※この記事は、株式会社エブリーのオウンドメディア「every.thing」にて2020年10月16日に更新されたものです。( https://everything.every.tv/20201022/)
遠藤 陽平
DELISH KITCHENカンパニー リテールソリューションズ事業部 サービス企画グループ
新卒でソーシャルゲーム会社に入社後、SEOコンサルティング会社で新規事業の立ち上げを経験したのち大手比較サイトメディアの運営に従事。企画やディレクターなど、一貫してPdM関連の職種を務める。2019年6月からエブリーPdMとして従事。
積極採用中のチーム・職種で活躍している人に、エブリーへの入社を決めた理由ややりがい、求める人物像などを詳しく深掘りし、求人情報には書かれていない”生の声”をお届けします! 今回は、事業領域が多岐にわたる『DELISH KITCHEN』で小売のDXに挑戦しているリテールソリューションズ事業部。その中でプロダクトマネージャーを務めるメンバーに詳しく聞きました。
目に見える形で人のためになる仕事をしたい
ー農学部出身とのことですが、なぜ新卒でソーシャルゲームの会社に入社されたんでしょうか?
遠藤:農学部の大学院まで行き、分析系の研究をしていたので研究職という道もありましたが、多くの人に目に見える形でインパクトを残せる仕事をしたいなという軸で就職先を考えました。その頃ソーシャルゲームが大きく成長している時期だったこともあり、ゲーム会社にプランナーとして入社しました。
1社目ではPC向けのネットゲームを制作していて、その後新しい市場として急成長していたスマホソーシャルゲームの会社に入社し、ソーシャルゲームには合わせて2〜3年携わっていました。
ーその後、なぜSEOコンサルティングの会社に?
遠藤:ゲームとは別の切り口でサービスをやってみたいと思ったんです。ソーシャルゲームは、ユーザーのリアクションがダイレクトに伝わってきてとても楽しかったんですが、人の生活の役に立つようなサービスに携わってみたく、SEOコンサルティングの会社に転職しました。そこでは新規事業を担当していて、金融系の比較サイトを立ち上げ、サイト構築のディレクションからマーケティング全般(SEO対策、リスティングなど)を担当していました。その後、携わっていたサービスの撤退が決まり、より大規模なサービスディレクションができる大手比較サイトに転職しました。
自分が好きな「食」の分野×DXの領域で勝負したい
ーエブリー入社のきっかけは何でしたか?
遠藤:自分の好きなジャンルで勝負したいと思ったのがきっかけです。どこの職場でも、得意分野や好きな方向が実務になっている人の企画は精度が高くて敵わないなと感じていました。30代で自分が勝負していくとなると、思い入れのあるジャンルでプロダクトを作っていきたいと思い、元々好きだった料理のジャンルに絞って転職活動をしました。
また、個人で運営していた料理アカウントが10ヶ月で1万フォロワーほどに伸びた事でSNSの運用コンサルや、インスタグラムの運用、ケータリングシェフなど副業のお話もいくつか頂けるようになりました。そのため、副業ができるということも軸の1つになっていたと思います。
ご夫婦で運営されているインスタグラムアカウント
▶︎matako_to_matao
ー料理を扱う会社は他にもたくさんあると思いますが、その中でエブリーを選んだ理由は?
遠藤:エブリーのリテールソリューションズ事業部(以下、RS)が流通・小売業界のDXを掲げている部署だったからです。ITやデジタル化がまだ整っていないオフラインの領域に、今まで自分が培ってきたことをサービスとして提供することで業界のDXを推進することができたらとても面白そうだと思いましたね。今後10〜15年とDXがますます加速していく中で、こういった事業に携わることは自分の経験としても貴重ですし、大好きな「食」の領域で社会貢献できるのはとても魅力的に感じ入社を決めました。
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ー現在の業務について教えてください。
遠藤:プロダクトマネージャー(以下、PdM)として、リテールソリューション領域のプロダクト全般のディレクションや運用を行なっています。常に3〜5つほど進行中のプロジェクトがあり、小売店に導入している店頭サイネージや、レシピカードの管理・運用、新規施策の企画などを行っています。加えて、Webチラシや特売情報など『DELISH KITCHEN』のアプリやウェブとも連動することがあり、業務は多岐にわたります。
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ーターゲットが違うサービス内で、施策を進めるのは大変そうですね。
遠藤:そうですね。『DELISH KITCHEN』では、提供するソリューションごとに小売、メーカー、ユーザーとターゲットが複数存在しています。RS事業部は小売に対しての価値提供をしていますが、ユーザーグロース部や、メーカー向けのマーケティングソリューションズ事業部はミッションが異なります。三者三様の意見があるなかで、バランスを取りながら事業推進につながる選択をし続ける必要があるという点は、PdMとして難易度が高いと思います。ただその分、それぞれの領域のアセットを生かしながら事業を成長させていけるので、非常に面白いです!
『DELISH KITCHEN』を武器に小売のDXでトップを目指す
ーエブリーのPdMだからこそのやりがいは、どういったところにありますか?
遠藤:大きく2つあります。1点は、RS事業という新規事業ではあるものの、『DELISH KITCHEN』という大きなアドバンテージがある状態で小売のDXという領域に挑めることです。私自身、新規サービスの立ち上げをしていた経験から、強みと言える武器が無いとゼロの状態から勝てるプロダクトを作るのは難しく、軌道に乗る前に力尽きてしまうことがあるなと感じていました。
現在『DELISH KITCHEN』は利用者数2,500万人(2020年10月現在)を超える大きなユーザー基盤と30,000件を超えるコンテンツを持ち合わせています。小売向けにも課題を解決できるプロダクトを作ることができれば、確実にRS事業も伸ばすことが出来ると思っています。小売のDXの領域でNo.1サービスを目指していけるこの環境が、大きなやりがいになっています。
2点目は、RS事業部にはDXを実現することで社会貢献をしたいという志の高いメンバーが多方面から集まっていて、CTOや事業部長、グローバル企業など経験値の高いメンバーが多く在籍しています。そのような視座の高い人と一緒に事業を作っていけるこの環境は、今までの職場にもあまり無く、本当に勉強になっていますね。
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ー全員同じ目線で一緒に事業づくりをしているので、現場で吸収できることが多そうですね。
遠藤:はい。事業を統括してきた人たちが現場レベルでどういう動きをするのかを知ることができる、こんなお得な状況は中々ないと思いますので、世の中のプロダクトマネージャーさんにぜひ来てもらいたいですね!(笑)まだまだ着手したいプロジェクトがたくさんありますし。
ーなるほど、しっかり採用の宣伝ありがとうございます(笑)では、どんな方にジョインしてもらいたいですか?
遠藤:『DELISH KITCHEN』の中にあっても、RS事業は小売からの意見やユーザーニーズを考えゼロからサービスを作っているところです。プロダクトのマネジメントができる方や新しく事業を作りたい人はぴったりだと思います。事業領域が違っても、自発的に考えて仮設を立てて周りの人を巻き込みながら進んでいける方なら、どんどんチャレンジできる環境です。前例が無いところで事業の成功を目指して一緒に頑張ってくれるメンバーが増えてくれたら、嬉しいですね。