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GIGではこの度、サンフロンティア不動産さまが展開する居抜き・セットアップオフィス流通サービス『そのまんまオフィス』のサイトリニューアルを担当させていただきました。
サービスサイトとして必要な機能面へのケアをしつつ、競合他社と差別化するためにもインパクトを持たせたデザインを実現したい―― そこで幾度となく認識合わせを重ね、無難なデザインではなく、挑戦的なデザインの実現を進めていったプロジェクト。
その結果、リニューアルによって問い合わせ件数は1.7倍へと成長、狙っていたターゲット層からの問い合わせも増えており、機能面とブランディング面の両立が実現しました。
今回は、サンフロンティア不動産の塩澤さま、小川さま、佐藤さま、真壁さまを交え、ディレクターを担当したGIG 深田、デザインを担当した今西と共に、リニューアルプロジェクトを振り返ります。
「サイトリニューアルは出発点」という考えでのご提案が、依頼の決め手だった
GIG深田:あらためてサイトをリニューアルするに至った経緯を教えていただけますか?
塩澤:もともとは、オフィスの居抜き事業というのを初めてスタートしたのが弊社で、競合他社がいない状況でした。しかし徐々に他社も参入し、市場が変わり、居抜き物件を扱うサイトも増えてきたんですね。
そこで他社と差別化し、お客様から選ばれるためには、以前までのサイトだと弱いなと。というのもリニューアル前のサイトは2009年から使っていたため、デザインも古く、弊社が扱う物件のクオリティの良さを存分に伝えきれていないサイトでした。
そこでサイトデザインを刷新し、サービスの強みをしっかりと伝えられるサイトにしたいと思い、サイトリニューアルに至りました。
GIG深田:数多くある制作会社の中で、このたびGIGに依頼していただいた理由は何かありますか?
塩澤:半年近くいろいろな制作会社とお打ち合わせをしていたのですが、その中でGIGとお打ち合わせをさせていただいたときに、「GIGなら、不動産会社のサイト制作実績もあり、我々がやりたいことの意図を汲んでくれるな」と感じたことが大きいです。
またGIGはサイトをつくって終わりではなく、「サイトをどう使っていくか」という、サイトリニューアルを出発点とした展開についてもご提案いただいていたため、GIGとであればパートナーとして長期的なスパンで一緒にやっていけると感じたことが理由でした。
GIG深田:そして2019年12月にキックオフをして、はじめは現状の課題整理やターゲットについてのヒアリングを進めていきました。事業理解を深めるために、現場の方々ともヒアリングさせていただきましたね。
プロジェクト初期は対面での定例打ち合わせをしていましたが、途中からコロナの影響もあり、リモートでの制作進行となりましたが、リモートでのやり取りはいかがでしたか?
塩澤:もともとオンラインツールを使うということが社内でなかったため、慣れるまで苦労したのを覚えています(笑)。しかし、いまはコロナの影響もあり、社内でもWeb会議をするようになったりと、徐々に慣れていきました。
GIG深田:どうしてもチャットツールだけでは、何かタスクを依頼したとしても、抜け漏れが起きがちです。そのため、プロジェクトの途中からはBacklogを導入し、タスク漏れがないよう進めていきました。
「失敗してもいい」その一言で、挑戦的なデザインを追求することできた
GIG深田:今回のプロジェクトで特に注力したのは、デザインの部分でした。デザイン面でGIGに期待していたことについて、あらためて教えていただけますか?
塩澤:サイトの雰囲気としては、ベンチャー企業の経営者や担当者が見たときに「いいな」と思ってもらえるデザインにしたかった、というのがあります。そこでGIGへは、無難なデザインではなく、尖ったデザインを期待していました。
GIG今西:他の案件では、参考サイトをもとにデザインイメージをすり合わせていきますが、今回はサービスサイトとしての課題を解決しつつ、競合他社と差別化するようなインパクトを持たせたいということで、まずはデザインの方向性をご提案しつつ、尖ったデザイン案をお見せしながら、認識のすり合わせをしていきました。
サンフロンティア不動産さん側もデザインに対する思い入れが強くあったため、弊社からのご提案に対して、細かくフィードバックをいただきながら進めていきましたね。
そしてロゴやキーカラー含め、何を残し、何を刷新するかというところも、今回議論させていただいた部分でした。最終的にロゴに関しては、もともとのロゴデザインが丸みを帯びていたのに対し、サイトの目指す方向、カッコよさを表現する形へと調整させていただきました。
小川:なんならサイト名も変えていいのでは、という話も社内では出ていました。しかしSEOの観点からサイト名は残したほうがいいということでそのままにし、メインカラーとして使っていたグリーンも、「エコ」というブランドとしては意味があるカラーであったため、そのまま残すことになりました。
GIG深田:今回のプロジェクトで印象的だったのは、「失敗してもいい。うまくいかなくても、またブラッシュアップすればいい」とおっしゃっていただけたことで、我々としても挑戦することができました。結果的にデザインに関しても、チャレンジングなデザインにできたのはその一言があったからだと思っています。
塩澤:サイト自体は会員登録しないと物件詳細が閲覧できないため、ブランディングを意識しながら、会員サイトとしても機能させないといけません。
しかし、やはり無難なサイトにはしたくなかったので、やりたいこととのバランスをとるのは難しかったのですが、最終的に満足いくサイトデザインに仕上がり、本当によかったなと思っています。
GIG今西:実は最初の打ち合わせのときから、みなさんの「いいサイトをつくりたい」という情熱がすごいなと強く感じていて。そしてその気持ちに応えるべく、自分の中でも攻めたデザインに挑戦し、満足いただけたのはとても嬉しく思います。
問い合わせ件数は1.7倍へと成長。「お客様に使っていただきたいサイト」になった
GIG深田:リニューアル後、社内外からの反響はいかがでしょうか?
小川:社内からはもちろん、外部の方からの反応もよいなと感じています。以前のサイトはテキストが多く、サイト内回遊がしづらいサイトでしたが、いまはトップページから各ページへの遷移もわかりやすくなりました。
もともとサイトからの反響というのはそこまで多くなかったのですが、リニューアルによって問い合わせも増えていまして、あらためてリニューアルしてよかったなと感じています。
佐藤:問い合わせ件数でいえば、リニューアル前後で1.7倍近く伸びています。また、問い合わせしてくださる方の層も変わってきていまして、以前は法律事務所などの士業の方からの問い合わせも多かったのですが、いまはターゲットとしていたWeb系企業の方からの問い合わせが増えていて、狙い通りになっているなと感じています。
真壁:サイトリニューアルをキッカケに、以前お問い合わせしてくださった方から再びお問い合わせがあったりと、商談を進めていく上でも、とてもよい影響が生まれているなと感じています。
小川:そして、いまのサイトがあることでサービスを紹介しやすくなりました。これまではサンフロンティア不動産のことを “固い会社” という印象を持たれるお客様もいたのですが、リニューアルしたサイトをご案内すると「意外とおしゃれなんだね」と言っていただける機会が増えていて。
お客様から見ていただく目が変わり、よかったなと感じています。
GIG深田:あらためて今回のプロジェクトを振り返ってみていかがですか?
佐藤:ようやく、お客様に使っていただきたいサイトになったなと(笑)。というのも、以前のサイトは自分が伝えたいことだけが詰まった一方的なサイトでしたが、今回のリニューアルをキッカケに、自分たちの伝えたいことだけではなく、お客様の知りたいことが伝わるサイトになったと感じています。
今後は、このサイトを中心に様々な施策を展開していきたいと思っています。
塩澤:もともと弊社はデジタル領域がそこまで強くなく、特にマーケティングの意識は高いとは言えませんでした。
しかし今回のプロジェクトを機に、社内でのマーケティング意識が高まり、物件の見せ方ひとつとっても、360°カメラを使った見せ方を試してみたり、様々な技術を使って、どう見せるかという考え方へシフトしています。
今後もGIGへは広告運用やSNS連携などもご相談させていただければと思っており、これからも一緒にサービス成長に伴走していただければと思っています。
GIG深田:サンフロンティア不動産さまは、制作進行中もGIGに任せっきりというのではなく、いろいろなご意見をいただけて。一緒にサイトをブラッシュアップできた、とてもよいプロジェクトだったなと感じています。あらためて、今回はありがとうございました!