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修羅場の経験の数だけ人は強くなる。クライアントのどんな課題でも解決する組織を目指して。

今回はデジタルマーケティングソリューション部を率いる角原執行役員に、自身のキャリアの生い立ちや同部の成り立ち、Vision、教育に対しての考え方などをお聞きしました。


―――早速ですが、ジオブレインに入社するまでにキャリアを教えてください。

だいぶ昔になりますが新卒で入社したのは某金融会社で、営業からキャリアをスタートしました。
テレアポや飛び込みという、いわゆる泥臭い営業をやっていましたね。

私の入社時には新卒60名が入社しましたが、絶対に同期には負けたくないという湧き立つ強い意気込みのもとガムシャラにテレアポして外回りの仕事を無我夢中で行ったところ、入社後6か月の新卒研修が終わり本格営業がスタートしてから最初のクオーター(3か月)で会社全体600人ほどいる全社営業マンでトップセールスになり、その後、5クオーター連続でトップセールスを記録、2年目で初めて部下を持ち主任に昇格、その翌年には課長まで昇進しました。


そんな中で変な自信もありまして(笑)、営業だけの仕事ではなくもっと企画営業寄りの仕事でも自分は活躍できるという考えと、時代の流れにあったITに携わるような仕事に就きたいという思いが沸々と湧き立ち、それなりの給与は貰っていたんですが、営業課長職を捨て転職を決意しました。

なんとパソコンすらロクに使えない人間だったので、職業訓練校に通いWord やExcelを学ぶところから再スタートを切りました。


その後、前職の営業力を買われて日本国内での営業力強化を図りたいと考えていた外資系ソフトウェアベンダーに就職。当時主流であったメインフレーム系ミドルウェアならびに業務支援WEBソリューションパッケージ群のセールスエンジニアをやることになりました。

IBMや富士通、日立など大手システム会社と共同で各基幹システムのWEBシステム化に向けた提案などを行っていましたが、Cobolなどのエンジニアの会話や外資での英語でのコミュニケーションについていけず、わずか3年でクビになってしました。

仕事での初めての大きな挫折ですね。

とはいえ、ここで企業の課題に寄り添いながらソリューション型で組み上げていく営業手法やその中での様々なITの知識を身に付けることができました。

この3年の経験の中で、お客様と共に考えて課題を解決していくような仕事の面白さを得たことから、作ったものによりクライアントや一般ユーザー側の反応が分かり易く見える仕事をする方が私は面白いと感じていたので、その当時浸透し始めてきていたモバイルサイトのコンテンツを制作する企業プロモーション向けソリューション事業の会社に転職。その中で企業のモバイルサイトのプロデュースを行うようになりました。

この会社に入社して1年目で部長職となりました。まだまだモバイルサイトそのものが世の中に大きく普及していない状況だったので、私自身も手探りだったのですが、そこから時代の潮流が合ってきたことも幸いして、私の管轄の部署ごと、某大手商社の子会社でモバイルキャリアのコンテンツプロバイダーの会社に買われることになります。

そこの会社で企業向けのデジタルマーケティング支援部署のほぼ立ち上げから任され、商社営業の窓口から様々な大手企業案件のプロデュースを任せていただくことになります。

但し、それも順風満帆とはいかずでして、その後、親会社の商社がその子会社を身売りしたことで、2年間で2度に渡り親会社が変わってしまいました。在籍する社員のモチベーションも不安定になり、お付き合いのあるクライアントへの価値提供もままならなくなる状況もあり、今の自分たちの仕事を安定して回せる会社への移管を決意し、当時付き合いのあったジオブレインの南部社長に部署のメンバー8人を引き受けてくれないか交渉しにいきました。

南部社長が快諾してくれたことから、私を含む8人のメンバーを引き連れてジオブレインに移ることになりました。

元々ジオブレインにあったマーケティングソリューション部とその8人のメンバーが合流し、今のマーケティングソリューション部になったというのが、私のジオブレインへの入社経緯になります。



―――今の部署が出来上がる貴重かつ壮大なお話になってビックリしていますが、そもそもなぜジオブレインと合流しようと思われたのですか?

ジオブレインは当時から大手クライアントと取引があり、サイトやシステムの制作後の運用を行っていました。私が引き連れていったメンバー達は主にデジタルソリューション型の受託の仕事を得意としていたこともあり、コンサル要素も踏まえた提案において、より大きな仕事を生みだすことができるのではと思ったことがジオブレインを選択した一番の理由となります。

またメンバーの引き受けの話をしに行ったとき、こちらからの希望条件ややりたい仕事に対する考えなども、南部社長からスムーズに承諾いただけたことも大きかったです。


―――合流してからはスムーズにシナジーを生めたのでしょうか?

いえ、最初の1年は改革から始めることになりました。そもそも合流した当時、この部署は2,000万ほどの赤字でした。そこで目についたのが頑張っている社員が正しく評価されていない環境にあることでした。頑張る社員のモチベーションを向上させることを主眼において、成果に対して意識を持たせ、成果をもたらす人材、または向上意識のある社員が正当に評価される仕組みを作り上げていきつつ、組織を整えていくことから始めました。

仕事に対して頑張ろうとしている社員が評価されることで仕事に意欲的に向き合える若手社員が台頭してきたことや、元々ジオブレインの主要既存クライアントに対して、想定した前述のシナジーが生み出され始めたことで受注単価も大幅アップし、メンバー合流の翌年には部署として大きく黒字化することが出来ました。

仕事の進め方も、クライアントから言われたことだけを回すような運用型の組織スタイルから、こちらから提案を行うコンサルティング型の組織に変えていきました。そうすることで、所属する社員達もそれらの知識と経験を身に付けて課題解決型のクライアントファーストで向き合う強い意識を持つことができるようになりました。


―――現在は非常に順調に思えるデジタルマーケティングソリューション部としてのVisionなどはありますか?

『セールス』の観点と『人材』の観点、2つの観点でそれぞれVisionがあります。

まず『セールス』の観点では、今以上にもっとコンサルティング寄りの仕事を増やしていきたいと考えています。ジオブレインが名だたる代理店やコンサルティング会社を抑えて大手クライアントから頼られる理由は、クライアントの懐刀として様々な要求や課題に対して、とことん向き合い、何とかして答えを出していけるところだと思っています。


また2つ目の『人』の観点については、『セールス』観点で挙げたクライアントからの全ての要求事項に応えていくためにも、社員全員がクライアントも紐解けない課題や要求に対して解決の答えを導き出すことが出来るようになってもらいたいですね。

クライアントの視点に立ち、その課題に真っ向から向き合いながら、我々が何を行うことが最適なのか?を考え、そのための選択肢は何か?優先順位はどうなのか?その解決策を導き出して、最後まで伴走実行できる、そんな人材を育てていきたいと思っています。

今の社員達にそういうスキルが身に付いてくれば、出産や親の介護などでどうしても仕事の第一線から離れないといけないことがあったとしても、仕事復帰する時には、その信頼と実績からすぐに舞い戻ってくることができると思うんですよね。

当社で仕事をすることで、社員たちがその後の自己価値を向上できる、そんな組織にしていきたいと思っています。


―――そういう方を育てていくために角原さんは何が重要だと思われますか?

修羅場経験ですかね(笑)

私自身、クビになったり、営業が1人になって売上を何千万と上げなければいけなくなったり、赤字組織を何とかしないといけなかったり、と様々な修羅場を経験してきました。

また前職から私に着いてきたメンバーやこの部署の立ち上げ期からいるメンバーたちも大なり小なりの修羅場経験をくぐってきました。やっぱりそういうメンバーはその修羅場経験を通して強く成長してきたなと思います。

ただ今のジオブレインで言うと、大手クライアントとの繋がりも深く、あらゆる課題に答えを出せる先輩メンバー達も多く在籍しており、そのおかげで売上も右肩上がり。

それは物凄く良いことではあるのですが、その安定は一方で逆に若手が修羅場を経験する機会を失ってしまい兼ねないので、そのような修羅場経験を若手社員にもどんどん与えていく環境も作っていかないといけないなとは感じます。


我々の仕事は前述の通り、超大手の優秀な社員の方が考えても答えが見つかっていないものをクライアントの足元から考え抜いて答えを何とか捻じり出す。このことがクライアントからの評価に繋がっています。

言い換えればビジネスのミステリツアーのようなもので、どんなクライアント要求が出てくるかはわからないし、自分たちが経験していないことなども頻繁に引き合いとして発生するため、そこはどんな依頼であっても何としても手探りでゴールを見つけなければなりません。

そういう何が発生するか判らない変化のある状況を仕事として楽しめる人は当社の仕事の適性がありますし、そういう人が縁あって当社に入社してもらえたら、しっかりフォローはしつつも、そういう変化のある修羅場経験を積ませて上げられるようにしていきたいと思っています。


―――最後に、どんな方がジオブレインに向いていると思いますか?

先にも述べましたが、様々な変化や動きに対して対峙することを楽しめる人で、且つそれらの仕事にも人に対しても、献身的な行動が取れる人が向いていると思います。

私はこの部署をクライアントが患っている課題が発生した時に、まず「ジオブレインに相談しよう」と思ってもらえるような『かかりつけ医』のような存在にしたいと思っています。

そのためには、クライアントの事業内容のみならず、その企業アイデンティティや経営課題に対する興味関心をしっかりと持たないといけないし、勉強もしないといけない。

また、誰も答えを知らない問題を扱うのでそれが必ずしも正解とはならず、トラブルになるケースも多くあります。そんな時にクライアントから逃げずにしっかりと向き合い、トラブルシューティングを完結させていく必要があります。

そこにはクライアントに向けた献身的な動きが極めて重要であると思っています。


ジオブレインの仕事は、大変だけど物凄く楽しいし、変化への対応力が身につく仕事だと思っています。
この大変さや変化を楽しめる方に仲間になって頂きたいですね。



このストーリーが気になったら、遊びに来てみませんか?
考えよう。実行しよう。楽しもう!を大事に顧客に向き合うクライアントサクセス
株式会社ジオブレインでは一緒に働く仲間を募集しています
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