マーケティング本部ブランディングデザインチームの財間です。
ギグベースでは、2022年12月にミッション・ビジョンを新たにリニューアルしました。
この記事では、ミッション・ビジョンに込められた思いと、目指していることついて、当社代表の田中へインタビューを行いました。
ーーまずは、ミッション・ビジョンを変更した背景を教えてください。
以前より当社では、「未来の”働き方”を作る」をミッションとして掲げていましたが、組織規模の変化やサービスの運用上、よりフィットするよう刷新を検討しました。
具体的には、組織メンバーが増えることでミッションやビジョンに込めたメッセージ性が伝わり切らなかったり個々によって解釈が分かれたり、サービス運用上の乖離が生まれたりという課題がありました。
そこで、「未来の”働き方”を作る」ことってなんなのか、それによってどんな世の中になるのか、我々が会社として叶えたい最良な未来についてより抽象度を高め言語化していく作業を行っていった結果、
ミッション「挑戦を世界に繋ぐ。」
ビジョン「多様な働き方と新しい機会を届けることで、世の中をもっと良くする」
とアップデートしました。
ーーこのミッション・ビジョンに込めた想いについて聞かせてください。
当社ではビジョンをゴール、ミッションをビジョン達成に向けた目的と道筋として定義し、メッセージ化しています。
まずはビジョンについてですが、ギグベースが会社として追いかけたいゴールは、「常に変化する環境や状況の中で機会を失うことのない世界を作ること。」それが多様な働き方や新しい機会を提供することで、世の中をより良くすること。というように表現しました。
次に、「挑戦を世界に繋ぐ。」と設定したミッションについてですが、多様な働き方や新しい機会を提供するというのは、噛み砕くと誰かの挑戦を様々な世界へ繋げたい、挑戦で世界を拡げる支援をしたいという思いが込められています。
「世界」というキーワードには二軸あり、いわゆるグローバルと言う意味での世界。もう一つはその人にとって新たな世界、挑戦する先という意味が込められています。
例えば今後、挑戦する人々に新しいスキルを学べる場を提供したり、仕事以外でも新しい機会を提供することができるかもしれない。ベースとなる「働き方」から発展し拡張していくことが必要になってきます。
また、この先世界との繋がりは意識せざるを得ないと思っています。
海外から日本に来る、逆に日本から海外にいく人はこれからもどんどん増加していきますし、そう言った意味で世界というのはひとつテーマとして置いています。
なので、グローバルと個人にとっての挑戦、その二軸のかけ算が私たちの目指す先になると考えています。
ミッションとビジョンを抽象化したことによって広がった世界観に対して、各チームのメンバーがそこに向かう目的や目標がよりクリアになったと思います。
ーー今後さらに組織を拡充していく中で、どのような人材を求めていますか?
半年や一年スパンでいろいろ考えるんですが、今は異質・異素材というか…要は自分と似たような考え方や自分と気の合う人だけではダメなんだろうなと思います。
いろんな意見や考え方を持っている人が入ってきてほしいから、自分には無いもの・新しい考え方・新しいきっかけを与えてくれる人。国籍やジェンダー、年代などの壁を越えて、様々な個性が募れる場所になって欲しいなと思いますね。
あとは、好奇心の強い人っていいなと最近思いますね。会社単位として、経営者として、一番いいマネジメントってなんですかって言われると興味関心なんですよね。
お金が高いからやりますっていう人より、これやったらどうなるんだっけ?とか新しい切り口で考えられる・試してみたい・追求してみたいという自分の興味とか関心で動ける人。
そういった好奇心が強い人と、弊社のミッション・ビジョンがうまく重なると、トライできるような環境と、風土と、人とが綺麗にサイクルとして回るだろうなと思っています。
もちろん即戦力だったり経験の重視もあるし、半年前くらいまでは自発的に動ける・自走できる人と思っていたんですが、それってなかなか難しいよなと思っていて。
自分で試してみたい、やってみたいという内から湧き出てくるモチベーションに沿って動けるメンタリティの人が増えたらいいと思っています。
ーーそういった人材がいる組織を作るために大切にしていることはどんなことでしょうか?
ミッションやビジョンをより明確にする、より強固にする。
もしくはミッションやビジョンを補強するような材料を対メディアや対パブリックなど表に出していく。
インナーであれば全社会でしっかりとした説明やフィードバックに一貫性が出てくるといいですよね。
ただ、できてるかどうかと問われるとまだまだこれからなので一緒に頑張っていきたいですね。
いろんな変化が生まれる会社の成長をストレートに体感できるのも、このフェーズの楽しさの一つかもしれないですね。
ーー最後にギグベースを通じて向き合うイシューについて教えてください。
例えば、これまでの日本は終身雇用で安定的に働けることが前提とされていました。
1日8時間フルタイムでずっと同じ会社で働いて、3年したら係長になって、5年したら部長になって…なんていうキャリアパスがもう決まっていました。
一方で現代は価値観が多様化し、労働人口の減少や産業のパラダイムシフトなど、環境の変化がめまぐるしいものとなっています。同時に成熟国家・産業においては、情報の消費スピードも高速化し、企業・個人としてリスク分散、専門スキル化が進み人材の流動性は今後ますます高まっていくものと考えます。
だからこそ、所謂大手企業や成長産業企業だけではなく、地域企業、また中小企業にフォーカスし、新しい働き方、柔軟な働き方を含めた選択肢を増やす支援を通して地方創生や地域社会の衰退といった社会課題に対して向き合っていきたいと考えています。