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【社員インタビュー】民間企業へ初転職!元行政職員へ転職した裏話!!

地域の伴走支援者になりたい。行政や地域の課題を解決し、地域に対して明るい未来を実現していきたい。

埼玉県の市役所職員を12年経験した後、転職を決意。民間企業への転職の不安もあった中、自分自身のやりたいことを追求しフィノバレーへ入社した水巻さんにインタビューをしました。(インタビュー兼ライター:須田)



地域活性に関わるキャリアがスタート

元行政職員として従事されていたそうですね。水巻さんのご経歴をお聞かせください。

大学卒業後、新卒から埼玉県の役所で12年間行政職員として従事していました。3つの部署をメインに担当しており、税を徴収している部署や協働推進課という、地域で活躍する市民を応援したりなど地域活性化を担う部署。あとは文化スポーツ課でスポーツ復興にも携わっていました。

もともと2000年代の地方分権革命に一番興味があったのがきかっけで地域活性に興味があったため公務員を大学の頃から目指していました。

地域活性になぜ興味があったのですか?

地域力がない場所がどんどん衰退していくのが目に見えたときに解決していきたいと思いました。自分がもともと住んでいた千葉の自治体は地域力も正直弱く、経済力がある民間企業も少ない地域でした。

その時に目に見えて地域がどんどん衰退していくと身をもって感じました。地域を元気にするには地域自体が変わっていく必要があると思いました。

地域通貨との出会い

市役所ではどのような取り組みをしながら地域活性を行っていたのですか?

協働推進課で紙の地域通貨を扱っていました。経済発展という目的というよりかは、ボランティアをした人に謝礼という気持ちを込めて配っていました。

例えば、町の清掃に取り組んだ際に謝礼として地域通貨をお渡ししたり。他にも省エネに取り組んだご家庭や子どもたちに省エネポイントというような形で地域通貨を配ったりしていました。

子供達が何か取り組んだ時に地域通貨を配り、地域の文房具屋で文房具を買うことができるというような仕組みにもしていました。

あとは、イベントやお祭りの際もイベント中に発生したゴミ拾いをしてくれた方へ謝礼として配ると沢山の方々が来てくださるんですよね。そしてその地域通貨はイベントやお祭り内で使うこともできるようにしていました。

すごいですね!ちなみにどのような目的で地域通貨を配っていたのですか?

一番は市民活動の推進に力を入れるために取り組んでいました。あとは地域の方々との交流を増やすためです。

市は東京都荒川区を挟んだ隣りにあるため、都内へもアクセスが良好ということで今ベッドタウンとして発展している地域なんです。なので地元の方もいつつも、地域外からの転居者も増えており移住者も増えているため、地域性が希薄化しています。都内からのアクセスが近いこともあり、昼間に地域にいない世帯も多い理由があげられます。

その対策として地域通貨を手段として、地域活性化に取り組んでいました。

すごく良い取り組みですね。何年くらい続いているんですか?

おそらく30年....いや20年以上前から紙の地域通貨は取り組んでいたと思います。

かなり長い歴史ですね!もともとその市は地域通貨で有名だったんですか?

はい。私も地域通貨の話しを大学の授業で知って、そこからその市を知りました。(笑)

ただこの活動は市民活動団体と共同で行っているのですが、高齢化によりだいぶ下火になってきているのが最近の現状です。

公務員から民間企業へ

色々ご経歴もお伺いさせていただいたのですが、改めて今回はなぜ転職を決意されたのですか?

自分自身、一度始めたことを辞めるのは好きではないタイプなので、一通りやってみようという気持ちでキャリアを築いていました。

前職では係長という役職まで経験をし、どこまで色々できるのかということを模索していました。その結果、そこでは自分がやりたいことができないという結論に至りました。

そうだったんですね。どんな仕事に関わりたかったのですか?

過去を振り返った時に、自分自身が歩んできたキャリアの中で地域活性化の分野が自分に向いていたと気づきました。そして更に特化していきたいと思いました。

地域の方々と関わる機会が多かったので地域の方々のためになるのであれば、役所に所属をしていなくても実現できると思いました。

そうなんですね。なぜ民間企業を選んだのでしょうか?

やっぱりある程度社内環境や仕事内容の自由度が高く、色んなことが試せるという環境に身を置きたかったためです。

役所にいたときは、世の中はDX化の話しがかなり出ているのに、役所の中だとDX化の話しは進まない。何か改革がされているということはなかったと感じました。例えば、新しいツールの導入も難しかったり、G○○○○eも使えない状況で...。(笑)

またスキルアップがこれ以上難しいと感じていました。当時の仕事内容は議会の対応や県からくる照会の回答が6割くらいで、本来やりたい地域活性のところは全く出来ない状況でした。スキル的にも役所のルールを覚えるような仕事がほとんどでした。

効率化やDX化のためにプラットフォーム等を導入しないといけない部分も多かったですが、役所にいると制限も多かったです。

一方で転職に対しての怖さはありましたか?

多少不安はありました。役所でしか働いたことがなく、役所独自のルールを基準に今まで12年間仕事をしてきました。なので採用されるのか?通用するのか?という部分に対して不安が大きかったです。

フィノバレーとの出会い

フィノバレーはどのように見つけたのですか?

転職サイトでオファー(スカウト)をいただきました。今まで地域通貨の分野で仕事をしていた関係で研修やセミナーでフィノバレーは紹介はされていたため元々フィノバレーのサービスは知っていました。

スカウトオファーから1次面接に進まれて、選考中はどんな印象でしたか?

一番最初の面接で川田社長が対応してくださり、色々お話しを聞かせていただきイメージが湧きました。実際にどんな感じで仕事をしているのか具体的な動きの部分まで、代表からお話ししていただきました。

あとは「なんで役所やめちゃうの?」と聞いてくださいました。そこでは川田さんも前向きに評価してくださった印象です。「逆に行政経験者の方のほうがいいんだ」と話してくれたり、地域に興味がある方がいいと面接の場でおっしゃってくれました。

フィノバレーに意思決定をした決め手はなんですか?

他の会社も受けていましたが、一番最初に声をかけてくださったのが印象的でした。あとはやっぱり一番最初の面接で川田社長の想いを聞けたのはよかったです。

入社後してから現在まで

入社して現在3ヵ月が経過しますが、実際どうですか?

超アナログの職場からきたので、最初はツールに慣れるのが大変でした。想定内ではあったもののギャップは大きかったです。(笑)前職ではオンライン会議をする場合、大々的に準備をしないと始められなかったり、メールに関しても添付ファイルを貼ったりできない環境だったのでかなり環境は変わりました。(笑)

仕事内容に関してだと行政の方とお話しを進める中で、各自治体が「こういうことをやりたい/実現したい」というような内容はヒアリングできるようになってきました。提案といったコンサルティングの部分に関しては今頑張っている最中ではありますが、フィノバレーの過去の事例紹介などは徐々にできるようになってきました。まだ入社して3ヵ月ですが、少しずつ自分自身が思い描いていた形になってきていると感じています。

いいですね!元々行政職員だったこともあり、打ち合わせ等は進めやすいですか?

そうですね、親和性はすごく高いと感じています。行政がどう考えているのか、何を気にしているのかなどの状況はわかるため、前段階のお話しもいただかなくても、「こういうことか。」とわかった上でお話しを進められる。

今実際に世田谷の方に週に3日、板橋に週に2日常駐しながら、区の方々と定例会やキャンペーンのお話しなどをしています。区がやりたいことをフィノバレーのプロダクトで実現できるか模索しながら進めています。

行政や地域の伴奏支援者になる

フィノバレーのサービスを通して今後地域はどうなってほしいですか?

最近は子ども食堂等、非経済的な部分に興味関心がある自治体が増えてきているため、そういった自治体や地域にフィノバレーのプロダクトを広げていきたいと思っています。

行政にありがちなのが色々なツールを作りすぎて各所に連携できないことが多々発生してしまうことです。例えば住民票は自治体ごとにツールが違ったり、税目ごとに違う会社のツールを使ったりしているため連携がおかしくなったりしているんですよね。(汗)

そのようなスパゲッティ化した内部環境をフィノバレーのプロダクトでシンプルに一気通貫でき安全性も高いため、行政にも向いていると思っています。

行政のやりたいことを尊重し守りつつ、フィノバレーのツールで一気通貫した管理ができるようになり、より地域との連携ができると良いなと思ってます。

またDX化などもそうですが、行政は伴奏してあげないとできないため、伴走しながらご支援するのが一番いいのかなと思っています。

伴走支援。まさに川田社長が目指しているところですね!

はい、地域の方々は伴走してあげる必要があると思っています。逆に伴走したら、そのあと自走できる地域の方々は多いんですよね。逆にそれもおもしろみだったりするんです。

そしてそういった方々は協力者にもなってくれたりするので、後々やりやすくなってきたりもします。

水巻さんにとって今やりがい、そしてモチベーションはなんですか?

フィノバレーに入社をして、みんなの向いている方向性が一緒なのはやりがいです。また裁量権があるため、いろんな発想をして色々できるのがやりがいに繋がっています。実際に目に見えて行政や地域が良くなっていくのも嬉しいです。

今のモチベーションは「これもできるのかな?」といったように自治体や地域のことを考えて何ができるか自分で考えて行動できるところです。特に現在は世田谷ですが、区の方も応えてくれ、みんな前向きに考えてくれるのは嬉しいです。

今後の目標はなんですか?

行政が良くなる、地域がよくなるように効率化に力を入れて取り組んで行ければと思います!行政は変わる余地しか無いので楽しみです!

|最後にフィノバレーに転職を考えている方々へメッセージをお願いします!

不安はあると思いますが、飛び込んでみると皆さんのサポートもあるので、あとは気持ち次第でなんとかなると思います!!

株式会社フィノバレーでは一緒に働く仲間を募集しています
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