GAOGAOで働くエンジニアをご紹介する【GAOGAOメンバー図鑑】。今回は、GAOGAOが提供するプログラミング合宿「GAOGAOゲート」の卒業生で、現在はGAOGAOメンバーとしてタイを拠点にエンジニアとして働く、植村爽さんです。
GAOGAOに入ったキッカケや仕事内容、今後の展望のほか、どのような方と一緒に働きたいかなどについて伺いました。
特に、若いうちから海外で活躍したい、未経験でもエンジニアとして働きたいと思っている方には、ぜひご覧いただければと思います。
ホーチミンでのプログラミング合宿を経てエンジニアとしてスタート。目標だった海外で働くチャンスを掴む
一色:まずは、GAOGAOにジョインした経緯を教えてください。
植村:新卒で働き始めてすぐの2019年4月、海外で働きたいと思い情報収集をしていた時に、GAOGAO共同創業者の水畑さんを見つけてコンタクトしたのが始まりです。その際、プログラミング合宿のGAOGAOゲートをご紹介いただき、参加することに決めました。
※GAOGAOゲートの詳細はコチラ! https://gaogao.asia/gate
働き始めたIT企業をすぐに辞め、当時の開催地だったベトナム・ホーチミンへ飛ぶことになったのですが、迷いはありませんでした。周りからは心配する声も多く聞こえましたが、すぐにでも海外で挑戦したいという思いが強かったんです。
実際、参加して本当に良かったと思っています。新卒で入社した会社もエンジニア職での採用だったので、エンジニアとして活躍できたと思います。しかし、海外拠点のない会社だったので、今のように海外を拠点に、海外の案件を扱うことはありませんでした。グローバルに活躍できるエンジニアとして一歩踏み出せたのは、GAOGAOゲートに参加したお陰だと思っています。
そんな私ですが、海外で働くことに興味を持ち始めたのは、大学4年生の就活後なんですよね。一般的に見ると、ちょっと遅いと思います。大学は、高校まで熱心に取り組んでいたバスケットボールをするのに良い環境かどうかで決めていて、将来やりたいことについては漠然としか考えていませんでした。
そんな中、就活が終わって時間にも心にも余裕ができたタイミングで、自分を振り返りました。就活前に自己分析をする人が多いと思うのですが、私の場合は就活後でした(笑)そこで思ったのが、幼い頃からパソコンに触れてきたこと、その過程でモノ作りが好きだと気付いたこと、そして、パソコンを使ったモノづくりを仕事にしたいということでした。
このことからも、新卒でエンジニア職として入社できたのは、あながち的外れな進路選択ではなかったのですが、これに加えて好奇心旺盛な性格から、案件内容や仕事のやり方など、エンジニアとしていろんな事を経験してみたいと思うようになったんです。そして、そのためのチャンスを広げるには、海外に挑戦するのが近道なのではないかと考えるようになりました。
そのように思っていた私にとって、GAOGAOはうってつけの環境でした。海外×エンジニアのコミュニティで、同じようなマインドの仲間と切磋琢磨し合いながら働けるGAOGAOは、まさに自分の思い描いていた職場にぴったりです。今は、尊敬する先輩エンジニアたちと共に、タイ・バンコクで楽しく働いています。
一色: では、現在どのような案件に参画されていますか?
植村:2つの案件に携わっています。
1つ目が、バンコクにある日系通信企業の顧客管理システムの開発です。請求機能、メールの送信機能、ポイントの計算機能などシステムに付随する機能が多く、通信企業特有の知見や技術が要求されます。また、要件定義から関わっているのですが、開発途中でクライアントとの間に認識のズレが幾つか見つかり、その対応をするために予定していた以上の開発時間を要しています。
要件定義に2カ月使うなど、時間は十分取ったつもりだったのですが、それでも甘かったなと反省しています。認識のズレが発生した原因としては、顧客管理システムを使うユーザーにオフィスとショップの2パターンがあるのですが、それぞれが使う要件をすべて出し切れていなかった事だと考えています。
今後、このような事が起きないようにするためにも、クライアントとのコミュニケーションを密に取ることを意識しようと思っています。開発当初はコロナウイルスの感染拡大前で、クライアントのオフィスで作業することが多く、ちょっとしたことでもコミュニケーションをとりながら進められたのですが、コロナ禍で遠隔で作業するようになり、どうしてもコミュニケーションが減ってしまいました。
開発を円滑に、スピーディーに進めるためにも、コロナ禍においてどのようにコミュニケーションをとっていくのかは課題です。これから仕事をする中で模索していきたいと思っています。
続いて、現在担当している案件の2つ目は、大手日系企業のシンガポール拠点でのDX案件です。GAOGAOメンバー数人で開発しているのですが、リリース間近となりました。
もう少し具体的に案件内容についてご紹介すると、製品の修理を頼みたいという、私たちのクライアントにとってのお客さんに利用してもらうシステムで、見積りの提出、修理、受け渡しまでを一貫して管理できるようにしています。
こちらの案件については順調に進んでいて、遅れることなくリリースされる予定です。週2日と少ない頻度での参画だったので、ほかの開発メンバーとのコミュニケーションは意識してとるようにしていました。
一人で決済システムを開発。周りに頼らずやり切った経験が、より責任感もって働く姿勢につながった
一色:続いて、これまでで印象に残っている仕事を教えてください。
植村:決済システムの開発を一人でやり切ったことです。
クライアントが元々使っていた決済システムが使えなくなってしまい、すぐに新しいシステムを開発する必要がありました。私にとって初めての一人での開発、そして決済システムの開発でした。
ほかのメンバーに手伝ってもらうことも、アドバイスしてもらうこともなかったので、全て自力で調べて進めました。システムを開発していく上で銀行ともやり取りしなければならなかったのですが、返事が遅くてなかなか進まない、でも開発期限は迫っている、という状況で焦りを感じる時もありました。そんな中でも、翌月決済するための仮システムを1ヶ月以内に作って一時的に使ってもらいながら、本システムは3ヶ月かけて開発しました。
やるしかない状況で、当時は週7日で開発するなど大変だったのですが、経験できて本当に良かったと感じています。だいたいチームで開発する事が多いですが、この案件で一人で開発する経験を積めたおかげで、より強い責任感を持って開発できるようになったと思っています。また、決済システムにまつわる技術面でも学びが多かったので、エンジニアとしてのキャリアアップにつながったと感じています。
プロジェクトを安心して任せられるエンジニアになる。淡々とひたすらに仕事ができる人と働きたい
一色:それでは、今後GAOGAOでどのような仕事をしていきたいか教えてください。
植村:まず、GAOGAOのエンジニアとして技術的にレベルアップし、開発の理想的な進め方も学んで、プロジェクトを安心して任せられる人材になりたいです。そのために日々勉強を続けています。
また、関わりたい案件としてはヘルステック領域に興味を持っています。看護や介護など様々なサービスがあり、今後も案件として増えていくと考えられるので、積極的に手を挙げていきたいです。そして、自分が開発に携わったシステムを、親など身近な人に使ってもらえると嬉しいなと思っています。
一色:最後に、どのような人にGAOGAOに入ってほしいか教えてください。
植村:結論から言わせていただくと、誠実な人です。クライアントに誠意をもって開発に取り組める人、極論を言えば、技術力が高い人よりも、人間力のある人がいいですね。
また、淡々とひたすらに仕事ができる人がいいと思っています。嫌なことがあったからと言って仕事に悪影響が出る人は、一緒に働く側としては困っちゃいますね。今日は気分が乗らないからいいか、今週は疲れちゃったからもういいや、というような仕事をする人は、成長速度も鈍化しがちです。目の前のこと、自分が決めたことをきちんとやるという、当たり前のことを淡々とできる人は、それだけで価値が高いと思います。
加えて、最近は拠点のあるバンコクやシンガポールの案件が増えているので、グローバルに活躍できる環境がさらに整ってきています。英語イベントも開催しているので、同じ志向の仲間も見つけやすいと思います。また、経営層とも距離が近いので、海外案件に携わりたいといったことも言いやすいですよ。