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こんにちは!インターンのキシリトールです。平成最後のクリスマスが近づく中、GIGブログ読者のみなさまはいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は第22回社内勉強会として行われたLT(ライトニングトーク)の様子をご紹介します!
前半のテーマは「視て覚えるアドテク、広告用語」について
まず登壇してくれたのは、バックエンドエンジニアのツッチーこと、土屋宏樹さんです。
「視て覚えるアドテク、広告用語」と題して、Web広告にまつわるアドテクと広告用語について解説してくれました。
土屋 宏樹(つちや ひろき):バックエンドエンジニア。新規事業の立ち上げ経験を経て、バックエンドだけではなく、インフラ構築・アナリティクスを活用したユーザー行動分析・SEOなど、幅広い運用が得意。
そもそも広告って何?
まず土屋さんは、広告についてわかりやすく説明してくれました。
土屋:「そもそも広告とは、広告主と商品を求めている人をマッチングさせることです。画像のように、Webサイトの掲載枠に広告主が広告を表示します」
Web広告の変遷
土屋さんは、Web広告の変遷についてまとめてくれました。
土屋:「この中で、純広告とアフィリエイト広告はアドテクとは異なります」
1. 純広告は、固定額で広告掲載枠を提供する方法
Web広告のはじまりといえる広告が、純広告です。
Webサイトの広告掲載枠を固定の価格で広告主に提供する方法が純広告です。
土屋:「CV単位でメディアに売上が発生する場合は、アフィリエイト広告と呼ばれます。
純広告は、アフィリエイト広告に似ています」
2. アドネットワークは、広告主が配信会社に登録して成立する
アドネットワークは、アドネットワークを配信する会社に広告主が登録する仕組みです。アドネットワークのメリットは、サイトの掲載枠に広告主を選べることです。
土屋:「『サイト単位』で広告を区切るアドテクが、アドネットワークです」
純広告の不満点であった、メディア側の「1つの広告しか試せず(広告効果が悪い場合)継続率が悪い」点と、広告主側の「適切な広告を、適切なコストで、適切なメディアに掲載したい」点に対応したアドテクです。
土屋:「日本では、CPC型のアドネットワークが主流です」
3. DSP(Demand-Side Platform)は、人ごとに最適されたアドテク
『人単位』で最適化されたアドテクが、DSPです。WebサイトにDSPの掲載枠を設けたとき、閲覧者ごとに掲載する広告を変更できるようになります。
土屋:「DSPでは、人単位で広告を出したり、価格を変更できるようになっています。一度商品を購入したことのある人に向けて広告を掲載するなど、『適切な人』に広告が配信できるようになりました」
4. DMP(Data Management Platform)では、データ蓄積が可能
次に、閲覧した人の情報をためておく場所としてDMPが開発されました。DMPには、過去に買った商品のデータや性別などのオーディエンス情報が格納されています。
土屋:「DMPに格納したオーディエンス情報を元に、広告主は広告の適切な価格を決めることができます」
5. SSP(Supply Side Platform)は、掲載広告の切り替えを行う
SSPは、DSPやアドネットワークをまとめて、その日に最適な広告を掲載するように切り替えてくれるシステムです。
DSPを扱う企業が増えた結果、メディア側に「どのDSPを利用すればいいのかわからない」という不満が爆発したために開発されました。
土屋:「有限な広告枠に、アドネットワークやDSPを1つだけ掲載するのはリスクが大きいため、自動で広告を切り替えてくれるSSPは非常に便利です」
6. RTB(Real-Time Bidding)は、リアルタイムで広告を配信する仕組み
閲覧者がWebサイトを開いた時に、その閲覧者へ広告を配信する権利がリアルタイムでオークションされています。これをRBTといいます。
土屋:「1秒間でものすごい数のリクエストが行われ、表示権利をいくらで買うのかオークションされています」
Cから始まる広告用語
まず、Costに関連するCから始まる広告用語をまとめて解説してくれました。
- CPC(Cost Per Click):クリック単価(=コスト ÷ クリック数)
- CPI(Cost Per Install):インストール単価(=コスト ÷ インストール数)
- CPA(Cost Per Action):1Action(≒ 1CV)あたりの費用対効果(=コスト ÷ CV数)
- CPE(Cost Per Engagement):1Engagementあたりの費用対効果(=コスト ÷ Engagement数)
- CPM(Cost Per Millor):1000Impressionあたりの費用対効果(=コスト ÷ imp数 × 1000)
土屋:「CPIは、主にアプリの担当者が使っています。Install = CVとしている担当者も多いです。Webの担当者はよくCPAを使います」
土屋:「CPMは、1impあたりの費用対効果が非常に小さいため、1000impあたりの費用対効果を評価します」
次に、それ以外のCから始まる広告用語を解説してくれました。
- CL(Click):クリック数
- CTR(Click To Rate):クリック率(%)(=クリック数 / Impression * 100)
- CV(Conversion):コンバージョン数
- CVR(Conversion Rate):コンバージョン率(%)(= コンバージョン数 / Impression * 100)
Q&A
Q1:アドテクの中で、SSPが一番優れているのではないか?
土屋:「実情は違います。SSPを利用すると、広告がクリックされたときに30%程度のインセンティブが取られてしまいます。もし、CPCの高いアドネットワークなどを掲載できるのであればアドネットワークを選択するべきです」
Q2:乱立するDSP業者を選ぶ基準はどう決めればいいのか?
土屋:「DSP業者が得意なジャンル(ECなど)で決めることが大切です」
後半のテーマは「視て覚えるWeb用語」
次に登壇してくれたのは、バックエンドエンジニアのイッシーこと、石倉彰悟さん。「視て覚えるWeb用語」と題して、 Web用語をわかりやすく説明してくれました。
石倉 彰悟(いしくら しょうご):バックエンドエンジニア。ITビジネスの専門学校を卒業後、深い知識を持ったエンジニアを目指して2012年に上京。バックエンドエンジニアとして常駐先でのシステム開発やサイト制作をおこなう。2018年7月にGIGにジョイン。
Webサーバーとは
まず石倉さんはWebサーバーについて説明してくれました。
石倉:「ブラウザからのURLなどのリクエストに対して、リクエストを受け取りHTMLを返すものがWebサーバーです。そしてその実態は、そのような機能を持っている『Apache』『nginx』のようなソフトウェアです」
つまり、『Apache』『nginx』のようなソフトウェアのインストールされたPCは、Webサーバーと言えるのです。
石倉:「Webサーバーというと、データセンターのような所にある大きな筐体をイメージしますが、実は意外と身近なものです」
DBサーバーとは
次に、DBサーバー(データベースサーバー)について解説してくれました。
石倉:「データベースと言われる種類のソフトウェア(MySQL、Oracle、PostgreSQLなど)をインストールし、そのソフトウェアを動かしているPCをDBサーバーと言います」
DBサーバーってどんな時に使われるの?
石倉さんは、DBサーバーの利用例について、ECサイトを例にあげ詳しく解説してくれました。
石倉:「たとえば、ECサイトを運営していた場合、会員登録されるとそのデータを保存する必要があります。この時に、データを保存する用のサーバーとして作られたものがDBサーバーです」
石倉:「DBサーバーはデータを保存するだけでなく、保存したデータの中から適切なデータのみを取り出すこともできます」
仕分け機能
石倉:「DBサーバーには保存しておくデータを仕分ける機能もあります。ECサイトの例だと、ユーザー情報や購入履歴など様々な種類のデータがあります。DBサーバーは、このようなデータごとに分けて保存できます」
フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違い
最後に石倉さんは、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違いについて説明してくれました。
- フロントエンドエンジニア:ユーザーのブラウザ側で動かす
- バックエンドエンジニア:サーバー側で動かす
石倉:「基本的には、『HTML』『CSS』『JavaScript』を使うエンジニアがフロントエンドエンジニア、『PHP』や『Ruby』などそれ以外の言語を使うエンジニアがバックエンドエンジニアです」
Q&A
Q1:バックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアの違いは?
石倉:「一緒です。なぜ言い方が2通りあるのかわかりませんが、バックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアは全く同じ意味です」
勉強会の後は、立食パーティー!
勉強会の後はみなさんお待ちかねの立食パーティーです!各々好みのお酒やソフトドリンク片手に、意見を交換していました!
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