FOLIOは、新たに株式会社ジャフコ、マネックスベンチャーズ株式会社、三井住友海上キャピタル株式会社、Rakuten FinTech Fund(上記50音順)を引受先として[1]、また2016年3月のシードラウンドに引き続きDCM Ventures、Draper Nexusを引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドで総額18億円の資金調達を実施。シードラウンドを含めた累計調達額は約21億円となります。 調達した資金によって、今春を予定しているサービスリリースに向けたプロダクト開発、人材採用、プロモーション等を推進して参ります。
低金利に物価上昇、年金への不安が囁かれている中、資産運用の必要性・重要性が増してきております。 FOLIOは「資産運用をバリアフリーに。」というミッションを掲げ、誰もが資産運用をかんたんに、そして効率よく行えるサービスを開発しています。 我々は、その大きなミッションを成し遂げるため、ゼロから証券会社を設立しようとしています。 これまで時間的制約や、金融商品特有の複雑さ、リスクを警戒する等の理由で「資産運用には興味があったけれども挑戦できなかった」という方々でも満足してお使いいただけるようなサービスを開発中です。 テーマ投資やロボアドバイザーをかんたんに楽しむことが出来る、次世代型のオンライン証券プラットフォームが誕生します。(現在、関東財務局に登録申請中)
■かんたん投資プラットフォーム「FOLIO」について FOLIOの投資・運用プラットフォームでは、テーマに即した株への投資から、ロボアドバイザーの機能も連携させるなど、資産運用という大きな括りの中でテクノロジーを駆使して投資家様の資産運用を支える仕組みづくりをしてまいります。
■FOLIOの機能、優れているポイントは
投資先の選定が楽しくかんたんである:FOLIOでは個別企業を選ぶのではなく、「自動運転」や「東京オリンピック」など、分かりやすく分類した特定のテーマに沿って集められた有望企業10社[1]にまとめて投資をすることができます。企業ひとつひとつを選ぶのではなく、身近なテーマを選ぶだけで投資ができるので、初心者の方も分かりやすく簡単に投資を始めることが出来ます。
プロ水準の運用が実現できる:テーマに関連した企業は、FOLIO独自のアルゴリズムで厳選されており、それらテーマを構成する銘柄の比率は金融工学を応用し「最適分散」されています。 そのため、個別株への投資よりも比較的リスクを抑えた形で投資リターンが期待できるプロフェッショナル水準の資産運用が可能になります。
少額から投資を始められる:通常10社に分散投資すると、最低でも1000万円程度の資金が必要です。しかし、FOLIOでは「単元未満株制度」を有効活用し、ひとつのテーマに対しておよそ10万円から投資ができます。
売買サポート機能:更に売買に適したタイミングや、保有銘柄比率の再調整(リバランス)の機会をお知らせする機能を有しており、皆さんの「いつ売ればいいのかわからない」を解決します。
ロボアドバイザーとの連携:海外資産への分散投資を全自動で行う、ロボアドバイザ―機能とも連携されています。アクティブにテーマ投資を楽しむも良し、パッシブにロボアドバイザ―に資産運用を任せるも良し、と、お客様の投資性向に合わせた資産運用が可能になっております。 FOLIOはアクティブ運用もパッシブ運用も十分活用できる、誰もが簡単に投資を楽しめる次世代型の証券会社を目指します。
■引受先投資家様からのコメント
株式会社ジャフコ 取締役 三好 啓介氏
金融サービスへのニーズや背景は国によって異なっていますが、金融分野のイノベーションは ユーザー中心の社会の実現に向かって世界中で出現しています。 FOLIOの提供するサービス、UI・UXは日本のユーザーに全く新しい資産運用の形を提示する事になると捉えています。また従前の延長線上ではない、圧倒的な効率や効果を感じるユーザー体験とプロダクトロードマップの実現はイノベーションと呼ぶに相応しいものになると期待しております。ジャフコも全力で支援して参ります。
マネックスベンチャーズ株式会社 代表取締役 清明 祐子氏
オンライン証券会社や資産運用サービスのあり方に一石を投じ、FOLIOの個性豊かなチームによって生み出されるプロダクトが、多くのお客様に支持され、金融業界に新風を巻き起こすことを期待しております。
三井住友海上キャピタル株式会社 取締役社長 五十嵐 仁志氏
証券ビジネスに精通した経営陣と優秀なエンジニアチームが結集し、新たな投資プラットフォームの創造を目指すFOLIO社に対して、個人の資産運用に変革をもたらす可能性を強く感じて投資を決定いたしました。FOLIO社が提供するテーマ投資とロボアドバイザーのシームレスなサービスによって、投資に関する多くの人々の悩みが解決され、「資産運用をバリアフリーに。」という世界が実現することを期待しています。
Rakuten FinTech Fund マネージング・パートナー オスカー・ミエル氏
FOLIO社のサービスの最大の魅力は、誰もが簡単かつテーマ別に楽しく少額から投資を始められることです。素晴らしい経営陣、デザイナーおよびエンジニアが率いるFOLIO社が、日本の資産運用市場において新たな一歩を踏み出していくことを期待しております。
DCM Ventures 日本代表 本多 央輔氏 FOLIO社はウェブプロダクトに対する確かな実績と強みを持つメンバーと証券業務に深い知見を持つ経営陣の非常にバランスのいいチームを構成しております。DCMとしても、米国でSoFi、Bill.com、SigFig等のFinTech領域に投資を実施した経験を踏まえ、FOLIO社が提供するロボアドバイザーをはじめとしたサービスが生み出すユーザーへの価値及び資産運用促進へのインパクトの大きさを感じ投資を決断致しました。また、FOLIO社が描く壮大なプロダクトのロードマップは世界的に見ても極めて創造的で社会的に意義深いものだと弊社のグローバルチームも捉えております。Paypalで起きたように若いメンバーが巨大な業界を変革する姿が日本でも見られることを大いに期待しております。
Draper Nexus Ventures マネージング・ディレクター 倉林 陽氏
昨年の増資以降、FOLIOのメンバーは今春のサービスリリースに向けて、着実に成長を遂げてきました。掲げるビジョン、プロダクトの魅力、そしてそれを実現可能にするチームの資質と実行力をご評価頂き、今回のラウンドにおいて、日本を代表する投資家の皆様にもご支援を頂ける事になったことを、大変喜ばしく思っております。FOLIOのプロダクトが業界を席巻し、日本人の「貯蓄から投資へ」の変革の流れを大きく後押しする存在になる事を期待しています。
株式会社FOLIO 代表取締役CEO 甲斐 真一郎
現在、我が国の1,750兆円を超える家計金融資産の過半が、現預金として保有されています。 少子高齢化に伴う公的年金の制約や超低金利政策などといった外部環境も相まって、今後ますます個人が自助努力によって自らの資産を守る必要性が高まるなかで、「貯蓄から資産形成へ」の動きを官民一体となり進めていくことが極めて重要な課題となってきています。 我々は、今まで日本では見られなかった新規性の高い資産運用サービスを提供することにより、数多くの方々に分かりやすい資産運用の手段を提供し、金融から日本を元気にするための一翼を担っていけるように精進して参ります。
弊社にご興味を持っていただけた優秀な方、ぜひお待ちいたしております。
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[1] 株式会社ジャフコ、三井住友海上キャピタル株式会社、DCM Ventures、Draper Nexusは各々が運用するファンドにて引受
[2] 当社が独自に厳選した有望企業10社となります。