エキサイトの5つのバリュー「好奇心を起点にする」「当事者意識でやりぬく」「世の中に寄り添う」「素直さとリスペクトで学ぶ」「得意なことで繋がり合うチームワークで」を体現するエキサイトのメンバーのリアルをお届けする連載「Exciter」。
第11回は、エキサイトのヘルスケア事業部でエンジニアとして活躍している岡村さんにインタビュー。これまでのキャリアや、ヘルスケア事業でエンジニアとして働く魅力について話を伺いました。
プロフィール 岡村啓二郎
2017年3月高知工科大学を卒業後、エキサイトに新卒入社。 入社後はヘルスケア事業のエンジニアとして、エキサイト電話占い、エキサイトお悩み相談室などの開発やプロジェクトの進行、AWS移行など複数領域を担当。直近では、エキサイトお悩み相談室の新機能リリースプロジェクトをリードし、全社の月間MVPにノミネートされる。
「Webシステムで社会課題を解決したい」という想い
ーー学生時代はどんな研究をされていましたか?
昔から、Webシステムを使って社会課題を解決したいという想いがあり、災害発生時に訓練を行うためのシミュレーターを開発していました。
皆さんには馴染みがないと思うのですが、実は災害医療の現場では患者さんの身元確認や視察の段取りなど、対応フローが沢山あるんです。当時はまだペーパーを使ったオペレーションしか確立されていない状況でした。現場の課題をWebシステムで解決できないかというテーマのもと、研究を行っていました。
ーーエキサイトへの入社も「社会課題を解決したい」という想いがあってですか?
そうですね。私自身、高知県の少子高齢化が進む場所で育って、インターネットはそういった課題の解決につながると思っていました。特に人と人が繋がるサービスに可能性を感じていたので、エキサイトは自分のバックグラウンドを含めやりたいことが一致していて、それを実現できる環境でした。
最終的な決め手は「人」でしたね。就活中はまだ自分の技術力に自信がなかったので、そういったところをサポートいただけるか不安に思っていました。ですが、選考過程でお会いした社員の皆さんが本当に人当たりがよく、気軽に相談しやすい雰囲気が感じられて。そういった方々から技術を学んで、成長できるイメージが沸いたというのも入社を決める後押しになりました。
新しい挑戦を続けることで、技術向上に手応え
ーー入社から現在まで「エキサイト電話占い」や「エキサイトお悩み相談室」などの相談系サービスの開発に携わっていると伺いました。その中で苦労されたことはありましたか?
“一から新しく何かをやってみる経験がしたい”と、入社4年目の時に参加した部内の新規事業コンペはとても苦労しました(笑)。現在取り組んでいるメンタルヘルスの領域を、「心の健康」だけでなく「体の健康」にも展開できないかとオンラインヨガサービスの提案をしたのですが、実はそのコンペと同時期に、前回の新規事業コンペで実施が決まっていたニアサイドの新規開発を担当することになっていて……。同時に2つのことにチャレンジすることになった当時は、かなり大変でした(笑)。
ーーそれは相当大変ですね……。新しいことに果敢にチャレンジされている岡村さんですが、これまで成長を感じられた瞬間はどんな時でしたか?
恋愛相談サービス「恋ラボ」のチャット機能を実装した時ですね。Web上でインタラクティブなUIを求められるので、ステートフルな通信を目指しましたが、従来使っている技術だと実現できなくて。しかも当時は、クラウドへ移行をすることは決まっていましたが、まだオンプレミスの環境でした。そこでAWS上でチャットの実装ができるようなパッケージ化されたシステムがないかをAWSの方に相談し、最終的にはそれに似たものを自分たちで実装することになりました。クラウドネイティブな環境の中、インタラクティブなUIでサーバーレスな実装を行うという社内でもあまりやっていなかった技術に挑戦することになりました。開発言語としては、ずっと書いていたPHPではなく、初めてPythonで実装を行うなど、一気に自分の技術レベルが上がったなと手応えを感じられた瞬間でした。
ビジネスサイドとの距離の近さが多くの学びを提供してくれる
ーーヘルスケア事業部の働き方はいかがですか?
出社は週に2日ですが、現在はリモートでのコミュニケーションがメインになっています。エンジニアは基本的に週2回、各々がやっている業務の報告をする進捗報告会と日々の開発で出てきた細かな課題をシェアしてみんなで意思決定をしていくような会議があります。それ以外にも、プロジェクトごとに朝会があったり、新卒メンバーはトレーナーとの朝会があったりしますね。
コミュニケーションツールは、Slack、Google Meet、Tandemを利用していますが、Tandemは特に、オフラインと似たような環境でコミュニケーションが図れるので重宝しています。
メンバーがオンラインになっているかどうかを確認することができて、waveという「今大丈夫ですか?」という通知を送る機能があるんです。そこから通話がスタートできるので、席に行って直接質問するようなことをリモートでも気軽に行えます。
ーーヘルスケア事業部のいいところはどんなところですか?
ビジネスサイドのメンバーと一緒に月次、週次で売上や機能のフィードバックを行う報告会を開催しているところですかね。事業責任者が描くサービスのビジョンを理解した上でエンジニアが実装していくことによって、よりユーザーに価値があるものを届けられると思っています。
エンジニアであってもサービスを利用している人の姿が想像しやすいですし、自分が作った機能がどんなフィードバックを受けたのかを知ることができ、ビジネスサイドとの同じ目線を持ちやすい状況は、エンジニアとしても良い環境だなと思いますね。
ーー逆に課題などはありますか?
先日、運用している全てのサービスをオンプレミスからクラウドへ移行完了したばかりなのですが、改善されたことも多い一方で、アプリケーションはまだまだトラディショナルなフレームワークが利用されており、今では当たり前になっている機能を実装しづらい点は課題です。今期からアプリケーションの刷新に力を入れているメンバーもいるので、事業部の課題である反面、伸び代でもあると捉えています。
自分の意見や開発の影響を及ぼす範囲が大きいところにやりがい
ーーエキサイトで活躍しているエンジニアはどんな方が多いですか?
仕様に関してエンジニア側から提案する機会も多いので、自分なりの考えを発信できる人が活躍しています。サービスの成長やユーザーの満足度向上に興味があり、事業を伸ばすことに魅力を感じられる人はエキサイトに向いているのではないかなと思いますね。
ーーヘルスケア事業でエンジニアとして働く魅力を教えてください
自分の意見や開発の影響を及ぼす範囲が大きいところに、やりがいを感じられます。誰かが発信した意見に対してメンバー全員で考えを膨らませながら、チームとして1つの目標に向かって開発を進めるので、皆のアイデアがカタチになる実感が得られるのではないかと思います。
ビジネスサイドのメンバーとの距離も近いので、ビジネス的なところも理解しながらエンジニアリングの経験が積めることも大きな魅力です。今期から新しいものに移行していくプロジェクトが走っているので、昔からあるサービスの機能を担保しつつ、新しい技術に載せ替えていく経験が今のタイミングならできると思います。
技術の挑戦とビジネス要件の達成。どちらも両立できるエンジニアに
ーー今後、どんなことに取り組んでいきたいですか?
現在担当している複数のサービスはドメインこそ異なりますが、中身のシステムは結合している部分があるので、ユーザー側に不都合が出てしまう部分がどうしても出てきてしまいます。そういった問題を解決するために、ログイン方法を簡略化できるような機能を実装したいです。
ーー岡村さんが目指すエンジニア像を教えてください
ビジネス的な要件を達成しながらも、技術的な挑戦もする、両方ともできるエンジニアになりたいと思っています。現在はビジネス的な施策メインで動き回っている状態なので、業務をどんどん効率化して、両方の分野で活躍できるようなリードエンジニアになりたいです。
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取材・執筆=小町ヒロキ(@komachiwriting) 編集=今井菜津子(@mchupchu3u)、野際結衣(@saiyo_banana)