こんにちは。ファームノート編集部の秋山です。
今回は新入社員の紹介です。
私たちファームノートは4月に5人の新入社員を迎えました。フレッシュなメンバーは、どんな想いを秘めているのかグイグイ迫ります。
栄えあるトップバッターは、葛巻勇哉(くずまきゆうや)さん。
牛の水飲み場を丁寧に掃除をする葛巻さん
酪農学園大学卒でご実家は和牛農家。幼少期から牛に親しんできた葛巻さんは、ファームノートグループでどのような夢を描いているのか。ざっくばらんに聞いてきました。
ビジョンに目覚め始めた、スイスでの体験
―――ご実家が和牛農家さんですが、卒業後に家業を継ぐことは考えていましたか?
とあることが引っかかっており、すぐに継承することは考えていませんでした。僕の祖父は和牛農家で、父は獣医師をやっていたんです。牛が身近な存在でしたので、動物に携わる仕事がしたいなとおぼろげながらに思っていました。私が10歳くらいの頃に、父がこれまで勤めていた団体を退職して祖父の事業を継ぎました。家族経営のため家族団らんの時間は増えたものの、両親のプライベートの時間が減っているように思えました。また、仕事量が多く両親の健康面について心配をしていました。そして、働き詰めの農家の方は多いことに気づきました。次第に、そういった悩みを持つ方を支援できる何かができたらいいなと思うようになりました。
その後、牛が好きなこともあり酪農学園大学に入学しました。
大学時代の葛巻さん
大学時代にスイスへ1年間留学した際、そこで大きな発見がありました。酪農家がきちんとロングバケーションなど休みを取れる仕組みがあったのです。それでいて、仕事の成果はしっかりとあげていました。
スイスでの留学時に撮影した牧場の風景
"休暇をとる"ということだけなく、生き方の選択肢が増えれば心が豊かになり、仕事のパフォーマンスも向上するのではないか。そんな世界を作っていきたいなと学生時代はぼんやりと思っていました。
牛に関わるすべての人の選択肢を増やしたい
―――そんな発見があったんですね。では、なぜファームノートに入社しようと思ったのですか?
私は『「生きる」を、つなぐ。』という、うちのビジョンに共感したからです。
当社のビジョン、「生きる」を、つなぐ。
入社して5ヶ月ほどしか経っていませんが、これからは牛に関わるすべての人の選択肢を増やすソリューションを生み出していく仕事に携わりたいです。
例えば、もっと安心安全に働ける仕組み、動物がなるべく病気にならないようなシステム、地球環境に優しい牧場運営などです。僕らが持っているIoTの技術や経営の仕組みが解決できることがまだまだあると思います。
また、最も成長できる場だなと感じたことが入社の背中押しになりました。
人生の目的がブラッシュアップされた体験
―――どんな場面で成長を感じられたのですか?
僕は「成長 = 気づきの回数」だと考えています。入社面接時、ファームノートグループでは多くの方とお話をしました。もちろん、選考をするために質問をしてくれていたとわかってはいます。しかし、質問を通して自分のビジョンを磨いてくれているように感じられたのです。
手際よく搾乳ロボットを操作する葛巻さん
ビジョンは人生の目的地だと思っています。意義のある目的があれば自然とスキルなどは身につくというのが僕の考えです。僕のビジョンがより意義のあるものに進化させてもらえる環境なのではないかと思って入社を決めました。
"目的から描く"ことを学んだ
―――最後にあなたのモットー、好きな言葉を教えてください。
「時間はお金をいくら積んでも余分に確保できない資源」です。これは平勇人さん(ファームノートデーリィプラットフォーム取締役で牧場事業統括でもあり、獣医師)から頂いた言葉です。1日24時間はどんなに経済的に裕福であっても増やすことも減らすこともできない。だからこそ成功した人はお金やモノよりも時間を大切にするんだということを教えていただきました。
スティーブン・R・コヴィー博士の著書「7つの習慣」のなかで「終わりから思い描くことから始める」という言葉があります。社会的に立場がある人ほど、大切にされているように思います。何か行動するにしても、ミッション・ステートメントを記すとあります。
牛が餌を食べやすいように日々工夫している葛巻さん
僕には「牛に関わるすべての人の選択肢を増やす」というミッションがあります。これを一緒に磨いてくれた先輩や仲間のミッションにも貢献できるようなビジネスパーソンになっていきたいと思っています!
編集後記
「成長 = 気づきの回数」と定義する葛巻さん。日々成長を続ける彼と1ヶ月ぶりに話しました。話を聴いた僕も自分のビジョンについて考えさせられました。自分の成長だけでなく、僕や仲間の成長にも貢献しているんだなと。そんな葛巻さんのこれからの成長が楽しみです。
新卒インタビューはまだまだ続きます。次回もお楽しみに!
企画・取材・編集:秋山ウテ
編集・執筆:西雄大
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