Gastroduce Japanは“食品×インターネット”に特化した総合支援企業として、企業規模を問わずさまざまなEC店舗をトップ店舗に導いてきました。『楽天市場』『Yahoo!ショッピング』など、国内を代表するECモールで数々の受賞歴もあります。
ECにおける“食品ジャンル日本一”を目指す当社は、今第2創業期を迎えています。そこで今回の記事では、2023年7月にディレクターとして入社した西田に話を聞きました。EC業界未経験の西田がフォトグラファーから転職した理由や入社後のステップ、Gastroduce Japanの魅力についてご紹介します。
西田 伊織 / ディレクター
福岡県出身。2020年に大学を卒業後、福岡県内のフォトスタジオに就職。結婚式などを撮影するフォトグラファーとして勤務し、2023年7月にGastroduce Japan入社。ディレクターとして、主に楽天市場やYahoo!ショッピングなどの商品ページ制作・運用を担いながら、前職の経験を活かしてページに掲載する商品用画像の撮影・編集も担当。
フォトグラファーとして写真で喜びを伝えるファーストキャリア
ーーまずは、大学での学びや就職活動について教えてください。
大学ではドイツ語を専攻し、1年間ドイツに留学しました。交換留学ということもあり、単位の取得がマストで勉強づけの日々でしたね。
就職活動は大学3年の秋ごろからスタートしました。学んできたドイツ語を活かせる仕事をしたい思いがある一方で、なるべく早い段階で進路を決めたい思いも強くて。結果的にご縁をいただいたフォトグラファーへの道を選びました。
ただ、フォトグラファーになる強い思いがあったわけではありません。合同説明会に参加していた友人に付き添った際に、その場で一次面接が始まりまして。あれよあれよという間に内定をいただいた形です(笑)。写真はInstagramなどのSNSでよく見ていましたし、私にはデスクワークよりも動き回る仕事が合っていると思いもあり内定を承諾しました。
ーーフォトグラファーとして入社後、どのような仕事をされていましたか。
結婚式での撮影が中心です。撮影未経験でしたので、入社後半年間は先輩のもとで撮影の流れや技術を学びました。
平日の業務はアルバム関連の作業や撮影前の打ち合わせ、そのほか結婚式の前撮りが中心です。土日は結婚式場にて、お支度から式終了後のお見送りが終わった後までずっと撮影します。
理想的な写真を撮れて、その写真をお客様にとても喜んでいただけた時は本当に嬉しかったですね。朝早くから準備して、最後に頑張りが報われたような気持ちを覚えました。
ーー成長を感じる点は?
撮影技術やフォトショップの画像編集はもちろん、配属された支店の人数が少なくリーダーのような管理的業務を担う機会が早い段階でありました。そこで月間の売上管理や売上アップの施策を担いながら、マネジメント経験を積むことができました。
そのような経験から、お客様や一緒に働く仲間のために何ができるかを考え、行動する姿勢が身につきました。何事も当事者意識をもってアプローチする姿勢は今も活かせていると思います。
異業種のEC業界へ。充実した教育体制で未経験からディレクターとして成長
ーー転職を考えたきっかけは?
一番の理由はオーバーワークがたたり、体調を崩したことです。当時はシフト勤務で勤務時間が不規則でしたし、時には夜遅くまで残業した翌日の早朝に出勤することもありました。毎日決まった時間に働ける仕事のほうが良いと思い、転職を考えるようになりましたね。
ーーどのような仕事に興味を持ちましたか?
前職の経験からタスク管理やマネジメント的な要素がある仕事が向いていると考え、その点を軸に検討しました。ほかにも、結婚式以外の写真撮影にトライしてみたいなという思いもありましたね。
Gastroduce Japanのディレクター職はアシスタントを管理しながら、商品ページの制作や運用を担います。
自身の考えに近い仕事と感じましたし、商品ページに掲載する写真撮影にも携われると聞き、経験やスキルを少しでも活かせる環境で働こうと考えて入社を決めました。
ーーEC業界やディレクター業務は未経験で入社しました。入社後はどのような形で仕事を覚えていきましたか?
まずはチームに入り、2~3名のアシスタントと一緒に作業します。ディレクターを目指すために覚えていく仕事がKPIとして設定されているので、そこに向けて動いてできる仕事をどんどん増やしていくイメージです。動画マニュアルなども充実しているので、分からないことがあってもスムーズに解決できました。私は、入社半年くらいのタイミングでディレクターとして一人立ちしました。
ーー現在の業務内容や役割は?
ディレクターとして複数企業のECを担当し、商品ページの制作・運用、そして自チームの管理をメインで担っています。コンサルタントから共有された売上アップを目指す施策を具体化し、実行することが役割です。
具体的には『楽天市場』『Yahoo!ショッピング』をはじめとした商品ページの新規作成や運用。画像の変更、キャンペーン時の準備や終了時の設定解除までの一連業務などを担います。
また、チームリーダーとしてはアシスタントにタスクを割り振り、それぞれの業務進捗を管理しています。業務の最終確認は私ですが、実装時のダブルチェックは必ずチームで行なっています。
ECディレクターとしてのやりがいとワークライフバランスの両立
ーー業務ではコンサルタントとの連携も肝要ですね。
週に1回ミーティングをしており、新規タスクの確認や進行中のタスクの進捗を報告しています。また、クライアントとも随時コミュニケーションをとりながら修正点をコンサルに共有し対応します。
業務ではコンサルタントとディレクターで共通のタスク管理ツールを使い、社内チャットで随時報告し合って進めていくため、漏れが発生しにくいです。チャットでは活発に報告や質問をしています。
ーーディレクター業務の面白さや難しいポイントは。
まず、難しいポイントは変更が即時反映される点ですね。ミスが許されないので見落としがないように気をつけていますし、メンバーと認識の相違が起こらないよう情報共有はなるべく簡潔にして、要点を伝えるように心がけています。
売上に関わる施策は主にコンサルタントが考えるので、施策に基づいた作業をミスなくスピーディに進めていくことを意識してます。優先順位を踏まえながら作業スケジュールを組んでいますね。
おもしろい点は、自分が制作に関わったバナーやキャンペーンを設定した商品ページがお客様の目にとまり、購買に直接繋がる点です。売上がアップして、クライアントに少しでも貢献できたと感じた際には嬉しさを覚えます。また、社内のデザイナーや私が撮影した画像を用いてページをリニューアルし、効果が出た時には達成感がありますね。
ーーアシスタントにタスクを割り振る際に、配慮しているポイントはありますか?
前職では、自身が苦手なタスクを割り振られて対応まで時間がかかってしまい、仕事が苦しくなることがありました。
その経験から、メンバーが得意なタスクを割り振って自信をつけていただきながら、成長スピードを加速できる環境を作りたいと考えています。苦手なことをゼロにはできませんが、得意なことを通じて少しでも仕事が「楽しい」と思えれば、意欲も高まりますよね。
また、各タスクには期日が設けられているので、チームメンバーに適宜進捗を確認しながら、時には優先順位を柔軟に変えて対応しています。
ーー西田さんは新卒時に「動き回る仕事の方が向いている」と思っていましたが、今はデスクワークがメインです。その点、ギャップは感じますか?
ギャップは感じていないですね。新卒時は「デスクワークは向いていない」と考えていましたが、経験を積む中で、マネジメントやタスク管理といった自分の得意分野に気づいて......今の仕事ではそこを活かしながら業務ができていると思います。強みを活かせているからモチベーションをもって仕事に取り組めていますね。
あと、前職と違って今は土日休みなので、休日は好きな音楽イベントに参加して気分転換したりもしていて、プライベート面も以前より充実してると思います。
ディレクターの育成に力を入れ、Gastroduce Japanの信頼度を高めていく
ーーGastroduce Japanのミッション・ビジョン・バリューで、西田さんが最も気に入っているものを教えてください。
バリューの“当事者意識の醸成”ですね。チームには主体性の高いメンバーが多く、管理する立場として本当に心強く思います。1人ひとりが“自分ごと”にとらえて作業を進めていることが頼もしいです。
たとえば、他のメンバーによるミスがおきた際にも「いつか、自分が同じミスをするかもしれない」と自分ごとにとらえて対応方法を考えたり、チームで事例を共有して教え合ったりとリスクを下げるために行動する風土があります。
私自身も、相手に過剰な負荷がかからないように物事を進めていこうと意識しているので、周囲の負担を減らすアプローチを実行することやチームのルールを改善していくことを積極的に行なっています。
ーー『当事者意識』という言葉には、クライアントに提供する価値にもつながりますよね。
はい。たとえばバナーや画像に「このURLがリンクされていたらクリック率が高まるよね」といった話はメンバー間でしばしば発信しますし、私もECサイトを利用する際に気づいたことも伝えています。結果につながる意見やアイデアをどんどん発信できる環境を大切にしたいと考えていますね。
ーー西田さんが描く今後のビジョンは?
短期的な目標は、今チームにディレクター候補の方が1人いるので、なるべく早い段階で一人立ちできるように後押しすること。そして、今後新たにディレクター候補の方が入社されたら、しっかりと育てていきたい思いがあります。
中長期的な目標は、担当店舗を持つディレクターが増えて、Gastroduce Japanとして業務支援できるクライアントをもっと増やせたらと思います。施策を具体化するディレクターのクオリティも上がれば、会社の信頼度も向上すると思うので、積極的にディレクターを育成していきたいですね。
ーー最後に、西田さんはどのような人と一緒に働きたいですか?
Gastroduce Japanで達成したい目標がある方ですね。何か1つでも目標をもっていれば、高いモチベーションで業務に取り組めると考えます。
そのうえで、積極的にコミュニケーションをとろうとする人だと嬉しいですね。頻繁にチャットでコミュニケーションをとりますし「いま、この点でつまづいています」「ここまではできています」と相談や進捗の共有を自ら発信できると、教える側としてもアドバイスを送りやすくなると思います。
私は書類選考や一次面接に携わる機会があります。選考が進む人は、やはり「こういうことをやりたい」と、自身の思いや目標を具体的に整理できていることが多い印象です。ぜひ、当社やEC業界でチャレンジしたい思いがある方はご応募いただければと思います。