Webディレクターにとって、リーダーシップはとても重要なスキルです。
なぜなら、WebディレクターはWebサイトやWebサービスの制作をする際に品質管理やスケジュール管理などすべての工程で制作チームの指揮をとって、成功へ導く役割があるからです。
制作チームだけではなく、クライアントも含めて関係者から積極的な協力を得てプロジェクトの成功を目指すので、Webディレクターには全体をまとめる強いリーダーシップが求められます。
この記事ではWebディレクターにはどうしてリーダーシップが重要なのか、リーダーシップで求められる能力、向上させるために必要なことを紹介します。
Webディレクターを目指している方はぜひ参考にしてください!
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Webディレクターになぜリーダーシップが重要なのか
WebサイトやWebサービスの制作をするうえで、Webディレクターのリーダーシップは必須スキルの一つです。
Webディレクターはスケジュール遅延やトラブル、アクシデントを発生させずに滞りなくプロジェクトを完遂させなければいけません。
そのためにはコストや人員、時間などを正確に把握して、適切に人員を配置、進捗状況を管理する必要があります。
またWebデザイナーやプログラマーなどの制作チームのメンバー同士の連携もプロジェクトの成否が左右されるので、メンバーを引っ張っていくリーダーシップが強く求められます。
たとえばWebに関する知識が豊富でも、自ら行動しなかったり責任から逃げたりするようなリーダーでは誰もついてきません。
制作チームへの的確な指示や素早い意思決定で最大限のチームワークを発揮したり、生産性や協調性を上げるためにはWebディレクターのリーダーシップは欠かせないスキルでしょう。
リーダーシップスキルとして求められる能力
一口にリーダーといってもカリスマ性にあふれている人や、誰よりも豊富な知識を持っている人などさまざまなタイプがいます。
どのようなタイプであっても、リーダーとして最低限身に付けておくべき必要なスキルがありますので、詳しく紹介します。
目標を設定する能力
リーダーは実行可能な数値で目標を設定する能力が求められます。
あまりに高い目標を設定してしまうとメンバーの士気を削いでしまう可能性があるので、メンバーそれぞれの仕事の速さ、正確さなどしっかり把握して目標を調整することが重要です。
自らが実行する力
やみくもに実現不可能な目標に突き進んでもメンバーが付いてきてくれませんが、考えてばかりで行動に移せないことも問題です。
実行可能な数値で目標を設定したら、まずは自分が行動しましょう。
メンバーに指示をするだけでは人はついていきません。
人にやらせる前にまずは自分でやって実践する姿を見せることでメンバーの行動を促しましょう。
責任を負う力
リーダーとしてもっとも行ってはいけない行動は、責任から逃げることです。
プロジェクトを進めていくうえで、課題や問題は次々と出てくることがほとんどです。
課題や問題に向き合わず、チームの誰かの責任にするようなリーダーには誰もついていきません。
出てきた課題や問題を一つ一つに対応しようという責任感は持っておきましょう。
誠実さと一貫性
リーダーとしてメンバーからの信頼を得るには、すべてのメンバーに対して平等に接する誠実さや一貫性が欠かせません。
リーダーが特定の部下に肩入れしたり、個人的な感情に左右されたりすると、信頼が落ちてしまい人がついていきません。
中立性や客観性を持って信頼を得て、チームの協調性や生産性を高めましょう。
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リーダーシップを向上させるために必要なこと
リーダーシップを身につけたり、向上させるためのポイントを紹介します。
どれも磨くことでリーダーシップを向上させることができるので、ぜひ参考にしてください。
コミュニケーション力を高める
リーダーとして接するのは、クライアントやメンバーだけではなく、クライアントの取引先やパートナー企業などさまざまです。
チームの状況を把握したり、さまざまな立場の人の意見や要望に耳を傾けるにはコミュニケーションが欠かせません。
相手の話をよく聞き、気持ちに寄り添うことができれば、メンバーのモチベーションが向上して力を発揮しやすくなります。
必ずリーダーシップを高めてくれるので、コミュニケーション力を身につけましょう。
明確な目標を定めるスキルを磨く
会社経営者や事業責任者などのステークホルダーが何を期待しているのか明確にして、方向性や目標を定める力を磨きましょう。
定めた目標を細分化してメンバーに割り振れば、メンバーにとって自分がやるべきことが一目でわかります。
メンバーにとってやるべきことが分かりやすいと、効率よく動けるようになり生産性が上がります。
明確な目標を定めるスキルを身に付けると、チームを率いることもできるようになるでしょう。
素早く的確な意思決定を行うスキルを磨く
プロジェクトはリーダーの意思決定に基づいて業務を進めるので、意思決定の段階で時間を要してしまうと全体の業務が滞ることにもなりかねません。
そのためWebディレクターは迅速で的確な意思決定が求められます。
的確な意思決定を行うためには、情報収集やチームメンバーそれぞれの能力を見極める能力なども必要です。
日頃からケーススタディを積み重ねて、意思決定のスピードを上げるスキルを磨きましょう。
ロジカルに考えて説明するスキルを磨く
Webディレクターは社内だけではなく、社外でもロジカルに考えて説明することが多く求められます。
個人的な感覚や経験に頼った説明だけでは、社外の人だけではなく、チームメンバーからも納得を得ることはできません。チームメンバーから猛烈な反発を受ける可能性もあります。
相手の理解や納得を得るためには、結論と根拠を明確にして論理的に矛盾や破綻がない説明が必要です。
自社やクライアントの課題解決につながることをロジカルに説明できるスキルを磨くようにしましょう。
最適な提案をするスキルを磨く
自社やクライアントの課題や悩みを解決する最適な提案を行うスキルも、リーダーシップには必要です。
多くの人を動かすプロジェクトを推進するWebディレクターには、提案力があればプロジェクトの主導権を握ることができます。
クライアントが提案を受け入れやすいようにあえて複数の選択肢を掲示したり、クライアントや自社に与える利益を数字で説明できるようにして、精度の高い提案をできるようになりましょう。
まとめ
Webディレクターにおける重要なスキルの一つ、リーダーシップについて説明してきました。
制作チームへの的確な指示や判断力で最大限のチームワークを発揮させるためには、現場を仕切れるリーダーシップが強く求められるので、Webディレクターに欠かせないスキルの1つです。
責任が大きい分、自分の考えたWebサイトやサービスが形となったり、目的を成し遂げたりした時の達成感は大きく、取り組みがいのある仕事です。
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メンバーやクライアントの声を聞きながら業務を進めるのは非常に苦労も多いですが、チームを率いて目標達成を目指すのはとてもやりがいのある仕事です。
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