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人生のラブレター。30歳前後で、デフォルト笑顔になりたい皆さんへ(前編)

2年で倍増ペースで全国に広がっているこども夢の商店街。

首都圏での開催が増え、とうとう沖縄まで広がって、全く無関係のところでも知名度の向上を実感してしまうことにひしひしと喜びを感じる今日この頃です!

3年目になったほっちゃんはいっそう逞しくなり、今年も有望な新卒社員が入ってくれたし、来年も有望な新卒社員を獲得できそうで、若々しい元気エネルギーも満ちてきています。

思えば、2019年にwantedlyで初の正社員を獲得して以来、当社の正社員は全員wantedlyで採用させていただきましたので、これもひとえにwantedlyのおかげですね、ありがとうございます!

が、しかし!元気な若い社員をサポートできる、それなりに人生経験もある社員については、この先、明らかに不足しそう(汗)ということで、今日は、アラフィフの僕からアラサーの皆さんへ人生のラブレターを書いてみようかと思います!

ちょっと長文になりそうですが、アラサーの皆様には最後まで読んでいただけると嬉しいです!

30前後といえば、一通り仕事ができるようになって重要な仕事を任されたり、結婚や第一子誕生など、人生一大イベント目白押しの時期ですよね。

私ごとで恐縮ですが、僕が弁理士試験に合格したのが29歳。クライアントから先生と呼ばれる責任に応えようと、試験合格後も日夜仕事と勉強に励み、終電帰宅もしばしば。弁理士としては非常に珍しい大学中退者だったので、コンプレックスが努力の源だったんだと思いますが、とにかく仕事に打ち込んでいましたし、その結果が目に見えて現れていた時期で、ものすごく自信がついた時期でした。

でも僕はその18年後に弁理士を辞めることになります。

弁理士を目指したことにも、弁理士として仕事をしていたことにも後悔はありません。

弁理士として向き合った仕事の経験が今に生きていると思うこともあります。人生やり直したとしても、同じようにアラサーになった自分が、人生の何たるかに自信を持って、違う道を歩めるかというと、そんなことはないのかもしれません。

それでも、それまでの人生でもっといろんなことを学んで、いろんな人に出会って、弁理士にならなかったとしたら、今一体自分はどんな日々を送っているだろうかと考えると、何というか、行ったことがない憧れの世界を想像するような気持ちにはなります。

主にメーカーの発明を扱う弁理士は、理工系の出身者がほとんどですし、クライアントの担当者も理工系で、仕事関係で関わるのはいわゆる理系人間ばかり。そして、1つの特許で何億円、何十億円、時には何百億円という大きな利益を生み出し、下手をすれば同じくらいの逸失利益も出してしまう知的財産を扱うため、仕事内容はとてもシビアでクールで、そこに人情とか人間味は、全くありません。緻密なロジックで作られたまさに氷のような世界です。

そんなシビアな世界で戦って認められることが仕事のやりがいでしたし、かなりの高給だったこともやりがいにつながっていたことは間違いありません。そんな世界で一定の評価を得るようになって、自分のファームを立ち上げて複数の大手クライアントを獲得した30代後半が、僕の弁理士としての絶頂期でした。

でも、自分のファームが軌道に乗り始めた頃、急速にモチベーションが下がってくることを感じていました。決してこれだけが理由ではないのですが、それでもモチベーション低下の一番大きな原因は、その仕事に社会的な価値を感じられなかったことでした。

もちろん良い仕事をすれば、クライアントは喜んでくれます。でも、果たして自分の仕事が社会にとって役に立っているのか?家族以外の身近な誰かが喜んでくれているのか?クライアント以外の誰かを幸せにしているのか?そう考えた時、人為的に作られた特許というルールで規定された特殊な世界の外と、家族の外では、自分の仕事の価値を見出すことができませんでした。

当時の僕は、側から見れば仕事にも家庭にも恵まれた順風満帆だったはずですが、オンでもオフでもいつでも笑顔でいられるほどには幸せではありませんでした。

そして弁理士合格して18年後。僕は年収が3分の1くらいに減ることを覚悟の上で、弁理士を辞めて今の仕事に専念します。


おっと!そろそろ堺市に向けて出発する時間です!

ということで、すみません!この続きはまた来週!アラサーの皆様、待っててくださいね!

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