こんにちは!パソコンを新調してから一度も開発環境を構築していない(元?)エンジニアの平尾です。
プロジェクトマネジメントとか人事とか会社の制度整備とかの仕事がメインになったなー(^^;)
さて、リモートワーク・テレワークを導入する会社が増えていますが、実はフェリックスでも2020年より以前からリモートワークの試験導入を始めていました。
元々、リモートワークに興味があったり希望している人もいて、そういった方にとってもフェリックスにとっても「双方に仕事がし易い環境」を築くためにはどうしたら良いのだろうと、まずは数人の方に試してもらって、作業効率が落ちたりコミュニケーションの不足が起きたりしないかを教えてもらっていたんです。
そうして会社の制度として本格的に導入する方法を考えていたときに、新型コロナウィウスの流行。
「これは対策が要るぞ…」と感じて、2020年3月中旬から全員を対象にリモートワーク実施です。
準備はある程度していたものの、思い切った舵取りをしました。
すぐに判断したことで、最低限「三密」を強制してしまう事を避けられた
そこからあれよという間に1年が経ちましたが、結果的には一気にリモートワークに移行してよかったと思っています。
フェリックスは東京都板橋区(JR板橋駅と都営三田線の新板橋駅が最寄りです)にオフィスがあるのですが、大体のメンバーが電車通勤なんですよね。
出社は8〜10時で自由ではあるものの、満員電車に乗る必要がある人も多く、出社義務があると感染への心配が尽きない。(満員電車って、これ以上ないくらいの三密ですよね。おそろしい空間です…)
その通勤時間がなくなったことが最大のメリットな気がしています。きっかけはコロナ対策とはいえ、よいと思った判断はすぐに実行することが大事だということを改めて思えました。
続けることで見えてきたリモートワーク課題と、やってみたこと
一方で、リモートワークに振り切ったことでの課題もあります。
それは、リモートワークを始めてから入社してくれた社員さんが馴染みづらいこと。
これは、そりゃそうだってことなのですが、やっぱり誰でも最初は知らない人じゃないですか。その知らない人と仕事をするのって、どこか不安で手探りで始めるので、顔を合わせて雑談しながらその人の性格を知っていくんですよね。まじめな人だとか、明るい人だとか、どんなことが好きで得意で苦手で…って。
リモートワークだけだと、雑談しないんですよね。必要なときにzoomで打ち合わせは実施しているのですが、わざわざ雑談のために、場所が離れている人に連絡しないじゃないですか。(中には雑談のためにzoomつないでいる人もいるみたいですが。上級者ですね。)
そこで、週に1日だけ出社して勉強会に参加しよう!という仕組みにしました。
これがまた、開発案件とメリハリがついていい感じみたいです。
リモートワークの感想を聞いてみた
リモートワークを一斉導入してから良い所も悪い所も感じつつではありますが、導入からしばらく経つので「リモートワーク、実際どうですか!?」っていうのを、社員全員に聞いてみました。その生々しい回答を以下でご紹介していきたいと思います。リモートワーク実施中、検討中の方の参考になれば幸いです。
リモートワークする前に思っていた、リモートワークの良さは?
- 通勤時間がなくなるので、時間を有効活用できそう
- 会議の場所や時間が柔軟になる
通勤時間がなくなって、仕事や自分の時間が増えるという意見が大多数!
リモートワークをしてみてわかったリモートワークの良さは?
- 通勤時間がなくなり、時間を有効活用できている
- 自分に合った勤務環境を作ることができる
- 不要な会話がなくなる
- テキストチャット(Slackが標準コミュニケーションツールです)が中心になるので記録が残りやすい
やっぱり通勤時間がなくなることに関する良さ、という意見が多かったです。あとは、自分の思うような環境にできるっていう意見もありました。
2年前のオフィス移転の際に机や椅子も一新して、靴を脱いで働けるというのもいい!って思ってもらっていただのですが、家だとさらに快適な環境を自分で作れるのがいいみたいです。エアコンの温度とか。
あとは、姿勢を変えることができるという意見もありましたね。他の人の目がないことで一長一短な部分はあると思いますが、リラックスできるのは大きなメリットですね!
リモートワークの良さをもっと大きくするために、会社や自分ができることは?
- テキストコミュニケーションスキルの向上
- 自宅の開発環境を改善して、より開発効率が上がるようにする
- 積極的な自分からの発信
口頭では会話がスムーズだけど、テキストチャットではうまく相手に伝わらない…ということは起こりがちですね。なんの話をしているのか、相手にどうして欲しいのか、誰がそのボールを持つのか、明確にしておく必要がありそうです。
ここは個人のスキルに依存するので、必要に応じて社内教育を実施してもよいのかもしれません(フェリックスは幸い、みんなコミュニケーションがうまい。。。)
ずばり!リモートワークの課題
- コミュニケーション不足になりがち
- 物理的なモノを運ぶのが大変
- 話しかけづらい
- 寂しい
システム開発会社なので、基本的にはパソコン1台あれば仕事ができますし、紙を使わないとかハンコを使わないとか以前から工夫はしていたのですが、スマホや試作品の機械を使って開発するときには、勤務場所が難しいですね。
あとはやっぱり、コミュニケーション面での改善は必要そうです。フェリックスメンバーは、特に仲が良いとか悪いとかそういった感じではないですが、日頃の雑談は多いのかなと思っています。2人で始めた雑談が、気づけば大勢でしゃべっていたとか。それがしづらいですね。
コミュニケーションは改善が必要です。歓送会はオフィスでもzoomでも参加可能にしてなるべくみんなで参加できるようにとかしているのですが、日常の中での雑談が足りないのは確かです。そこは人によって考え方が違っていて、雑談の時間がなくなってよいという意見もあり、逆に雑談したいので出社したいという人もいます。「雑談したいときにできる環境がいい感じ」ということですね。考えます!
最後に…フェリックスのリモートワークへの対応は何点ですか?を聞いてみた
平均 8.4点でした(10点満点で全員が回答)
まぁ、それなりといったところでしょうか…
特に、リモートワークが始まってから入社した社員さんにとっては戸惑いもあったようですので、入社した後に溶け込めるようにする対策は必要そうです。一度の歓迎会だけではどうしても難しいですよね。全員の名前を覚えるだけでも大変ですし。
リモートワークの今後を考えてみる
リモートワークって、小さな子供がいる人とか、地方在住の人とか、ちょっと前まではそういった方達に限定的に利用されていましたよね。それが急に社会情勢によってリモートワークせざるを得ない状況になった方もいると思います。
もし、リモートワークをやめてまた会社に全員が集まるようになったら…?
今となってはちょっと考えづらいですね。いろいろと社員さんから不満が上がってきそうです。そう考えると、今後はずっとリモートワークしていくことになるんでしょうか。準備していたとはいえ、急にライフスタイルが変わってしまったので、先のことまでは見えていません。
でも、今回のように、いろいろと試しながらフットワーク軽く動いていくことで、何が起きても対応できるようにしたいですね。
リモートワークはどんな人に向いているか
リモートワーク、家で仕事ができるので、満員電車に乗る必要もなく、時間を有効に使えますよね。
一方で、テキストでのコミュニケーションが増えるので、積極的に、情報を相手に伝わるように発信する必要があるなと感じます。作業を自己管理するスキルも必要になりそうです。
リモートワークで仕事をしてみたいけど機会が無いという方、新しい試みを楽しんで柔軟に適応できる方、お気軽に面談希望のご連絡をください!面談もリモートで可能です。
あ、歓迎会はリモートじゃなくて対面でやりましょうね!