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なにをやっているのか

学芸大学店の外観です。地元密着型で毎日多くのお客様にお越しいただいてます。
FOOD&COMPANYのコアメンバー。30代半ばのメンバーが多いですが、10代から50代まで幅広い層、多様なバックグラウンドを持ったメンバーが多い会社です
【FOOD&COMPANYとは】 私たちFOOD&COMPANYは、2014年春、東京都目黒区にオープンした小さなグロサリーストアです。 食品リテールの実店舗運営を軸に、コンサルティングなどその他複数の事業を展開しています。 携わる領域は多岐に渡りますが、根底に共通するのは「やさしい経済」の仕組みを日常に組み込んでいくこと。何気ない日々の営みの積み重ねがサステイナブルな暮らし、サステイナブルな社会に自然とつながっていく。そんな暮らしの仕組みが世の中の当たり前になるように、これからも新たな領域にチャレンジしていきます。 【私たちのヴィジョン】 やさしい経済を通してリラックスした社会へ これがFOOD&COMPANYの全事業において軸となる考え方であり、私たちの果たすべき使命です。今朝飲んだコーヒーはどこから来たのかとか、昨日捨てたあのゴミはどこへ行くのかとか。身近に在っても実はちゃんと知らない事が私たちの日常には案外多いものです。 そんな私たちの何気ない日々の行動は、自分たちの意思とは裏腹にも知らず知らずのうちに社会の流れを作ります。だからこそ、自分たちの日々の行動が生み出すインパクトをもう少し見えるようにする事で、私たちは自分の選択に責任を持ち、自ずとお互いにもっと優しくなれるのでは、と考えます。 見せかけの「豊かさ」を追い求めるようなバランスを崩した経済ではなくて、近くのあの人も遠くの誰かもみんながそれぞれに生き生きと暮らせる、人間らしさがちゃんと大事にされる経済の仕組み。リラックスしていろいろな考えを柔軟に取り入れ楽しむことができ、多様な価値観が受け容れられた上で一緒に共創できる社会。そして、子供たちや地球の未来をも視野に毎日の行動を選択する仲間たちがつくりだす愛のある世の中。そんな景色がFOOD&COMPANYのビジョンであり、私たちが見たい未来の姿です。 そのために私たちは「食」と「流通」を柱に、多様なコミュニティが心地よく共生できる優しい経済の仕組みを日常から循環させていく。優しい経済の仕組みが当たり前のこととなるために、世界を変えるきっかけというタネをここから蒔いていきます。 VISION(どんな未来を描きたいのか?): やさしい経済を通してリラックスした社会へ MISSION(未来に近づくための私たちの役割と使命): やさしい経済のしくみを日常にインストールする ①しくみをつくる → 日常に根差した“リテール事業” → 食品小売店の運営 ②しくみの範囲を広げる → 仲間と一緒に社会へのインパクトを広げる“パートナーシップ事業“ → コンサルティング

なぜやるのか

毎日入ってくる新鮮な野菜たち。産直も多く入荷しますので鮮度が違います!
店内ではワークショップも数多く実施しています。
【FOOD&COMPANYの始まりとそのきっかけ】 株式会社FOOD&COMPANYは2013年、パートナーである白冰と谷田部摩耶の二人によってスタートしました。私たちはこれまでに色んな国や環境で生活していく中で、今の社会システムが作り出すヒト、モノ、コトの崩れたバランスに大きな違和感を感じていました。どうやったら私たちはこの違和感を解消していけるのか。わたしたちが出した答えはシンプルでした:バランスが乱れてしまった消費のあり方を、自分たちが今を生きるこの場所から、もう一度問い直し本気でそれを整えていく、という事。まずはそこから、私たちが感じているこの違和感を少しずつ解決していこう。それがFOOD&COMPANYの出発点でした。 食は私たちが毎日を生きるうえで、いつもコミュニケーションの中心にあります。「おいしい」という喜びを共有する時間は、言葉以上にみんなの心を通わせる力を持っているはず。みんなが毎日食べているご飯。カフェでもレストランでもなく、自分が作る日々のご飯の材料を買う場所。そんな、みんなの日常に一番寄り添った場所から、少しずつでも着実に、消費のかたちを変え、そして世界を変えていけないか。 特別な日のたまの贅沢ももちろん魅力的だけど、何気ない日常をこそもっとちゃんと大事にしたい。 こんな時代だからこそ、目の前の事にしっかりと目を向けてみる事で見えてくるこれからの「豊かさ」のヒントがあるのでは。 私たちFOOD&COMPANYはそんな風に考えています。 ご近所さんと交わす何気ない会話、大切な誰かと食べるシンプルだけど心安らぐ家庭料理、そんな当たり前の様で本当はとっても特別な、日常に潜む幸せのヒントを、このプラットフォームを通して皆様と一緒に見つけて行けたら。そんな、色んなきっかけのかたちを、この場所から作りたいと考えています。 【FOOD&COMPANYという名前の由来】 私たちが自分たちの夢物語を漠然と周囲に話し始めた時からここへ来るまでに、本当にたくさんの仲間たち「COMPANY」から惜しみない沢山のサポートをもらいました。そして、その中心にはいつも食「FOOD」があり、彼らとの大切な時間をより一層思い出深いものにしてくれました。 溢れかえる情報社会で忙しなく過ぎて行ってしまう毎日の中で、「大切な仲間たちと、豪華ではなくとも愛情のこもった食事をおいしくシェアできる時間さえあれば。私たちが私たちらしく幸せに生きて行く為に、これ以上に必要なモノってあるのだろうか」。そんな風に感じる瞬間が、これまでに幾度となくありました。そんな、シンプルだけど私たちにとっては他の何にも変える事のできない人生の2つのエッセンス。そして、この場所から生み出されるFOOD「食」とCOMPANY「仲間」の無限の可能性に、私たちはワクワクしています。このプラットフォームからあたたかな未来の風景を織りなすきっかけを提供できたら。それが私たちFOOD&COMPANYの名前の由来とそこにこめられた願いです。 【なぜ「オーガニック」なのか?】 FOOD&COMPANYは有機栽培/オーガニック農法で作られた農産物、それを使った加工品を主に販売しています。それは、認証や特定の栽培方法にこだわるからではなく「オーガニック」という言葉が持つ広義での意味や、歴史、フィロソフィーに賛同し、それらをサポートしたいから。私たちは、「オーガニック」とは必ずしも食べものの安全性や美味しさを担保するものだとは考えません。それはあくまでも一つの食に対する考え方や物事に対する姿勢、そして日々の営みにおける一つの選択肢だと捉えています。何事もバランスが一番大事だと考える私たちは、オーガニックだから良い、悪いという極端な判断軸で物事を見るのではなく、他の選択肢を頭ごなしに否定することもしたくありません。 私たちが「オーガニック」を選択するのには、自分たちが目指したい、本当の意味でのサステイナブルな社会へ向けた一歩が、たまたま私たちにとってはできるだけ「オーガニック」な食材を選び、より多くの人にそれを届けられるプラットフォームをつくるという道だった、というシンプルな理由からなのです。

どうやっているのか

学芸大学店のウィンドウ。
スタッフの働く様子。
ひとりの「おいしい」から、 みんなの「うれしい」を生み出す仕事。 私たちの暮らしに欠かすことのできない“食”。「おいしい」という感動を誰かと共有する時間は、言葉以上にみんなの心を通わせる力を持っていると信じています。 そんなシンプルながらも日常の中の確かな喜びを生みしていく仕組みを、コミュニティーや地球環境に対してもポジティブな影響を与えるかたちで実現していきたい。作る人、売る人、買う人、食べる人、そんなコミュニティを形成する全員が生き生きと暮らす未来への一歩を、毎日のグローサリーショッピングから創り出していきたいと考えています。 そのためにまずは、FOOD&COMPANYの私たちひとりひとりがそのメッセージの発信者となり、実践者でなくてはなりません。お客様と交わす日々の何気ない会話、生産者や作り手との信頼関係の上に成り立つフラットな対話、商品一つ一つのセレクト背景やそれらの最善な提案方法の模索。時には、自分たちの日々の行動を振り返り、どのように変えていくことが必要なのかをみんなでディスカッションしてみたり。そんな日々の仕事に含まれる要素の全てが、FOOD&COMPANYの目指すサステイナブルな世界への大事な一歩となります。 生活者にとって身近な食品のお店である「グローサリーストア」という場所から、ほんの少しずつだけど確実に、よりサステイナブルな未来へのアプローチを模索し続ける。そんなFOOD&COMPANYのチャレンジに対してワクワクし、解決への道を共に歩んでくれる仲間と一緒に働けることを楽しみにしています。 私たちが大切にする、6つのこと 1.誠実であろう いかなる時も正直に率直に、心からの視点で考え動こう。そこから生まれる信頼が全ての基盤となるから。 2.オーナーシップを持とう 仕事に自分の意思と哲学を持とう。その仕事を面白くするかどうかはいつだって自分次第。 3.問いを持とう 小さな違和感に耳を傾け自分自身に問うてみよう。全ての大事な変化と成長は、そこから生まれる対話から始まる。 4.挑戦し続けよう 粘り強さを持って、何度も失敗を重ねよう。その悔しさをバネに、諦めずに失敗と挑戦を繰り返す事でしか物事は前に進まないから。 5.柔軟であろう 時には自分の視点や物差しを疑ってみるしなやかな視点を持とう。他者との違いを受け入れ楽しむ遊び心を持とう。柔軟さは私たちの可能性を大きく広げてくれる。 6.想像してみよう 大事な事は大抵目には見えないから、やさしさを持ってその先を想像してみよう。愛ある想像力が、多様で色鮮やかな世界を作り出す。