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『KALOS』がはじめた専門家監修のメイク動画。ユーザーから信頼されるコンテンツづくりを目指して

※この記事は、株式会社エブリーのオウンドメディア「every.thing」にて2020年3月5日に更新されたものです。(https://everything.every.tv/20200305-2/

(写真左から)
藤沼 香菜子
ライフスタイルカンパニー KALOS事業部 コマース企画グループ リーダー

2016年、キングソフト株式会社に新卒入社。女性向け動画フィットネスアプリのマーケティングとサービス企画に従事。2018年にエブリーに入社。女性向けライフスタイルメディア『KALOS』のモデルやヘアメイクのキャスティングを担当。現在は『KALOS』の新規事業であるコマース企画チームのリーダーを務める。

久世 京佳
ライフスタイルカンパニー KALOS事業部 メディア企画グループ

2018年、エブリーに入社。入社後は一貫して『KALOS』のインスタグラムをはじめとするコンテンツの企画・撮影・編集のディレクションに従事。仮説・検証を行い、短尺の動画コンテンツの最適化を行う。

「何度だって、可愛いに出会える」をコンセプトとした女性に向けたライフスタイル動画メディア『KALOS』。動画内で紹介しているコスメやグッズを購入できる「KALOSショップ」も開始し、はたらく女性たちの「かわいい!」「あったらいいな!」に出会えるさまざまなサービスを展開しています。そんな『KALOS』が新たに取り組んでいるのが、専門家によるメイク動画コンテンツです。その理由を担当者に伺ってきました。

信頼されるコンテンツづくりと、『KALOS』を知ってもらうきっかけづくり

ー現在関わっている業務を教えてください!

藤沼:もともと通常コンテンツを制作するメディア企画チームにいて、専門家の監修シリーズの立ち上げや、キャスティングを担当していました。昨年10月からはコマース企画グループで、ECサイトのにコンテンツ企画に携わっています。サイトの分析などをメインに、購買促進できるようなイベントの企画などを行っています。

久世:私はメディア企画グループでディレクターの仕事をしています。キャスティングされたモデルさんに合わせて、どういった企画内容が『KALOS』の視聴者に響くのか考え、撮影や編集のディレクションまで行います。今後は、キャスティングも藤沼さんから引継ぎ、一貫してコンテンツ運営に携わります。


ー『KALOS』でも専門家監修によるコンテンツ制作がはじまっていますね。これはどういった目的ではじめられたんでしょうか?

藤沼:エブリーでは「動画を通じてもっと楽しく、もっと充実した毎日に」というミッション実現のために、「コンテンツ」「テクノロジー(AI)」「UX」という3つのコアコンピタンスを重要視しています。この「コンテンツ」の底上げを図るため、『KALOS』では、モデルなどのインフルエンサーや実際に撮影でメイクを担当するメンバーだけでなく、テレビや雑誌で活躍しているプロのメイクアップアーティストの方々の情報も発信していくことで、ユーザーから信頼されるコンテンツづくりを目指すようになりました。

久世:この企画がはじまったのは、昨年5月くらいだったと思います。専門家監修によるコンテンツ投稿によって、SNSのフォロワー数を獲得していきたいですし、既存ユーザーからの信頼感をアップさせたいという狙いがあります。ですが、有名なプロのメイクアップアーティストの方々が出演されることで新たに『KALOS』を知ってもらうきっかけにしたい、という点も目的の一つです。

「自分ごと化」できる切り口でユーザーに寄り添う

ー『KALOS』では、どのようにこの専門家コンテンツを制作しているんでしょうか?

藤沼:キャスティングは主に私が担当していたのですが、『KALOS』世代に人気のあるアーティストの方をピックアップし、ディレクターと一緒にどういった企画にするか話し合い、コンテンツの方針を決めています。その後、実際にオファーをするアーティストの方たちと話しながら、企画を詰めていきます。

久世:最初の企画は、幅広い年代の女性から人気の長井かおりさんにご出演いただきました。一回かぎりの企画でしたが想定よりエンゲージメントが高く、その後もご出演いただいています。また、この結果を受けてイガイシノブさんや河北裕介さんなど様々なヘア&メイクアップアーティストの方々にご出演いただいています。

例えば、イガリシノブさんにご出演いただいた際は、ご本人と企画を詰めていく中でお悩み解決がお得意ということで、事前にInstagramのストーリーズで『KALOS』ユーザーからメイクの悩みを集め、それにお答えいただくような内容で配信しました。『KALOS』が大切にしている「自分ごと化」というコンセプトともマッチし、多くのユーザーの方に視聴していただけたかなと思います。

久世:『KALOS』の動画は「自分ごと化」できるコンテンツ内容に加え、”見やすい”、”分かりやすい”ということも大切にしています。専門家コンテンツも今まで『KALOS』で築いてきたコンテンツのノウハウやユーザーからのニーズに答えられるようなコンテンツづくりをしています。ユーザーを起点とした「お悩み解決」やお呼ばれメイクなどの「シーン別」、教えることも上手な専門家ならではの「基本のき」などのコンテンツをよく制作しています。

ーユーザーに寄り添ったコンテンツづくりをされてるんですね。

藤沼:そうですね。監修コンテンツに関わらず、『KALOS』では常にユーザーの声に耳を傾けることは大切にしています。『KALOS』ではよくユーザーへ質問をしたり、お悩みを聞いたりするのですが、「こういう肌で、あんなことやこんなことも試したけどダメで・・・」といった感じで、長文で質問してくださいます。ちゃんと悩んでちゃんと答えてくれていることが伝わりますし、そういったお悩みを共有してくださる距離感の近さは編集部としてはとても嬉しいですね。

久世:メイクは結局自分でできるようになっていただくことがゴールだと思っているので、トレンドを追うだけの情報では意味がありません。『KALOS』として、流行のカラーメイクやテクニックの必要なメイクなども取り上げていきたいと考えていますが、自分でもできそう、チャレンジしようと思ってもらえるような伝え方、コンテンツづくりを心がけていますね。

藤沼:肌の悩みやメイク、ヘアアレンジも、雑誌やWebコンテンツでトレンドなどは知ってはいますが、意外と誰に相談していいかわからないんですよね。ヘアメイクそのものはちゃんと教えてもらうことではないので、自分にとって何が正しいのか分からない。だから、こうした専門家監修コンテンツで正しいメイク方法をお伝えしたり、多くのユーザーが抱えている悩みを解消できるコンテンツは発信する意味があるなと感じています。


働く女性のキレイを応援できるサービスへ

ーユーザーからの反応や、コンテンツの効果はいかがですか?

藤沼:多くの方に見ていただけているだけでなく、実際に自分のメイクに生かそうとエンゲージメントも非常に高くなっています。また、すでにフォローしてくれている既存ユーザーだけでなく、今まで『KALOS』を知らなかった方々にも拡散され、いいサイクルができていると感じています。やはり、専門家の方にご出演いただくことで一つ一つの動画に対する信頼が高まり、サービス全体の信頼感にもつながっているのかなと思います。

ーこれから、サービスをもっと成長させていくためにもどのようなことに取り組んでいきたいですか?

藤沼:この先も専門家コンテンツはメイクアップアーティストだけでなく、美容師さんなどの出演が決まっていますので、ECサイトとの連携を強化して、専門家とのコラボレーションはしていきたいと思っています。私自身もそうなのですが、動画を見ていてそこで使用されていたメイク道具は欲しくなってしまうんですよね。オンラインでの購入まで、KALOSの中で全て一貫してサービスとして提供できることを目指してECコンテンツの企画をしていきたいと思います。

久世:今後は、キャスティングから企画、ディレクションまで一貫して担当していくことになりますので、専門家の方々とも連携を取りながら、より良いコンテンツづくりをしていきたいと思います。

また、今までの専門家コンテンツはやはりどうしても内容が濃い分、長くなってしまっていました。やはり、忙しい働く女性たちにとって隙間時間で見られるということは重要なポイントです。最後までスマホで快適に見てもらえるよう、短くてもポイントはしっかり押さえられるようなコンテンツを目指して、検証を重ねていきたいと思います。『KALOS』の信頼感を向上させ、ブランドの浸透に貢献できるよう、専門家コンテンツをもっと盛り上げていきたいですね。

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