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Agile Tech EXPO 登壇レポート「子どもたちの可能性を広げるテクノロジー」

8/31(月)に開催されたオンラインイベント「Agile Tech EXPO mini#6」で、ユーフォリア代表の橋口寛、開発部の長田学と高橋良輔が登壇しました!

  • Agile Tech EXPOは、アジャイル開発に興味がある人が集まり、交流したり最新情報を共有する会。今回は「子どもたちの可能性を広げるテクノロジー」をテーマに、デロイト トーマツ グループの森正弥さんと若林理紗さんと共にユーフォリアのメンバーがお話しをさせていただきました。

80名近い参加者の方に「スポーツの力を活かし、スポーツを通じて未来をつくる」というユーフォリアのミッションや今後への思いを共有させていただき、改めて感謝します。ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました!


今回は、本イベントの一部をご紹介します。

Agile Tech EXPO mini#6 のアーカイブ動画はこちら>>

スポーツ×科学の力で、誰もが根拠ある適切な指導を受けられる

最初にLTを行ったのは、開発部マネージャー長田。ユーフォリアの事業概要や価値観を語りました。

長田「ラグビーW杯2015年で日本代表が南アフリカに勝つことができたのは、データを味方にできたからだとも言われます。その時に使用していただいたONE TAP SPORTSは、現在多くのトップアスリートが利用しています。

トップ層だけでなく一般の方もエビデンスにもとづいたスポーツ指導を受けてほしい。そんな思いで、『スポーツ×科学』の情報を、一般の部活動やジュニアスポーツの指導者の方々にお伝えするメディア『TORCH』を運営しています。」

コンセプトは、スポーツをする子ども向けの“電子母子手帳”

現在開発を進めている育成年代の成長支援プロダクトについて話したのは、開発部プロダクトマネージャーの高橋。身体が大きく成長する、小中学生向けのサービス開発にかける思いを語りました。

高橋「身体が大きく変化する育成年代(小中学生)は、子どもによって成長スピードに個人差があります。その子が現在、どのような成長フェーズにあるのかを可視化することで、その子の、その時期に応じた指導が確認できる。そのようなシステムをを保護者や指導者の方が活用できるようにしたいです。

コンセプトは『スポーツをする子ども向けの電子母子手帳(仮)』。子どもの状態が記録され、誰でも適切な対応ができるのが理想。そのため、私たちが価値を提供すべきユーザ―がどんな課題を抱えているのか、現場に出向きインタビューをしたり、開発メンバー同士でアイディエーションをしたりしています。

トップアスリートへの支援はもちろん、将来日本スポーツの基盤となる、子どもたちの可能性を生かす環境づくりは、私たちの使命のひとつです」

データドリブンで、子どもたちが個性に合わせた指導を受けられる環境をつくる

パネルディスカッションでは、デロイト トーマツ 合同会社の森正弥さんと、弊社代表の橋口が「子どもたちの可能性を広げるテクノロジーとアジャイル」について話しました。

橋口「私は小さい頃、周りより成長が早く、成長期に投げすぎたせいで肘が曲がったまま治らなくなってしまったという原体験があります。ONE TAP SPORTSのような仕組みを活用したり、適切な指導を受けることができれば、多くの子どもが救われるはずです。

ONE TAP SPORTSはラグビー日本代表からの依頼がきっかけで開発しました。このシステムは他の競技でも使えるはず、と導入を提案したことがあったのですが、ラグビーW杯2015以前はあまりよい感触は得られませんでした。ラグビーW杯2015で日本代表が優勝候補だった南アフリカに勝利したことで風向きが変わり、他の競技へも導入が進んだのです。

その頃から比べると、現在のスポーツ指導環境はずい分変わりました。けれど、依然として精神論、根性論を重視する傾向も根強く残っています。また、日本は海外と比べるとスポーツの産業規模が小さく、研究者や企業などがスポーツ産業と横断で連携しているケースが少ない。それらを変えたいですね。

スポーツにおいては、競技ごとに競技団体や組織があり、ピラミッド構造がクリアに存在しています。そのトッププレーヤーが使っているスポーツテックに興味を持って使ってみたいというプレーヤーは多いんです。そのため、シャワー効果が期待できると考えています。
一方、少年野球や少年サッカーといった「育成年代」となると、この構造が変わります。競技をする目的も大人とは変わってきますし、競技団体や組織といったピラミッド構造によるシャワー効果での浸透が難しい。そういった育成年代に対しても、きちんとしたプロダクトを届けていきたいと考え、開発を進めています。

子どもたちの世界はプロと違い、指導を担う専門家は少なく、経験がないパパコーチやママコーチが多い中、どう広めていくか試行錯誤の日々です。エンドユーザーに目線を合わせて、アジャイル的に開発していくしかありません。子どもたちが、個性に合わせた指導を受けられる。そんな環境を、まずはONE TAP SPORTSとTORCHで創っていきたいです。

データを次世代に生かすバーチャル研究所を設立

橋口「ONE TAP SPORTSには約7万人ものアスリートのデータが蓄積されています。日々のコンディションから練習の負荷、センシング技術で取得した情報や体組成データ、ケガや食事の記録など、幅広いデータがやりとりされています。この宝を世の中にきちんと還元していくことが我々の責務だと思っています。

そこでわたしたちは、スポーツにおけるさまざまなデータを分析・研究するユーフォリアスポーツ科学研究所をスタートすることにしました。スポーツ科学の研究者やリサーチャー、企業にも参加していただく予定です。スポーツを介して社会をより良くしていく。そのステップをどんどんつなげていきたいです」


Agile Tech EXPOの登壇レポートは以上です。改めて、ユーフォリアの思い描く世界をご紹介する場をいただき、どうもありがとうございました!

Agile Tech EXPO mini#6 のアーカイブ動画はこちら>>


株式会社ユーフォリアでは一緒に働く仲間を募集しています

これまで多くの方々に支えられ、挑戦を続けながら成長してきたユーフォリアですが、まだまだメンバーが足りません。今回ご紹介した「育成年代の成長支援プロダクト」の開発を進めているのはたったの3名!

スポーツ好きでなくても構いません。「なんか面白そうな会社だ」と思ったり、話のどこか一部にでも共感していただけたなら、ぜひカジュアルにお話ししませんか?

バックエンドエンジニア

Webエンジニア

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