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歴史が動く瞬間に立ち会う仕事

言論NPO国際部の佐藤です。今日は私たちの仕事についてご紹介します。それは、タイトル通り私たちの仕事は「歴史が動く瞬間に立ち会う」仕事だということです。

先週、北京で開催した「東京―北京フォーラム」から帰ってきました。1年がかりで準備してきたこのフォーラムですが、開催直前に中国から王毅外交部長・国務委員の出席が決まりました。2005年から始まって15回目のフォーラムでしたが、中国から国務委員(副首相級)が参加するのは初めてのこと。米中対立の深刻化を背景に、日中関係を動かしたいという気配を目の当たりにしました。

この対話が始まった15年前、北京は反日デモに揺れていました。その翌年、2006年に行われた第2回目の「東京―北京フォーラム」。安部官房長官(当時)と王毅駐日大使(当時)は、このフォーラムで日中関係の重要性を強調。その翌月に安部官房長官は総理になり、中国を電撃訪問。2008年の日中間の共同声明「戦略的互恵関係」への道を拓きました。

私たちが生きているこの時代は、どこへ向かおうとしているのか、そこに立ち会いたい一心で私が言論NPOにインターンとしてやってきてから早5年、今も日々歴史が動く気配に耳を澄ませ、私たちはどこに向かうべきなのか、多くの人とともに議論する舞台を作り上げるための努力を日々重ねています。

(本フィードにおける発信は、言論NPOスタッフ個人の見解に基づくものであり、団体の公式見解を必ずしも表しているものではありません。)

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