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【続】創業から7年で2000人以上雇用してきた経営者が教える今、日本人が絶対にベトナムに張ったほうが良い理由

前回の投稿では「ベトナムの成長性とその背景」を書かせていただきました。

https://www.wantedly.com/companies/evolable/post_articles/157934

今回の投稿では2の「日本が張るべき理由」を書かせていただければと思います。

ベトナムの成長性と背景で述べた部分は全ての国が投資するとしても魅力的である点だと思いますし、日本にとってももちろん同様だと言えます。
ですので、ここでは特に日本にとってポジティブな点について述べたいと思います。
ここでポイントになるのが、「言語」と「親日度」になります。
まず言語についてですが、非英語圏であるというのが一番の理由になります。
と同時に英語に次いで学習者が多いのが日本語となっています。

非英語圏であることがメリットと書くと「逆じゃないのか?」と感じる方も沢山いると思います。
しかし、以下の解説を読んでいただければ非英語圏であることはむしろメリットであるということが理解頂けると思います。

非英語圏であるメリットは何かと言うと一言で言えば、英語圏の先進国と人材獲得の競合度が低いということです。
例えばITという事業分野で言えばインドとベトナムで人材獲得をしようとした時に、米企業との競合は全く違います。コミュニケーションもしやすく、予算も大きな競合と人材を取り合うというのは得策だと言えません。また、非英語圏同士の英語はお互いの訛りなどに慣れてしまえばどちらかが英語ネイティブの場合と比較して、コミュニケーションが容易です。

また、逆にベトナムサイドから見た時も外需を獲得しようとした時に、英語圏のマーケットは競合性が高く、強い競合がいることも理解しているので結果的に、それ以外の日本、韓国、台湾といった非英語圏のアジアのマーケットを重要視する背景となっています。

その中でも例えばITの分野で言えば現在、日本は最大の取引先となっています。結果として日系企業への就職や日本企業との取引を見越した日本語学習者が多いというのは日本人にとっての大きな魅力と言えます。エボラブルアジアでも日本語を使えるブリッジSEが100名以上在籍し活躍してくれています。

「親日度」で言うと定量的なデータとして電通さんが行なっているジャパンブランド調査で2014、2015、2017、2018で1位となっており、2016も2位となっています。

https://www.viet-jo.com/news/nikkei/180427184905.html

この調査には一般的に親日としてのイメージが強いタイや台湾といった国も含まれていてのこの結果なのでいかにベトナムの親日度が高いかが分かります。

これには諸説背景を語りたがる人がいますが、私としてはバイクで圧倒的シェアを占めるホンダを始めとした日本企業がベトナムで創ってきた信頼に寄るところと前述した大乗仏教、儒教といった文化の源流の共通性から日本の勤勉性や真面目さといった部分に対しての好意的な受け止め方が大きいと感じています。

この親日度に支えられて、採用面や内需向けの販売でも日本ブランドが加点になっていることは間違いないありません。実際、ベトナムで事業を立ち上げる際に、日系だから応募したという人も多くベトナムで全く無名の時代から日系ブランドに助けられた実感値は大きかったです。

またそれ以外の要素でベトナムに張るべき理由に張りやすさがあげられます。

弊社でもグループ企業にエボラブルアジアソリューションズという東京本社の開発会社があり、日本で70名以上のベトナム人エンジニアが活躍していたり、エボラブルアジアエージェントというグループの人材紹介企業では日本でのベトナム人の人材の採用をお手伝いさせて頂いています。
今回の法改正も含めて今後ベトナム人が日本で働く事例は増加の一途を辿ると予測されている。
つまり、ベトナムに進出する、ベトナムの企業と取引をするというよりも低めのハードルとして日本国内での取引や人材採用という所から「張る」ことも容易という点もメリットの一つだと言えます。

実際にこの2年間のエボラブルアジアでの新規取引のクライアントも8割以上のクライアントが日本拠点とベトナム拠点を掛け合わせる「ハイブリッド開発」(https://evolable.asia/eva-blog/hybrid_development/)を選択していて、オフショア開発と比較してハードルが低くベトナムでの開発をスタート出来ること、実際に取引を開始してのやり易さに高い満足度を頂いており、張りやすさがメリットになっているという実感値を持っています。

長くなりましたがこの記事を読んで一人でも多くの方がベトナムに張ってみようと考えて、ベトナム、日本両国の発展に少しでも寄与できれば嬉しく思います。

もし参考になったという方がいればぜひシェアしてもらえれば嬉しいです。

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