らしさを発揮できたと感じることはありますか?

クライアントと一緒に考えながら進めるプロジェクトがほとんどなので、そこで良いアイデアを提案できた時は嬉しいです。なんでも一度自分で咀嚼して考えて、最適な方法を探したいタイプなので、そういったまだ整っていない課題が多いような仕事が向いているのだと思います。

また、GIGに来てから経験の浅いメンバーのサポートをすることも増えました。まだ何の実績もない新人だったころは、自分の実績を残さなきゃ! と自分のことだけでいっぱいいっぱいだったのですが、今は自分ではなく自分がサポートした誰かが評価されるというのも、仕事のやりがいとして大きいものなのだと知りました。もちろん、そのメンバーの努力あってこその成果ですが、多少なりとも自分もサポートできたのかなと思うととても嬉しいです。

優しさの中に、妥協しない厳しさを持った人間を目指したい

―GIGではどういう人が活躍していると思いますか?

自分から「こうしていきたい」を発信できる人や、それを実行に移せる人だと思います。GIGは優しい人が多いので、その優しさの中で意見が言える人も重要なのではとも思いますね。人の優しさはもちろんGIGの強みですが、そこに甘えてしまっていては成長はできないですし、クライアントやユーザーが求めるモノは作れないですよね。私も優しさの中に、妥協しない厳しさを持った人間を目指していきたいです。

―これからGIGでやっていきたいことを教えてください

UXやサービスデザインの分野をもっと掘り下げていきたいと考えています。より価値のあるものを作るために、ビジネス視点とユーザー視点の両方を持ちながら、もの作りをしていけたらいいなと思っています。

―ありがとうございました!!

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