こんにちは!長期インターン生のさやです!今回はインターン生3名で「地方で働くこと」をテーマに話し合ってみました。
私たちの働くfewminの所在地は香川県高松市で、瀬戸内地域を中心に活動していますが、インターン含め基本はリモート勤務なんです!まず、インターンといえば都市圏のほうが選択肢が多そうなのに、私たちはなぜローカル企業のfewminでインターンしているのか?ルーツも育った環境もみんなバラバラの弊社インターン生。それぞれの視点から意見を出し合ってみると、思わぬ発見と学びがありました!!
プロフィール
岸本沙也:神戸出身、現在は神戸・大阪・香川在住。 地方国公立大学で医大生をしているなかで、 都会とのギャップ・閉鎖的な医療業界に衝撃を受け、幅広く社会を知るため社会勉強中です!
片岡玲実奈:高知出身。山で山菜取り川で魚を掴み取りし、高校までクラスで女子1人なのも影響し男らしく育つ。 大学は生物工学の道へ。 地方に刺激的な場所をつくりたいとの想いから、NPO Startup Weekendというアイディアソンを福山で立ちあげ。 現在は、もっと地域に根付いて地域の人たちと一緒にそこの価値を最大化したいと思い、人口400人岡山の島に地域おこし協力隊として移住しながら、リモートで株式会社fewmin でインターンをしている。
中北将吾:香川県出身。高校生まで香川県で過ごし、一年間の浪人を経て神戸大学に入学。同級生との交流のなかで、都市と地方の文化格差・教育格差を痛感する。社会学や教育学の視点から格差問題を考えていたが、次第に限界を感じ、ビジネスの力で地域を盛り上げる方法を模索していたところfewminと出会う。
みんな「地方」を盛り上げたい!!だけど、、、
さや
本日は「地方で働く」「地方でビジネスする」というテーマについて、みなさんの意見を聞かせて頂きたいと思います。まず、「なぜ地方で働いているのか」、また「地方特有の面白さ」や「地方で働くために必要なスキル」やまで、自由にディスカッションしちゃいましょう!
しょうご・れみ
よろしくお願いします!(拍手)
さや
ここに集まったfewminインターン生の3人は、出身も境遇も現住所もバラバラですね。それぞれ特有の視点から率直な意見がきけそうですね〜!では、まずは地方出身で、現在は関西で暮らしているしょうごさんから。
しょうごさんは現在神戸の大学に通っていますよね。普通インターンをするなら、関西の方がいろいろ選択肢がありそうなものですけど、なぜ香川県の企業でインターンをしようと思ったのですか?
しょうご
僕は出身が香川県の高松市なんです。fewminでのインターンを選んだのは、いつか地元で活躍したいという思いがあるからですね。ファーストキャリアとしての就職は、関西や関東などの都市でする予定ですが、そこでスキルを身につけ、経験を積んで、いずれは香川県含む瀬戸内地域に貢献していきたいと考えています。その前段階として、一旦ローカルの世界を体感しておきたかったというのが、インターン先としてfewminを選んだ動機です。
さや
いずれは瀬戸内エリアに帰ってきたいとのことですが、地元愛はもともとあったんですか?
しょうご
大学に入ってから芽生えてきましたね。やっぱり関西に出てきて、同級生との交流のなかで、地方と都市の「機会格差」のようなものを痛感して。教育にしろ、文化にしろ、ビジネスにしろ、都市と地方では巡ってくるチャンスの数が明らかに違います。これから地方で育つ後輩たちのためにも、その差を埋めたい!と思うようになりました。
あと、なんとなくこっち(関西)は、経済でも文化でも「メイン」で語られるわけですよね。振り返ると、自分の地元は、日本経済や日本文化が語られるときにめったにスポットライトが当てられない。僕自身、親が自営業で中小・中堅企業の社長さんたちの姿を近くで見て育ってきました。そういう人たちが日本を支えているのに、どうして日の目を浴びることがないのか…そこに納得がいかなくて。そんな思いから地方を盛り上げていくために何かせねば!と思いはじめました。…ついアツくなってしまいました(笑)すみません。
ところで、さやさんは大学は香川ですけど、現在も神戸に住んでいますよね。どうして香川県でインターンをしようと思ったんですか?
さや
土光さん(社長)パワー。なんか面白そうだったんで!
しょうご・れみ
パワー(笑)
さや
でも香川に来てみて、「地方盛り上げたいな」って思いはじめましたよ。漠然とですけど!
れみさんは高知県の出身で、最近岡山県の離島に移住したんですよね。行こうと思えば東京で就職することもできたなかで、地方で働くことを選んだ理由を教えていただけますか?
れみ
私が地方にこだわる理由は大きく分けて2つあります。
ひとつ目は、しょうごさんがキーワードとして「機会格差」という言葉を出してくださいましたが、まさに「機会格差」を埋めたいってところですね。「情報化社会でネットで調べたらいくらでもわかる」と言われても、”単語”を知らないとそれを検索できないように、その情報に触れる機会がないと調べるという行動に至らないんです。このように、知らないことを知るには、まず知れる環境があることが必須だと思うので、そう考えると地方にいるのはかなり不利だなと思います。
身近なところで言うと、地方の学生は、ビジネススキルを学んだり、起業家と出会ったりできるような刺激的な場所が少ない。ということで、私はそういう「場」をつくる活動を瀬戸内エリアで行っています。詳しくはプロフィールをご覧ください!
しょうご
宣伝してる(笑)
さや
ちゃっかりですね。地方で働くもうひとつの理由はなんですか?
れみ
もうひとつは、地方にもともとある素晴らしい文化や知恵を発信していきたいと考えているからです。地方には、その土地その土地の生き方や考え方に多様性があって、マジョリティに流されたり揉まれたりも比較的少なく、その土地その土地の生き方や考え方に多様性が残っている場合が多いため、独自の文化が悠然と紡がれています。その価値を地域の人と一緒に最大化し、魅力を発信したりECで商品を販売したりしていけたらという想いがあって、、と、こちらもプロフィールをご覧いただきましょうか。
しょうご
また宣伝(笑)
さや
まとめると、れみさんの「地方を盛り上げたい」にはふたつのベクトルがありそうです。ひとつ目の「機会格差の解消」が「マイナスを平均点にする」ことだとしたら、ふたつ目の「地域の魅力の発信」は、その地域の独自性や長所、つまり「プラスの部分を際立たせる」ことだと言えそうですね。
れみ
そういうことです。
しょうご
ここまで話していて気づいたんですけど、みんなの言う「地方を盛り上げたい」のイメージってけっこう違いますね。解像度もベクトルも違う。というか、そもそも「地方」っていう言葉自体が曖昧な気が…
後編へ続く!
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