「宿とチケット用意するでって言ったらスペイン行きたい?」
「行きます」
酒の席での約4秒間のやりとりで、入社後初の海外出張が決まった。
¡Hola!
フェリックスの榎本です。
2019年2月25日(月)~2月28日(木)にスペインはバルセロナで開催されたMobile World Conference(以下、MWC)を視察してきましたので、その道中も含め、レポをお届けします。
いざ、スペインへ
長時間の飛行機移動の中でちゃんと寝られるように、出発前日はしっかり夜更かしをしておきました。作戦通り、成田からスペイン(マドリード)までの14時間のフライトは離陸前に爆睡し、体感2時間。到着後は更にマドリード → バルセロナと飛行機を乗り継ぎ、合計17時間半かけて無事バルセロナ=エル・プラット空港にたどり着きました。
到着は現地時間の22時。さすがに長時間の移動は体に堪えたらしく、空港からホテルまでの地下鉄の乗り換えを調べる気力は無かったため、ホテルまではタクシーで移動しました。ホテル到着後は軽く晩御飯を食べてすぐに爆睡!このレポ、今のところ8割寝てますね!
バルセロナを歩いた
目覚めると、午前7時。ここはスペインのホテルの一室。今日は日曜日。空は雲一つない晴天。最高か。
ここでPCを開いてメールチェックなんかを初めてしまうのが悪しき日本人のサラリーマン文化。ぶち壊そう。「おれはスペイン人になって日本に帰るんや!」という5秒前に思いついた後付けの決意を胸に、開きかけたPCを旅行鞄に戻し、最低限の荷物で出かける支度をしました。(この記事を読んだ社内メンバーに怒られるかもしれないけれど、まあ、おれ、スペイン人なので。)
ホテルのロビーで別の便で先にホテルに来ていた社長の川原 + 一緒に視察して回るお客さん3名と合流し、街へと繰り出しました。この1日に関しても山ほど書きたいことがあるのですが、流石にレポの趣旨から外れてしまうので詳細は割愛です。写真のみでお楽しみください。あ、もしferixに見学に来てくれたら話しますよ!
いざ、MWCへ
今のところただのスペイン旅行レポになってしまっていますが、ちゃんと仕事もしてきました。やっと本題に入ります。
そもそもMWCとは
MWCは世界最大規模のモバイル(移動体通信分野)関連の展示会です。世界中から集まった端末メーカーやソフトウェア企業がブースを開いて自社の製品やサービスをPRしています。参加企業は大手企業からベンチャー企業まで幅広く、展示内容は市場に出ているものもあれば開発中のものもあり、かなり大規模な展示会です。
会場について
とにかく広い!
開催期間が4日間なのですが、「さすがに3日もあれば全部回りきれるやろー」などと思っていましたが、とんでもない!会場が広い上に、各ブースで興味深いデモを行なっていたり、丁寧に説明をしてくれたりするので、とても4日間で全制覇できるようなボリュームではありませんでした。
人が多い!そして世界中から人が集まってるのでいろんな国の言葉が聞こえる!
調べたところによると、合計198ヶ国から来場者数はなんと11万人!!これがどれくらいの数かというと、2018年末のコミケの来場者数は57万人!...あれ、コミケの方が多い。OTAKU文化も捨てたもんではないですね。
MWCの趣旨
メインテーマは、最近耳にするようになった「5G」です。多分この4日間で一生分の「5G」を聞きました。
5Gって?
ぼくなりにMWCで得た知識で、あまり専門的な話は避けながら(できない)軽く5Gについて説明します。
現在、一般的にスマートフォンなど使用されている通信システムの規格は4G(LTE)です。
そして、次のG(Generation=世代)の5Gが今後開発される機器に使用される動きになっています。
5Gによって通信が高速化され、今流行りのVRや自動運転などの開発のネックとなっている通信速度の制約が緩和され、今まで実現できなかった様々なことが実現可能になります。もし興味ある方は、ネットにいっぱい情報が転がっているので調べてみましょう!(...よし、逃げ切った!)
5Gの世界
5Gが実用化されれば、こんなことが実現可能になるようです
- 家を出たら駐車場から自動で車が出てきて、車に乗ったら車が勝手に目的地へ行ってくれる
- 昼食のタイミングにドローンが机までご飯を持ってきてくれる
- 医者がVRゴーグルをつけてロボットを操作し、離れた病院の患者を遠隔で手術を行う
夢が広がりますね!そして人間の足が退化しそうですね!
スペインに行ってみて
今回、ferixとして会場を視察するとともに、通訳としてお客様の同行もしました。
お客様の疑問をぼくを通して展示者に伝えるシーンが多くあり、社内から見た目線とは別の「お客様側の目線」は、これまで意識はするものの、正直、ピンときてなかったので、これもよい経験でした。
また、これから発展していく技術を知れるというのはとてもいい刺激になり、モチベーションの底上げにもなりました。
めっちゃ軽い返事で勢いに任せてスペインに行ってきましたが、もちろん疲れました。帰りの飛行機も、速攻爆睡。
それでも、疲れと引き換えに得られた刺激は莫大!
入社2年目のメンバーにこんな形でいきなり「海外行ってみたい?」なんて面白い無茶振りがあるのがferix。
また同じような突然の機会があった時に指名してもらえるよう、日々の業務に気合いを入れ直さないとな、と思っています。
- これから次世代通信やIoT周りの技術を身に付けたい
- むしろ、次世代通信やIoT周りの技術なら自分に任せろ
- 海外の展示会なんて羨ましい!自分も行ってみたい!
なんて思った方、少しでも興味が湧いたなら、ferixに話を聞きに来てください!
そしてスペインの話を希望の方は榎本をご指名ください!
¡Chao!
その後...
振り返り会をやってからの...
イベリコパーリー!これもいつものフェリックス!(ぼくが食べる前に全部無くなってたけど…)