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地方での仕事を創出し、東京以上に創造的な仕事ができる。それを体現できる人間になりたい【社員紹介 vol.1 ~コンサルタント~】

記念すべき第一回目の社員インタビューはコンサルタントのAさんです。

アイリッジのFinTech事業部が分社化されてフィノバレーができたわけですが、
そもそもアイリッジを知ったきっかけは何でしたか?

転職エージェントからの紹介でした。
もともと前職のSIerでは金融機関や流通小売業向けに基幹業務システムの営業をしており、
決済領域やO2Oへの関心も強く持っていました。
一方で前職の仕事をする中で感じたのはIT技術の進化が目まぐるしいスピードにあるなかで
企業のあまり変動しないバックオフィス業務のシステムを提供していても
最終的にはクライアントのビジネスをスケールアップさせることには繋がらないという課題意識でした。
そんな課題意識を抱えながら見つけたのがアイリッジでした。
アイリッジは当時からO2Oのリーディングカンパニーとしてソリューションやノウハウも豊富で、
O2Oを学んで実践していくための環境が整っていると感じました。
また私が採用面接を受けたときはちょうどさるぼぼコインの実証実験が始まるタイミングで、
O2Oと電子決済領域の融合により新しい価値創出ができる可能性を感じたのが入社のきっかけです。

入社後、「思っていたのと違うな」などギャップはありましたか?
良い意味でのギャップも含めて教えてください。

思っていた以上にO2Oビジネスの外部環境は厳しいというのが最初に感じたギャップです。
アイリッジではO2Oアプリの受託開発やpopinfoというプッシュ通知のASPサービスを基軸に収益を立てていますが、世の中がどんどんモバイル/アプリファーストになっていく中、
価格優位性の高い競合企業が数多く出てきています。
せっかく一から企画提案した案件でも相見積をとった競合企業に価格面だけで持っていかれる、
というケースが入社当時は多くありました。
アイリッジ創業当時は市場のなかで先行したビジネスだったため競合もほとんどありませんでしたが、
市場環境が変化する中でアイリッジだからこそ提供できる価値を明確にする必要がありました。
そのひとつがO2Oから購買(決済)まで一気通貫でサービス提供できることだと認識しています。
そうした経緯もあって、もともとO2O事業に配属されていた私はFinTech事業部への異動希望を出しました。良い意味でのギャップとしては、私が異動希望を出した翌日に異動が決定されるという、
想像していた以上に組織決定のスピードが早いことです。

フィノバレーの強みや良さは何だと思いますか?

フィノバレーの強みは、第一に、電子地域通貨を商用リリースしたのはフィノバレーが全国で初めて、という点です。実証実験も含め様々な地域での実践事例があるため、システム導入までにつまずきがちな点、課題解決のノウハウがあります。また、電子地域通貨は地域住民の方々に日常の決済手段として
いかに普及・浸透させていくかが重要になります。フィノバレーではアイリッジのO2Oノウハウも活かしながらシステム導入後のグロースアップ支援まで踏み込んで行っています。
場合によってはその地域に半常駐のような形で地域と一緒になって新たなビジネスを作ります。
もちろん様々な障壁や苦悩もありますが、新規事業をいくつも立ち上げていくような面白さを感じられるのがフィノバレーで働くことの良さだと思っています。

ご自身が関わっている「さるぼぼコイン」について簡単に教えてください。

さるぼぼコインとは電子地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を利用した、飛騨高山地域のみで使えるQRコード型の電子マネーです。スマートフォンアプリで提供しており、域外、域内問わず誰でも無料でダウンロードができます。ご利用にあたっては飛騨信用組合の窓口やチャージ機などでコインをチャージし、地域内の約900店舗の加盟店で飲食やお買い物ができます。また加盟店は地域内のお店に限定しており、加盟店間での仕入などにもさるぼぼコインを利用できます。住民の方に現金ではなくさるぼぼコインをご利用頂くことで地域で生まれたお金がその地域で循環していきます。このお金の域内循環による地域活性化をコンセプトに、現在も普及活動を進めているところです。

(フィノバレーの)コンサルタント志望の人に対して何かアドバイスがあればお願いします。

私自身コンサル会社で働いた経験がないので偉そうなことは言えないのですが…
フィノバレーのコンサルティングは現況の分析、施策の企画・計画に留まらず、
よりクライアントや対象の地域に寄り添って一緒に考え、PDCAを回しながら一緒になって施策を実施していくことに価値があると思っています。一方で地域にはとにかく人材が足りておらず、目の前の仕事にとらわれがちです。私たちの役目は常に俯瞰的、中長期的な視野で今やるべきことをハンドリングし、
本来の目標に向かって最短と思われる道を示し、ともに歩むことだと考えています。
誰も正解を持っていない事業なので、こういった地道な活動を面白いと思ってくれる方と一緒にお仕事がしたいです。

ご自身の5年後の目標は何ですか?

私自身が愛知県の田舎出身で、大学卒業とともに東京に出てきましたが、東京に暮らしてみて初めて地元の良さに気づいたことがたくさんあります。また東京の過剰な人口とそれに伴う不要なストレスにも違和感を覚えます。なのでいずれは地域密着型のこの仕事の流れでそのままどこかに移住したいと
漠然と思っています。都市圏以外の地域にはよく「仕事がない」と言われますが、そんな地域でも仕事を創り出し、むしろ東京以上に創造的な仕事ができる、それを体現できる人間になりたいと思っています。

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